- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022646507
作品紹介・あらすじ
日常生活で投げかけられる、思わずムッとする言葉に即座に切り返す方法を、吉本興業の元剛腕女性マネージャーが伝授!例えば、「早く結婚しなさい」と言われたら、余計なお世話だと怒る前に「私、同性が好きなんです」と切り返す。これで日々楽しく明るく過ごせるかも。
感想・レビュー・書評
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大谷さんの経験に裏打ちされた咄嗟の切り返しの話術が凝縮された本でした。
p.53 「何のためにやるんですか?」相手が納得しないことは、ちゃんと相手が納得するまで話し合うことが大切。
→ 相手の意見を聞いて、互いの目的がぴったりと納まる第3の案を出せるようにじっくりと話し合う。
p.97 「前例がないからやるんじゃないですか。今までがダメだったんだから、同じことをしても仕方ないですよ」
→ 停滞したら、誰もやったことがないことを試してみる。
p.133 「僕(わたし)だけは、分っているよ」って、究極の口説き文句じゃん。と、いうことは、意図的にちゃんと使えば、人の掌握術にも使えるはず。
→ 身近な人に使ってみよう!
p.150 「あんたの気持ちも分るけど、少しはママの気持ちも分かって欲しいから話をしようよ」と持ちかける。
→ 一方的に怒る前に相手に理解を示す。
p.228 とにかく、何があっても「ついてるね」の連発である。
→ 意識的に「ついてるね」と言ってみる。
p.237 何よりも大切なのは、「してくれない」と嘆くのではなく「してもらった」ことに感謝できる人間になること。
→ お節介なことだろうが、有難迷惑だろうが自分を思ってして頂けたことに常に両手で感謝!!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
お笑い流会話の方法を説明した本かと思ったら、ビジネスや人生に関するエッセーでした。
「前例がない」
……と、言われたら、
「今までがダメだったんだから、
同じことをしても仕方ないですよ」
と、切り返す。
というようなタイトルの後、それに関するエッセーが続くという構成。
旧著『オンナのキメッ! 言葉』
http://booklog.jp/item/1/4861360587
を改題したものらしいですが、旧題の方が内容をよく表しているように思えます。
著者は22歳で吉本興業に入社し、結婚退職し、その後27歳で企画会社を起業。40歳で研修会社を起業。
二度も会社を設立して成功させているからには、余程ビジネスに対する天運や適性に恵まれているのではないでしょうか。
私は以前、算命学をかじっていたことがあって、最近は一から学びなおしているのですが、その算命学で著者・大谷由里子さんの命式を見てみました。
……以下、 http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20130603/p1 -
素晴らしい切り返しが多く
流石大谷さんと思いました。 -
著者の自分の立ち位置をわきまえていて、
非常に主観的な物言いであるのがこの本のいいところである。
だって、会話に参加していたら客観的に
冷静に見るなんてできないからね。
というわけで、意図されたほど実用的でないが
それなりにへぇーと楽しんで読めます。