父と子の中学受験ゲーム (朝日新書 30)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022731302

感想・レビュー・書評

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  • 長男の中学受験体験記を既に上梓されている
    ようだが、そちらは未読。
    本書は次男さんの体験記。
    とはいえ、長男さんの武蔵、次男さんの世田谷高校という入学後の生活を含めた話はとても参考になる。

    特に武蔵の自由という校風が、よく書かれていた。
    「いじめはないのか?」という問いに対する長男の答えは、「ないんじゃないの、きっと。だって、誰が何してても関係ないもん」。
    個人が徹底的に尊重されている。それは互いに不干渉になるということだと作者は捉えた。

    なるほどなあ。突き詰めるとそうなるんだな。
    そして、その環境でも自己を保てる力をつけることは、人生の中で活きてきそう。
    他者に依存する生き方は選ばない強さと、自由。

    一方、世田谷学園には手厚いサポートという別の側面がある。
    子どもの適正を親がどれくらい理解できるかが、中学校選びのポイントなんだろう。

    麻布の合格を辞退して、神奈川の私学に進学した知り合いがいるが、麻布の自由さを避けたことが理由の一つだった。
    偏差値とかブランドに左右されない強さも親には必要なのかな。

  • 息子が6年の夏に中学受験をすることに決めて、中学受験については全く知識がなかったのですが、この本のお陰で、受験をシュミレーションできたような気がします
    お父さんの息子さんを思う気持ちがひしひしと感じられました
    話が楽しく、時々涙しながら、あっという間に読みました
    この本を読んで、ゆったりとした気持ちで息子の受験を見守れたと思います
    感謝しています

  • 2010.10.17. 読了。長男の方も探して読みます。

  • ちょっと前に読んだ、<a href="http://booklog.jp/users/Y100/archives/4054034616">「名門中学 最高の授業」</a>は、あまり実益がなかったが、これはかなり実用的。特に前半はお勧めだ。著者は有名なバラエティ番組を傑出している放送作家で、フランクな筆致は一気に読み下せる。もっと格調高い受験指南書はあるかも知れないが、忙しいお父さんたちにはぴったりの一冊だろう。タイトルが、「父と子の〜」になっているが、母親にもぜひ読んでもらいたい一冊だ。--- 2009.04.01

著者プロフィール

1961年、神奈川県生まれ。東京大学文学部卒業。フリー編集者。

「2000年 『歌謡曲は、死なない。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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