日中2000年の不理解―異なる文化「基層」を探る (朝日新書)

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著者 : 王敏
制作 : 王 敏 
  • 朝日新聞社 (2006年10月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022731081

日中2000年の不理解―異なる文化「基層」を探る (朝日新書)の感想・レビュー・書評

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  • 中国人から見た日本・日本人感を綴った一冊。

    散文調でとりとめもない感じで綴られているので、論文と言うよりエッセイを読んでる感じ。

  • 感想未記入

  • [ 内容 ]
    近いようで遠い日本と中国の文化の隔たりが思わぬ摩擦を生む。
    日中の行き違いを九尾狐の伝承、新美南吉や宮沢賢治の童話、日本の裸祭りの風習など豊富な事例から描く。
    えっ!
    そうだったんだ。
    こんなことに中国人は反応するのか。
    驚きの日本文化論、登場。

    [ 目次 ]
    第1章 動物を慈しむ文化
    第2章 動物観の違いが文化にも
    第3章 裸の付き合いをする文化
    第4章 「水に流す」文化
    第5章 儒教体系に支えられてきた文化
    第6章 「正義」を求める文化と「自然」を求める文化
    第7章 日本人のアイデンティティー
    終章 2000年の不理解をひもとく試み―日中異文化の視点で

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    [ 参考となる書評 ]

  • 中国、韓国、日本
    この3つの国を比較した時に、
    日本は明らかに違うと感じていて、その原因の一端として「儒教文化」がある。
    ということまでは私も考えたことがあるのだけれど、
    ここまで分析されていると、すっきりする。
    今まで感じてきた中国や韓国のもつ「激しさ」の根源を見た気がした。
    いくら日本人が一生懸命分析しても出てこなかった
    ヒントが、中国人の著者によってあらわにされたというような
    そういう感覚。

    禊や、裸のこと、そして辞世の句。
    さまざまな日本独特の問題や、日中比較可能なものをとりあげて、深く掘り下げていく。
    やはり自分は日本人だと思うのは、
    「この感覚は中国人には理解されないものなのか!」
    ということに思いが至った時。

    とても面白い。

  • 非常に面白い日中文化比較論。<br />中国人の書いたものは今まであまりなかったように思える。新鮮。<br />著者の日本を理解しようと言う熱意がものすごく伝わってくる。<br />日本と比較した中国の思考体系はものすごく異質に思えて、非常に興味深かった。<br />以下列挙。<br /><br />・日本は人間より動物の写真が大きい<br />・孔子は厩が焼けた時に人は心配したが、馬のことは触れなかった。<br />・人間上位という点でキリスト教と儒教は一致している<br />・中国の動物物語はほぼ寓話<br />・一般的に中国では本と言えば倫理・道徳のテーマははずせないと言う考え方が強い。<br />・日本には生き物や者を供養する塚がたくさんある<br />・ケンタッキー日本支社でも鶏の供養をしている。<br />・中国で今ペットブームだが、それは裕福の象徴として、ステータスとしての意味が強く、経済復興期の日本における車と同種のもの。<br />・「黒い猫も白い猫もねずみを取る猫はよい猫だ」というように、中国は人間社会に役立つかどうかと言う観点<br />・災害大国日本。天気も移ろいやすい。<br />・天気のニュースをこんなにやるのは日本くらいだし、挨拶代わりに天気を話題にするのも象徴的<br />・人間上位の考えには、牧畜・放牧の影響が強い。数万の家畜を一人で管理するところから。<br />・裸の付き合い、日本は裸踊りの国(アマテラスを岩戸から出した)で、裸に抵抗がない<br />・日本は昔混浴が一般的だった。<br />・キリスト教社会はアダムとイヴの影響か、裸を嫌がる<br />・儒教社会では、衣冠は政治・思想・文化・教育のシンボルのため、非常にこだわりを持っているため裸は嫌う<br />・浴槽に肩までつかるという日本の風呂スタイルは世界無比<br />・中国で言う美とは、勇壮なものを指し、大規模なだけ良いという人工美である。一方日本美はこぎれいさを基本とし、「縮み」志向であり、いわば自然との融合の美である。<br />・儒教的考えではいかなる脅迫にあおうと、敵に組することは不義となる。大義を重視し、例外を認めない。<br />・シンカイ像には「唾を吐き掛けないでください」という立て札がある<br />・中国人は美術作品の評価に関しても理念を求める。<br />・儒教は正統を重視する考えで、日本の判官贔屓とは逆<br />・歴史上の人物の見直しは日本ではよくあるが、儒教中心の考えが体質化した中国ではほとんどない。<br />・儒教は漢民族の生活から生まれた自然な考えが基本。<br />・中国で論語のない家はほとんどない<br />・古層と宗教の二層構造を主張<br /><br /> 日本 中国<br />宗教 仏教 道教<br />古層 神道 儒教<br /><br />・儒教外交が出来なくなった日本(過去は儒学者を外交担当においた<br />・殺した敵を供養すると言うのは中国人には不可解<br />・日本の思想ってのは衣装のように「取り替えれば済む」もの<br />・日本では感性が理性に先行<br />・不老不死に日本人があまり執着しないのは、無常観から来る死生観のため。<br />・「国破れて山河あり」の漢詩は中国ではドマイナー

  • 日本暮らしの長い中国人による日中文化比較。 詳しい読後記は<a href="http://www.rockfield.net/kanbun/weblog/archives/2006/10/2000.html">こっち</a>に書いてあります。

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近いようで遠い日本と中国の文化の隔たりが思わぬ摩擦を生む。日中の行き違いを九尾狐の伝承、新美南吉や宮沢賢治の童話、日本の裸祭りの風習など豊富な事例から描く。えっ!そうだったんだ。こんなことに中国人は反応するのか。驚きの日本文化論、登場。

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