幕末・英傑たちのヒーロー 靖国前史 (朝日新書 102)

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  • 朝日新聞社
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  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022732026

作品紹介・あらすじ

幕末、松陰も龍馬も、そして新撰組もヒーロー視した「楠木正成」。長州では正成と共に戦没者の霊が祀られ、やがて招魂場ができ、靖国神社誕生へとつながる。先人をしのぶ人々の純粋な思いは、つねに政治に都合よく利用され、危険な「誇り」へと変容してゆく-。甘美にして痛ましい靖国思想の原点を探る。

感想・レビュー・書評

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  • 2008.3.19

  • 2008/3
    靖国神社の問題というとどうしてもA級戦犯の合祀の問題がほとんどとなっている。ただ、靖国神社というものがどのような過程から成立したのか、幕末の長州藩と楠木正成との関係から詳しく説明している。歴史の裏側を1つ知ることができた貴重な一冊。

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著者プロフィール

一坂太郎

萩市立博物館高杉晋作資料室室長。1966年兵庫県芦屋市生。大正大学文学部史学科卒業。歴史研究家。著書『幕末歴史散歩 東京篇』『同 京阪神篇』(以上中公新書)、『高杉晋作』(文春新書)、『坂本龍馬を歩く』『高杉晋作を歩く』(以上山と渓谷社)、『司馬遼太郎が描かなかった幕末』(集英社新書)、『わが夫坂本龍馬』(朝日新書)ほか多数。

「2020年 『暗殺の幕末維新史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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