遁(に)げろ家康 (上) (朝日文庫)

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著者 : 池宮彰一郎
  • 朝日新聞社 (2002年1月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022642844

遁(に)げろ家康 (上) (朝日文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 池宮作品は好きだが、それほど新しい描き方とは感じなかった。下巻に期待。

  • 辛抱強く用心深い、律儀な信長の同盟者。これが従来の家康の前半生のイメージ。それを覆し、この本では本来の臆病な小心さを家臣に見透かされ、家臣の欲に振り回される凡庸な大名として新しい家康像を描いてます。

  • 小心者でも天下人になれる。不可思議な、家康という
    人間の一生。(2002年の刊、単行本は1999年)
    上巻は桶狭間から本能寺まで。

    盗作疑惑により絶版自主回収となったいわくつきの作品。
    内容は古い。十年以上前の通説はこうだったのかと、読ん
    でいて昔を懐かしく思いだした。
    初見の時に、どこかで読んだ感じだなあと違和感を感じた
    ものの「同じ史料や軍記などを参考に事件を描けば、似た
    描写や表現になることはある」と思った。
    その年の暮に盗作騒動が持ち上がってなるほどと思った。
    新聞に「創作メモを作る段階で、参考文献からの引用が
    混入してしまった」という趣旨のコメントが載ったが、
    ひどくガッカリしたのを覚えている。
    (その後、ネットで長男で作家の池上司が父親のの異常な
    記憶力について触れていたのを読み思い直したが。他にも
    酒席で人の脚本をそらんじたことがあり、後でその映画を
    見て一字一句一致しているのに驚いたというエピソードも
    あったようなのだ)

    とはいうものの、この小説、私は好きです。司馬作品をど
    うやって超えようかという葛藤があふれており、ある程度
    成功していたと思うのだ。(現代ならば新しい研究の成果
    に基づく家康像が描けると思うが、当時は閉塞感があった
    気がする)それゆえに絶版は残念である。

  • ふらりと寄った古本屋で発見、同じ著者の「本能寺」も「島津奔る」も面白かったのですぐさま購入。
    天下人徳川家康を、臆病、小心という見地から書いた小説。
    家康というと努力の人とか、あと本によっては腹黒い野心家とかそういうイメージもあると思うのですが、臆病すぎて全ての行動が保身のため、と言う書き方は自分にとって斬新でした。だって狸親父とか言うとふてぶてしそうだし。
    そしてそんな家康と、彼を愛する欲の皮の突っ張った家臣団との距離感も絶妙です。素敵。

  • 面白い。池宮彰一郎ってこんなに面白かったんだ。テンポがいいし。
    家臣がもっと強欲な方が面白くて、もうちょっとえぐく書いたほうがいいと思うけど、逃げまくる家康っていいな。
    山岡荘八とか隆慶一郎とかかなり意識しているというかちょっとパロディっぽくなっていて、そこが家康ファンにはうれしい。

  • 上下巻

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