青空の方法 (朝日文庫 み 22-1)

著者 : 宮沢章夫

• 朝日新聞出版 (2004年4月1日発売)

感想・レビュー・書評

[枝乃さんの感想 · 2020年9月18日]

2004年刊行のニンマリ笑えるつぶやき系エッセイ。一つ一つの話は２頁強と短いので、スキマ時間に読みやすい本です。そんなことまで気にするなよ……と言いたくなるほど、些細な疑問を膨らませて独り言が展開しています。当時の時事ネタ等も扱われており、古い新聞の四コマ漫画を見ているような気持ちになりました。

[halさんの感想 · 2017年6月24日]

面白い、気がしているのに、読んでいるとなんだか食い違ってくる感覚。
なんなんだろ。

[coucou529さんの感想 · 2017年2月1日]

「アルバイト」は思わず笑ってしまった。

[yasuhit33さんの感想 · 2016年10月29日]

巻末の解説の通り、書かれていることに全編意味がなく、でもそれが素晴らしくオモシロイ。日常の些末なことを永遠ほじくりこねくり、落ちとは言えない落ちのようなところに落としていく。意味のないところが読んでいて素晴らしい。意味を求めすぎている今の世の中で一服出来る読書になる。

[810mugichaさんの感想 · 2014年2月11日]

一言で言えば、面白い。
日常の何気なく通りすぎてしまうことを考えてる感じが好き。

[tikuoさんの感想 · 2012年2月8日]

ライトエッセイの割と最近の作。相変わらずとっかかりの話が二転三転してしまって、結論はよくわからなく落ちるのが面白い。面白いけど、集めてみると、途中で何でもかんでも腹を立ててみるというネタ切れ感が見えてしまう。といいつつ、また買うんだろうな。

[pokkiさんの感想 · 2009年10月29日]

お風呂で、電車で、旅先で、
日本語が恋しいとき読みたくなる。
「ニーザー」の一遍が好き。

[fooyさんの感想 · 2009年2月18日]

おもしろいー！好きー！宮沢章夫ー！
病院の待合室で読んでいたら、思わず吹き出しそうになり必死でこらえた・・・
ものすごくツボ。
「ぶほっ」となる勢いなので、家で読むのが賢明。

[雨兎さんの感想 · 2008年6月19日]

極短エッセイ（コラム？）。
中身もないし、当たり障りもないし、笑いもないし、教訓もない。
期待はずれ。うーん眠かったからかなぁ。法律の教科書？は読んでみたい。
クラフトエヴィング商会の表紙が素敵。

[yatoriさんの感想 · 2007年11月6日]

何気なく読んだのですが当たりでした。著者のどこかとぼけたユーモアのセンスが良いです。思わず吹いた。装丁がクラフト・エヴィングなのもポイント高し。

著者プロフィール

1956年静岡県生まれ。劇作家・演出家・作家・早稲田大学文学学術院教授。90年、演劇ユニット「遊園地再生事業団」を結成し、1993年戯曲『ヒネミ』（白水社）で岸田國士戯曲賞を受賞、2010年『時間のかかる読書』（河出文庫）で伊藤整文学賞（評論部門）を受賞。著書に『牛への道』『わからなくなってきました』（新潮文庫）、『ボブ・ディラン・グレーテスト・ヒット第三集』（新潮社）、『長くなるのでまたにする。 』（幻冬舎）、『東京大学「80年代地下文化論」講義　決定版』（河出書房新社）など多数。

「2017年 『笛を吹く人がいる 素晴らしきテクの世界』 で使われていた紹介文から引用しています。」