TOKAGE 特殊遊撃捜査隊 (朝日文庫 こ 25-2)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022645296

感想・レビュー・書評

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  • 警視庁特殊犯捜査係、バイク部隊の活躍の物語です。

    誘拐、立てこもり、テロなどを担当する警視庁刑事部捜査第一課、特殊犯捜査第一係に所属する大排気量の大型バイクを乗り回し捜査を行う男女6人の警察官をTOKAGE(トカゲ)という。責任者は、高部一徳第一係長。隊長は、振り返ってしまうほど美しく、度胸がいい白石涼子30才である。

    トカゲに出動指示が入った「ひので銀行」で行員3人が誘拐されて10億円(100㎏)の身代金が要求された。指揮本部を丸の内署、前線本部はひので銀行の役員会議室に置いた。トカゲは、直ちにひので銀行本店周辺に不審な人物がいないかバイクで哨戒任務に就く。

    指揮本部にいる管理官(警視)たちとインターネットを駆使した頭のいい犯人との息詰る駆け引きが始まります。事件は、バブル崩壊後に起こった銀行による貸し渋りにより倒産したスーパーウスダの一家の恨みによる犯行と思われたが……。意外な展開が待っていました。

    【読後】
    字が小さくて読むのに苦労しました。どうしてもブックオフWebで発注すると字の大きさが分からず、受け取ってからビックリします。今野敏さんの本なので、評価は、最初は☆5から始まりましたが、しばらくして☆4になり……。361頁のほとんどが、犯人と警察の駆け引きで終わっています。トカゲの活躍がほとんどないにひとしいです。それで最後は☆3に落ちました。バイク部隊の活躍を期待してTOKAGEを3冊買ったのですが。

    「購入」
    TOKAGE 特殊遊撃捜査隊シリーズ1作目《文庫本》
    2009.12発行。字の大きさは…字が小さくて読めない大きさ。
    2023.09.21~22読了。★★★☆☆
    ブックオフWebで発注、110円で購入2023.09.16
    ~~~~~~~~~~~~~~~~
    TOKAGE 特殊遊撃捜査隊一覧
    03.連写
    02.天網
    01.TOKAGE 特殊遊撃捜査隊 2023.09.22読了
    ~~~~~~~~~~~~~~~~

  • 今野敏氏の警察小説。覆面捜査専門のバイク部隊『トカゲ』が主役。何とこの『トカゲ』は実在しているそうだ。命名の理由が、エリマキトカゲのように愛され、機動的に動き回ってほしいから、と言うのには笑ってしまった。人質誘拐事件を、解決しようとする悪役的な警察幹部と優秀な現場スタッフ、今野氏らしい展開だった。

  • 大手都市銀行の行員が誘拐され、10億円の身代金が要求された。警視庁捜査一課特殊犯係に所属する上野数馬は、バイク部隊「トカゲ」のメンバーとして初の誘拐事件任務に就くが……。

  • 狂言誘拐というオチはちょっと拍子抜けかも。TOKAGEのバイクによる追跡シーンも控えめで、どちらかというと高部係長や新聞記者の湯浅のほうが際立つ印象。

    とはいえ、犯人と銀行・警察の一進一退の交渉、舞台を大阪に移した捜査、湯浅の取材は読みごたえはあったかなと思います。終盤にかけ、事件のカラクリがわかりはじめ、指揮本部内の対立、前線本部における情報の非対称性とその臨場感は今野作品の真骨頂といったところでしょうか。

    ところでこのシリーズ、主人公は誰なんですかね? 上野にしてはちょっと存在感が薄い気がします。次作に期待。

  • 涼子さん良いですねぇ。上野君をビシバシ鍛えて一人前にしてくださいね。今後の成長に期待します。銀行に対する考え方が、なんか変わりました。

  • 銀行員が3人、誘拐される話。ミステリーではない。トカゲ部隊はあまり活躍していない。主人公はいない気がする。だが、ストーリーの作りは面白いので最後まで読んだ。

  • 悪くはないが現実感のない文章だと思う。

  • 既読本。記録のため登録

  • 特殊犯捜査のバイク部隊トカゲ若手上野数馬。32歳。このベテランとエキスパートが顔を揃えているので充分若手の彼の成長を見守りたい。今回、大手銀行員3人が誘拐された。身代金10億円。係長の高部和徳、ベテラン捜査員東海林孝、トカゲの白石涼子、捜査員麻田和美、交渉の専門家加賀美陽一。交渉が多くて、少しおかしいと思っていたらやはり、狂言だった。理由も情けない理由だし。本当の悪、飛島をどうにか湯浅記者に天罰を下して欲しい。
    ※トカゲは、実在していてエリマキトカゲを見て国民に愛され、機動的に動いてほしいそんな思いを込めて当時特殊班担当管理だった杢尾堯が名付けたそうだが、実在するとはびっくりです。

  • どう見てもTV向けで面白くない

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著者プロフィール

1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年に『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。2006年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞を、08年『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を受賞。

「2023年 『脈動』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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