百鬼夜行抄 (9) (ソノラマコミック文庫 い 65-13)

著者 :
  • 朝日新聞出版 (2007年10月1日発売)
4.13
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (332ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022670519

感想・レビュー・書評

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  • 三郎にまた逢うために、ある儀式が伝わる土地を訪ねる晶の話から。

    別れを伝えるためだけでももう一目会いたいと思う気持ちは分からなくもないけど、一度会えればもう一度とかもう少しとかなって切りが無さそう。
    現に夢で少し会えても納得してないし。

    しかしこの村も大概怖い。
    結構な人が死人返しを認知してるし、旅館に死人を連れて行っちゃうし。。
    飯嶋家の人達の視点で読んでると本当に誰が人で誰が死んでる人で誰が妖怪なのかわからなくなる。
    そこもまた読み進めてどんでん返しが起きるから面白いところなんですけど。

    蝸牛と八重子の話も徐々に2人の関係が変わっていくところが面白い。
    今回は人死が多くて霊的に鈍感な八重子でも避けられない出来事もあり、蝸牛はまた八重子を遠ざけちゃいそうだなぁと思いました。
    まぁ結局結婚して7人も子供に恵まれるんだからやっぱり最強の組み合わせだったんでしょう。
    律にはいつそういう相手が登場するのかなぁ。

    1/4青嵐は結局元に戻らないみたいで、それが宿った木を使って三郎がそこに入るかどうかという話に。
    晶と三郎の話はなかなか引っ張りますね。

  • 一つ一つのプロットは本当によく練られていて面白いのに、それが漫画として表現しきれてないのが全くもって残念過ぎる…。何度読んでも分かりにくい。三郎の話とか大好きなんだけどなぁ。

  • 青嵐の出番が減って、かわりに開さんがでてきているような気がする、青嵐はなおらないのだろうか?
    あいかわらずmやさしい絵柄でジンワリ怖い。

  •  百鬼夜行抄の9巻。
     相変わらず、尾白と尾黒のコンビがほほえましい。でも、今回は青嵐はあんまり活躍せず…しょぼん。

     ちょっとまえにBSマンガ夜話の百鬼夜行抄の回をちょっとだけみた。
     で、夏目房之介さまが、「こういうタイプのマンガは、通常、序列を求めたり、対立を描いたりする。が、今市子はそれを全くしないでここまで描いてるのがすごい」と言っていた。
     で、それを頭において読むと、すごさがます。
     なんせ、主人公律は、妖魔もののけが「見える」だけなのだ。長らく妖魔と付き合っているから、なんらかの力があってもよさそうなのに、相変わらず「見える」だけ。
     このすばらしい、潔さ。

     うむ。
     これは、「潔さ」を愛でるマンガなのかもしれない。
     そう考えると、あちこちに潔さというポイントが見え隠れしている。そして、潔くないものは、青嵐に食われたり、さ迷ったりしている。

     まだまだ、この世界は深いのかもしれない。

  • 『百鬼夜行抄』9巻目。

    相変わらず一度読んだだけでは
    分かりづらいストーリーが多い。
    決められたページ数より
    ストーリーのボリュームが大きいのだと思う。
    まあしかし二度三度読めば序々に馴染んで
    純粋にストーリーを楽しむ余裕が出てきます。

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