相棒 season5 下 (朝日文庫 い 68-10)

  • 朝日新聞出版
3.90
  • (15)
  • (26)
  • (19)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 333
感想 : 12
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (488ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022645302

作品紹介・あらすじ

全国の相棒ファンをうならせ、日本民間放送連盟賞ドラマ優秀賞を受賞した「バベルの塔」をはじめ、滑稽ながら深刻な夫婦愛を描く「Wの悲喜劇」、薫の男の涙が読者の涙腺を刺激する「裏切者」、日本版CIA設立という壮大な舞台を背景とした「サザンカの咲く頃」など、名作中の名作10篇。連続ドラマ第5シーズンの第11話〜第20話を収録。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 『バベルの塔』
    最後の旦那さんの訂正発言が好きだ。
    『狼の行方』
    サボり発覚を逃れるための嘘って、子供の追い詰められた嘘ランキング上位なんだな。
    『Wの悲喜劇』
    トイレにはまったことが凄すぎて細かいところが消し飛ぶな
    『貢ぐ女』
    キャリアの方がおかしな男に入れ込むって母性本能なのかね…
    『裏切者』
    2人のどっちかを襲う時に明らかに肉体派の亀山を襲うのなんでなん?
    『イエスタデイ』
    相棒お得意の自分が殺しました系。
    『女王の宮殿』
    右京さんがモテる設定だけは受け付けない
    『殺人の資格』
    完全に誤報だったとき、現状回復できないのは問題。
    『殺人シネマ』
    人から見れば辛い状況でも、望んだ本物なら当人にとっては宝物。
    『サザンカの咲く頃』
    最終回スペシャルらしい政治ネタ。官房長の理想って公共の利益に叶うけど、あの人がいるからなぁ…

  • 【あらすじ】
    「シーズン8」も大好評の「相棒」ノベライズシリーズ第10弾! 全国の相棒ファンをテレビの前にクギ付けにした07年の新春スペシャル「バベルの塔」をはじめとして、滑稽ながら深刻な夫婦愛を描く「Wの悲喜劇」、薫の男の涙が思わず読者の涙腺を刺激する「裏切者」、ファッション界で成功した大富豪の女性の悲しいまでの実像に迫る「女王の宮殿」など、名作中の名作が居並ぶエンターテインメントの王道!

    【感想】

  • こんなに続きが気になってどんどん読み進めたのは久しぶり。
    眠いのに無理やり読んで、逆に進まないくらい…(笑)

    「バベルの塔」
    さすがお正月スペシャルでやっただけある!
    囮があって翻弄される場面もあり、最終的には解決するだろうと思いつつも、ハラハラした。

    「イエスタデイ」
    誠実な青年が好きな女性が殺人を犯してしまったところを見てしまい、昨日の記憶を失ってしまう。
    結果的にその女性は殺人を犯していないんだけど。
    昨日の記憶の欠片を一つずつ拾い集めていくような少し不思議な感覚。

    「女王の宮殿」
    アルジャーノン探しをしながら、招待客をじっくり観察していく右京さんがすごい!
    右京さんを男性として見る女主人の気持ちがわかるわぁ。

    「殺人シネマ」
    これも印象的な作品。
    アナグラム、音をローマ字にして並び替える一種の言葉遊びから芸名をつけることから、真犯人を推理。

    「サザンカの咲く頃」
    軍事衛星プログラムを巡る殺人事件。
    難しい話だったが、その分読み応えがある。
    面白い!

  • 相棒の面白さは、杉山右京の推理力とさることながら、本当に現実に起きていそうな事件ばかり。だから引き込まれる!
    13/03/24-31

  • season5も後半になると、だいぶ壮大なスケールの話が増えてくる。
    『バベルの塔』と『サザンカの咲く頃』という大作が2編も収められていて
    ある意味お得な1冊と言えるかも。

    この中では小品と言える(かもしれない)『狼の行方』の最後の5行は戦慄した。
    あの子たちは一生嘘の重みを背負って生きていかなきゃいけないんだな。
    そして『裏切り者』での薫ちゃんと美和子さんの遣り取りがじんわり浸みた。
    あの回の薫ちゃんはファンにはたまらないかっこよさが出ていたと思う。

    毎回巻末に初回放送時のデータやキャストなどが書かれてるんだけど
    『サザンカの咲く頃』で瀬沼兄弟を演じた方の名前がないのが不思議だった。
    けっこう重要な役どころだったと思うんだけど。

  • 賞をいただいた元旦スペシャル「バベルの塔」が収録されています。
    他に好きな話は「貢ぐ女」「狼の行方」。

  • 最後の話が特に面白いです。

  • 2007/1/1~2007/3/14で放映された作品のノベライズ版。

    最初の収録品「バベルの塔」と、最後の「サザンカの咲く頃」は、いわば内部告発的なお話で、毎度の小野田官房長との出来レース的な展開だが、やはりこういうのが面白い。


    (2010/4/20)

  • やはりお気に入りは「バベルの塔」。だけどこれは、ドラマで見たほうがいいよね。いや、むしろ長編小説でもいいくらいです。短編には、ちょっともったいない。

  • 先日、「バベルの塔」をBS放送で初めて観ました。ノベライズだと、かちっとまとまっていましたが、ドラマのほうはかなり大がかりな作品でした。

全12件中 1 - 10件を表示

輿水泰弘ほかの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×