- Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022642486
感想・レビュー・書評
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母のため、子のため、好きな人のため、友のため、患者のため、偶然居あわせた見ず知らずの人のため…
損得勘定抜きで誰かのことを思って動ける人がこの本の中にはたくさんいて心が温かくなった。
たしかに、お金で買える幸福はたくさんある。だけどお金で買えない幸せにしっかり気付ける人になりたいと思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
最近、損得しか考えてなかったな自分。
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心臓病の母を100マイル先の、心臓外科の名医のところまでライトバン兄弟中でいちばん出来損ないと思われている、
失業中の三男の安男、離婚もしている。彼が懸命に母を運んでいく。
主治医の誠意、野人のような天才担当医。
別かれた妻の優しさ。身勝手な兄弟たち、が母の病気をどんな風に見守っていったか。 心温まる物語。 -
似たりよったり
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2002.11.23 読みやすく見につまされる傑作
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中年と言われる年齢の人には響く内容。泣く。
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友達や家族との距離感が最近掴めなくなっていた自分がちょうど今読むべき本にあたった。解説にもあるよう内容はシンプルで「不況、倒産、自己破産、離婚、親の病気に介護といった現代社会の問題と家庭崩壊の病巣をじっと見つめる眼がある。そして底抜けの無償の愛情、友情、庶民たちの善意、医師の良心などに支えられながら、主人公は奇跡をみる」という話。浅田次郎の”泣かせよう”を自分は好まなかったのだけど、この作品は良かった。
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何度も涙ぐんで、口元を押さえた。
藤本先生、曽我先生、英子さん、マリ・・・
沢山の人に支えられて、お母さんを助けるんだけど、もうね、こんな涙腺弱かったかなと。
特にマリの存在といったら、もう。