ブクログでとても評価が高かった本。著者の河合隼雄氏は京大卒の心理学者。何か名前聞いたことある。
感想。ちょっと求めていた本と違う。人生相談、お悩み相談的な語り口調で進んでいくのはまあ良しとして、内容も悩みすぎてもしょうがないよと言わんばかりの人生相談チックなもの。事実、悩みすぎてもしょうがないのだろう。でもそれがわかった上で何かヒントを求めていたので、外れた感がある。背表紙に「もう細かいところで悩まなくてもいいと、こころがほっと楽になる一冊」と記載のある通りの内容。
備忘録。
・子育てに正しい答えなどない。最近は機械的に考えすぎ。
・原因探しが好きで、うまくいかない原因が分かればすべて解決した気になる人が多いが、そこからどうするか、を考えなければなにも変わらない。
・父親が怒らないから母親が怒る、母親が怒るから父親が母性を発揮する。母親が口うるさくなるのは父親がサボっている証拠。
・でも、父親がバシッというのは大変。仕事ではバシッと言えない事ばかり。仕事で堪えて、家でバシッというのは難しい。
・子供に手だし口出しする前に、5秒だけ待ってみよう。いろんな発見がある。