百鬼夜行抄 2 (朝日コミック文庫)

著者 :
  • 朝日新聞出版 (2013年10月3日発売)
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022690418

感想・レビュー・書評

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  • 「水蓮の下には」
    司が旅行中に人影を見たことで追ってくる話。ホラーテイスト。

    「見知らぬ花嫁」
    高塚家長男の冬基と3人の姉達のやりとりが最初は好きだったけど次第に分かっていく事実に驚かされた。お気に入り。

    「神借り」
    民俗学を学ぶ従姉の晶が登場。三郎さんも再登場して意外な展開に。でも好きなので良い。
    話はものすごく怖いけれど。潮は紛らわしいことをするなとしか言えない。

    「言霊の木」
    予言と言霊の話。土人形はどう関わってくるのかと考えていたら、ああいう結果になって驚いた。お母さん、本当に何も分かってないの?

    「雪路」
    お母さん強いなと思っていたら。人間に化けてるつもりの青嵐に笑った。

    「花盗人」
    晶に縁談が舞い込むけれど、次第に縁談相手の父親に対して恐怖が。家の前に動物の死骸とか怖い。尾白の主・尼さんとも関わっていてからくりが分かると面白かった。

  • 母と逃げる話。

  • 「水蓮の下には」この頃から司も蝸牛の孫であることがはっきりしてきたように感じる。
    「見知らぬ花嫁」妖怪の性格としても豪快だと怖いというより好きな話になる傾向がある気がする。
    「神借り」晶登場。潮も良い味出してるが、やはり晶と三郎はこの後の話の展開に関係するので重要かという印象。
    「言霊の木」言霊というの自体、嫌いな方じゃないけど、何だか話としてはいまいちかな?
    「雪路」前話に引き続き何だか絹さんの雰囲気が怖い気がする…
    「花盗人」夜刀の存在感が微妙に薄い…寿命の花、か。

  • ◆今市子「百鬼夜行抄 1~8」

     <a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000OIOOP0/decembesdoor-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">ドラマ</a>が面白かったので、つい買ってしまったコミック。
     
     主人公、飯島律は、幻想作家だった祖父の遺伝でもののけが見える。
     妖魔と、どこか天然な飯島家の人々との悲喜こもごも…。

     も、面白かったっす。
     ケチって文庫を買ったんだが、単行本で買えばよかったとちょっと後悔。だって、単行本は<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4257905727/decembesdoor-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">15巻</a>まで出てるもんねぇ。ってことは、文庫になってるのは半分強ってところ? うーーー、奥付を見たら結構間隔あいてるし…。
     困った。
     
     ドラマでは、律を守っている妖魔が、18歳まで守ると契約していて、18になったら食べるという設定になってた。なので、かなり緊張感があった。
     コミックではないってことだったので、どーするんだろうと思ってたら、律の叔父さん伯母さんたちが強烈だったww 従姉もね。
     開おじさん、素敵です<結局素敵オヤジがいると、いいのか自分

     ともあれ、人の欲望というもののいろんな側面をしっかり見せている漫画なのである。
     欲望というか、煩悩か。
     結局、妖魔も、人のそういうものが作り、呼び寄せるのだろう。
     じっくり読むと、とっても深いのであった。

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