蕪村春秋 (朝日文庫 た 16-6)

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  • 朝日新聞出版
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感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022642523

感想・レビュー・書評

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  • 蕪村が好きで、蕪村についての本は片っ端読んでいる。その中でも好きなのがこの本だ。
    高橋さん自身がいかに蕪村が好きかがよく判る。
    装丁もいい。こういう本は装丁がよくないといけない。際立った装丁ではないけれど、中身を知ってデザインされている。最近はそれすら危うい本が多いけれど、この装丁は中身にしっくり合っている。
    タイトルの示す通り、季節を追って蕪村の句を拾って行く。しかしその冒頭がいきなり「春風馬堤曲」だ。これはすごい。いきなり、見事に核心だ。
    そして、同じ詩で本が締めくくられる。見事だと心から思う。

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著者プロフィール

1929年千葉県生まれ。小説家・劇作家。1983年『釣師』で直木賞受賞。

「2016年 『松尾芭蕉 おくのほそ道/与謝蕪村/小林一茶/とくとく歌仙』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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