平成三十年 (上) (朝日文庫)

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著者 : 堺屋太一
  • 朝日新聞社 (2004年1月30日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (458ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022643247

平成三十年 (上) (朝日文庫)の感想・レビュー・書評

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  • レビューは下巻に。

  • 仕事で平成30年を想定しなければならないことがあり、その関連でこの小説を思い出した。初版は平成16年で、そんなに昔ではないが、未来予想としてはだいぶずれている気がする。筆者お気に入りの「パーソナル・エンターテイメント」(パソエン)なんて、恥ずかしすぎる設定で読んでて困った。文学性はゼロ。近未来について、居酒屋でしゃべってることの延長という程度。退屈。

  • 未来予測本。
    登場人物が戦国時代風の装いなのが笑える。

  •  1ドル150円は分からないが介護保険自己負担25%は大いにあるね

  • 【MM083 mylibrary 2005/06/23】


    前回の「マイライブラリ」で紹介したのは、いわゆる「お役所仕事」とはどんなものかを確認してみました。
    今回は、その続編というような流れで、今後の日本の将来像を考えてみようと思い、この本の選択してみました。本日ご紹介するのは
    こちらです。


           堺屋太一著「平成三十年 (上)何もしなかった日本」(朝日文庫、2004年)


    著者の堺屋太一氏は言わずと知れた人物。
    通産省時代、大阪万博を手がけ大成功したのは有名な話で、退官後は歴史小説などを執筆、1998年経済企画庁長官。多数の著書を
    発表しています。

    ちなみに、私がここ数年で読んだ著者の本は、こんなものです。

    参考:『歴史の使い方』
    http://tinyurl.com/8g9f4
    参考:『日本の盛衰』
    http://tinyurl.com/c89nx


    この本は小説の形式で、日本の将来の姿、平成30年をとらえています。もともと歴史小説が得意な著者であることから、歴史をキー
    とした未来予測は、出版当時かなり話題になりました。ハードカバーで出版されたものを文庫版で新たに出版されています。
    さて、ここで描かれる将来像はあながち無茶なものではありませんが、これが当たるかどうかは別にして、こういった将来予測がある
    ことを認識し、今後私たちの仕事を進めていきたいと思っています。

    「歴史は繰り返す」と言いますが、悪い歴史の繰り返しを回避することも、歴史を学ぶことで得られる効果だと考えています。
    学校教育で暗記中心の歴史が嫌いになったかたは、一度歴史を振り返ってみるのもいいかもしれませんね。

    ここでは、この小説で描かれた平成29年の状況をピックアップしてみました。


    平成29年の状況
    ・消費税12%、来年にも20%?
    ・円安の進行 1ドル=230円台
    ・第2次行政改革で、総務省の情報通信部局が経済産業省と合併し、産業情報省
    ・年収のうち4割が税金と社会保険に天引き、少子高齢化で社会保険は給与の28%、労使折半でも14%
    ・ブティックと美容院が並んでいた青山通りも、パチンコ屋とネット・コンビニが目立つ
    ・ガソリンがリッター1,000円。道を走る車が減り、形が変わった。ハイブリット・カー、燃料電池車、電動自動車が目立つ。
    ・フレックス・タイムやSOHOの増加でラッシュアワーが延びた。地下鉄の初乗りは500円。車と比較して割安のため混雑の状況は
    変わらない。
    ・東京一極集中の進行。アジア諸国からの勤労者の移入が多い。
    ・失業率は6.7%
    ・予算総額は307兆。財政赤字が77兆、全収入の25%が国債発行による借金。
    ・消費者物価上昇率6%
    ・国際収支が500億ドルの赤字
    ・40代の独身男性225万人。同年齢の独身女性よりも41万人多い。
    ・出生数は100万人を割る。「団塊の世代」が250万人。「団塊ジュニア」は200万人。
    ・東京郊外30キロ圏内「高齢化の輪」ニュータウンの高齢化。小中学校の廃校、産婦人科や小児科が成人病関係に、スポーツ用品
    売り場が、健康器具売り場に。
    ・年金支給時期は67歳。支給額は実態物価スライドになり、消費者物価より2割減
    ・企業の整理がされ、日本資本の会社として残ったのは、各業界二社の「一業二社体制」
    ・少子化で過疎の進む農山村は、需要が乏しい分、届く商品の種類が少ない。全国ブランドのインスタントラーメンやスナック菓子の
    1人当たり消費量は、過疎地帯ほど多い。
    ・公共事業の減少で、21世紀初めに日本全体で62万社あった建設業者が、3分の1に。
    ・社会資本の維持管理の問題が噴出。公共事業費の約9割が、20世紀に造った道路や建物の維持管理費。
    ・介護保険制度が発足したときと比べ、20年経過し、保険料は要介護者の増加で2倍、消費者物価の上昇で3倍、計6倍。


    歴史小説が多い著者なだけに、登場人物は戦国時代を思わせる人が多いです。私を含めて歴史好きにとっては見覚えのある名前ばかり
    でしょう。

    登場人物
    木下、織田、柴田、前田、明智、加藤、福島、森、小西、山内、千野、丹羽、松平、浅井、朝倉などなど





    1ドル=300円、ガソリン代1リットル1000円、消費税は20%へ。
    平成30年(2018)の日本はまだ何も“改革”できないでいた!インフレと不況、少子高齢化と高失業、国際収支の大幅赤字が
    加速する日本の窮状を救う道はあるのか?“警告と提言”の大ベストセラー、緊急文庫化!

    何もしなかった日本
    織田大臣
    団塊の故郷
    夢現の狭間
    ネットワーク・ソサエティー
    秋-燃える

  • この本は、「近未来経済小説」という分類になるのでしょうか。
    ぼくが「実経済」いや、

    「日本という国」

    にある意味目覚めさせられた一冊。

    舞台は題名の通り平成三十年=2018年、つまり今からだと
    「10年後」の、経済企画庁職員が主人公のお話。
    この人の目線を中心に、色々な人が絡んで、
    日本という国が平成三十年に揺れ動く様を、ある意味、
    「ベタに」書かれている本です。
    これが実に今のところ(2007年現在)当たっていて、
    少し怖いくらいです。

    最初に読んだあと、

    「日本円での貯金の固執」

    を止め、

    「老後を海外で生活するシュミレーション」

    をなんとなく考えました。と、同時に、

    「日本ってどうなの/どうなるの?」

    という目を持って、自分の祖国を
    客観的にみるようになりました。

    勉強というものは、学生時代にやるべきことなんでしょうが、
    社会人になってからは、興味が有ることの勉強しか
    しなくなります。だからこそ、意味が無いと思われる
    「学校の勉強」は非常に重要なんだなぁ、と、
    この歳になってようやく解りました。

    今乗っている「日本丸」は本当に正しく進んでいるのか?
    声が届く、届かないは別として、個人としてどうなのか?
    と考えるきっかけにはもってこいの一冊だと思います。
    お勧め。

    http://uchidashin1.blog117.fc2.com/blog-entry-1.html

  • 平成30年、2018年を描いた小説。

    政治の停滞により、円安、インフレの続く日本。

    その中で改革に燃える政治家とそれに巻き込まれていく官僚の話。


    やっぱこうなるよね。

    って言うのが素直な感想です。

    国債額は積み上がり、金利は上昇、円安によって物価は上昇し、格差は拡大。

    こんな日本にしたくない。

    危機感を再燃させてくれた1冊でした。

  • 本当にこうなるのだろうか??

  • 登場人物が戦国武将になぞられているので、読みやすいです(展開は敢えて推測しせず)。
    あくまでも小説として読むと面白いです。

  • 全てが納得とはいかないまでも、大変勉強になりました。

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