Q&Aこころの子育て―誕生から思春期までの48章 (朝日文庫)

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著者 : 河合隼雄
  • 朝日新聞社 (2001年9月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022642776

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Q&Aこころの子育て―誕生から思春期までの48章 (朝日文庫)の感想・レビュー・書評

  • 臨床心理士の方とお話していて、子育てについてわからない…と嘆く私に、読書が好きなら読んでみたら…と何気に薦められた。白か黒かで生きてきた
    私に、グレーを教えてくれた。

  • ・結婚相手として近い杭との間に網を張った人は楽だが、魚の収穫は少ない。遠い杭との間に網を張った人は、網を張るのには苦労するが、張ってしまえば魚の収穫は多い。似た者同士で近くの杭と網を張るか、違うところ、対立するところに魅力を感じて、遠い杭との間に網を張ろうとするかは、その人の運命としかいいようがない。

    ・親の経験には、絶対子どもよりも上のことがあるんです。子どもが「うん、なるほど」と納得する事があるはずです。絶対にあります。それを探さなければならない。それなのに、親はついついお金で換算したり、一般的評価に頼って物を言おうとするから、子どもはすごく腹が立つわけです。

  • 河合隼雄の生前には僕は彼の本をほとんど読んでいない。フロイト、ユングという心理学の大家の流れに違和感を感じていたというのが大きな理由だろう。死後、その語り口を見るにつけ、もったいないことをしたなあ、と反省する。

    河合隼雄のよさはその「語り口」にある。口調こそが大切なのである。ここでも、思春期までの子育てのアドバイスであるが、そこには「専門家の」偉そうな押し付けはない。いや、「ニセの専門家は、すぐえらそうに、あれをせよ、これをしなさいと言うからすぐにわかります」(175ページ)と一刀両断である。子育てや発達心理学のようなエビデンス希薄な領域において「断言」することがいかにプロフェッショナルな倫理や自分の専門領域のプライドからかけ離れていることなのか、心底理解されているのだと思う。

    ニセの専門家は本当に多い。彼らの語り口は常に断言口調である。これはよい、これはだめとさしたる根拠もなく断言する。そこからこぼれおちた人間には冷淡である。本当の専門家はアノマリーも許容できるものなのに(ある程度は)。「ほんとうの専門家なら「心配しないように」と言ってくれると思います。ニセの専門家というか、「平均と違うからあなたのところは問題だ」と言う人もいるので困るんですが。ちゃんとした人なら、「これぐらいのズレは大丈夫です」と言ってくれると思います」(97ページ)。

    このくらいのズレなら大丈夫、と毅然といえるのが本物の専門家なのだと僕も思う。ズレを一切許容しないのは、知識の深みが足りず、カテゴリーで善悪を断罪するしかできない「ニセもの」なのである。

  • 「子育て」に関しての視野が広がります。

    表層的なスローガンではなく、"実践”する上で何が大切なのか。
    凝り固まりがちな大人の頭に、気づきと反省と知恵を与えてくれます。

  • 河合隼雄さんの知ったきっかけになった本。最初の問答から体に激震が走った。それは、

    「豊かな時代なのに、なぜいろいろ問題が起きるのですか。」と言う問いに、
    「みんながこころを使うことを忘れているからです。」というこたえ。

    改めてこころの在り方を自問自答させてくれたきっかけになりました。

  • 優しく温かく厳しく心に響く。
    この方の言うことは信じられる。
    迷うたびに読み返して自分の心に入れたい。

  • 心に響く言葉の数々。
    日々、育児追われ大切な核はちゃんとブレない様に忘れない様に手帳に記していつでも見返せる様にしている位、出会えて良かった本当です。

  • ブクログでとても評価が高かった本。著者の河合隼雄氏は京大卒の心理学者。何か名前聞いたことある。

    感想。ちょっと求めていた本と違う。人生相談、お悩み相談的な語り口調で進んでいくのはまあ良しとして、内容も悩みすぎてもしょうがないよと言わんばかりの人生相談チックなもの。事実、悩みすぎてもしょうがないのだろう。でもそれがわかった上で何かヒントを求めていたので、外れた感がある。背表紙に「もう細かいところで悩まなくてもいいと、こころがほっと楽になる一冊」と記載のある通りの内容。

    備忘録。
    ・子育てに正しい答えなどない。最近は機械的に考えすぎ。
    ・原因探しが好きで、うまくいかない原因が分かればすべて解決した気になる人が多いが、そこからどうするか、を考えなければなにも変わらない。
    ・父親が怒らないから母親が怒る、母親が怒るから父親が母性を発揮する。母親が口うるさくなるのは父親がサボっている証拠。
    ・でも、父親がバシッというのは大変。仕事ではバシッと言えない事ばかり。仕事で堪えて、家でバシッというのは難しい。
    ・子供に手だし口出しする前に、5秒だけ待ってみよう。いろんな発見がある。

  • 『こころの処方箋』の子育て版、のようなもの。

  • 再読。何度読んでもはっとさせられる。
    とにかく最低でも毎年一度は読んで自分の子育てを省みたいし、誰彼なく奨めて、共有したいと改めて思った。

    「思い通りにならないのは私の育て方が悪いからですか」という質問には「生きているんだから思い通りになるはずがないです」と答える。
    今はなんでも機械がやってくれて、機械は上手に操作すれば、思い通りにできるけれども、相手が生きた人間だったら、思い通りに行くはずがない、と河合先生は言う。こういうことをちょっと心に留めておくだけで、子育ては随分変わってくると思う。

  • きっちりせんでもええけど、しっかりせえ、という印象。

  • 同意できない部分がないわけではないが,すんなり頭に入ってくるのは,著者の人格になせる業か,学問的な水準の高さによるものなのか,単純に人生の先輩だからか?子育てを肩ひじ張らずにするように導いてくれる良本.

  • 今夏は河合先生の本をよく読んだ。
    やさしい語り口だし、気楽に読むことができた。
    子育てに関係なく、何度も読みたいなと。
    「生きているんだから思い通りになるはずがない」
    ということはなるほど人生観そのものだと思いました。

  • H13.9.30の日付つき。子育てについて教えなきゃいけない…って本を読みあさった一冊。

  • はじめての子育てでいっぱいいっぱいだった時に、救っていただきました。時々読みたくなる本です。

  • 河合隼雄は読みやすい。
    2008

  • 子育てする時にまた読みたい本

  • 子育てを不安に感じているお母さん・お父さんに是非読んで欲しい。ハウツー物ではありませんが、いーっぱいのヒントが有ります。優しい眼差しと、其れゆえの厳しさを教えてくれます。

  • この人の本はやさしい。

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