愛しの座敷わらし 上 (朝日文庫)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022646071

感想・レビュー・書評

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  • 都市から田舎へ引っ越してきた家族。
    しかしその家には既に住人がいた…?

    「押入れのちよ」で可愛いちびっこ妖怪を描いた荻原さんの作品なので、全然怖くはないものの、いきなり出くわしたらびっくりするだろうなぁ…

  • 下巻まで読んでの感想。座敷わらしカワイイ。以前『噂』を読んだ事があるのですが、同一人物が書いたとは思えない位、こちらはやさしくて癒されるお話でした。実家が岩手なので小さい頃から、座敷わらし伝説はよく耳にしていました。それでも間引きの話は知らずにショックを受けました。あと米子さんの訛りは祖母と同じで懐かしく嬉しい気持ちになりました。梓美のお別れシーンも良かったです。ベタだなぁ…と思いながら泣いてしまいました(笑)ラスト1行も、その先の楽しい事が色々想像できて好きです。

  •  上下2巻の長編。映画化と同時に読みました。水谷豊の演じるお父さん、安田成美、橋本愛のイメージが浮かんだまま読んでいましたので、受け取り方が偏っているかも。
     荻原浩の作品は「千年樹」も読みましたが、本書はハートウォーミングなお話し。東北の田舎に出向?で引っ越してきた家族。初めは何でこんな田舎に!って感じでしたが古い家に住みついた座敷童の影響もあってか、徐々にギクシャクしていた家族も繋がっていきます。
     DVD借りて映画ももう一度見てみたい。ずっと広がる緑の田んぼのに囲まれた皆に「ふぅあぁぁぁ----」と座敷わらしの声が聞こえてきそうです。

  • 短編集「押入れのちよ」の可愛いお化けと「ビューティフルライフ(短編集『さよなら、そしてこんにちは』に収録)」の家族譚を合わせて再構築したかのような話。とはいえ両方とても好きな話だったので、ガッツリ心を鷲掴み。ダメダメなお父さんと空中分解寸前の家族が現実から逃げるように引っ越した先の家に住み着いている座敷わらしとの触れ合いのなかで素敵に変わってゆくというメルヒェン&ファンタジー。上巻は登場人物紹介とその世界観の紹介で展開される。さぁ、これからどうなる?萩原のこういう物語やテンポの良い軽口語りは大好きだな。

  • 押し入れのちよのような物語を想像していたが、少し違った。あまり動きの無いまま終わってしまった。下巻に期待。

  • 感想は下巻にて!

  • 父親の頼りなさと考えの浅さが非常に気になるけど 笑、色々な煩わしさもはらみつつ、家族の問題が最終的には少しずつ解決していくんではないだろうかと思わせる雰囲気。
    続きが楽しみ

  • 親の転勤に伴って、田舎の旧家に移り住んだ一家。その旧家には座敷わらしが棲みついていて…。ほのぼのとした雰囲気のファミリードラマ。

  • 登録500冊目。

    久しぶりの荻原作品です。
    田舎暮らし。
    庭にネギやらっきょうを植える生活。
    羨ましいー。憧れます。

    私の家のクローゼットにも座敷童いないかしら!

    『一メートル先にいる家族のことすらわかってやしない』オヤジ。
    家族って時に他人の様に遠くなる事もあるけど、やはりそれでも愛おしい。

  • 映画「HOME 愛しの座敷わらし」の原作です。
    ほのぼのとする一冊です。(横山)

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著者プロフィール

1956年、埼玉県生まれ。成城大学経済学部卒業後、広告制作会社勤務を経て、フリーのコピーライターに。97年『オロロ畑でつかまえて』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2005年『明日の記憶』で山本周五郎賞。14年『二千七百の夏と冬』で山田風太郎賞。16年『海の見える理髪店』で直木賞。著作は多数。近著に『楽園の真下』『それでも空は青い』『海馬の尻尾』『ストロベリーライフ』『ギブ・ミー・ア・チャンス』『金魚姫』など。18年『人生がそんなにも美しいのなら』で漫画家デビュー。

「2022年 『ワンダーランド急行』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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