一日一生 (朝日新書)

著者 :
  • 朝日新聞出版
3.82
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本棚登録 : 1429
感想 : 180
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022732385

感想・レビュー・書評

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  • 読了。
    千日回峰行を2度満行された、酒井雄哉さんの著書。

    千日回峰行のような難行は誰にでも出来ることではないのに、ご本人はそれを特別な事とは考えておられないようでした。

    それよりも、日々の行や生活の中で感じたこと・発見したことを反芻して学びに変えていく姿勢が印象的でした。
    それらが簡潔な言葉でとくとくと述べられていて、初心に戻らせてくれるような本でした。

    酒井さんは流行りの言葉でいうと、〝レジェンド〟と呼ばれるような存在なのでしょうが
    そもそもレジェンドという言葉の定義って何だろう?と思います。
    定義が曖昧なまま多用されていて、なんだか地に足のつかない言葉になっている。

    酒井さんのような方にとっては、大阿闍梨という尊称に対しても特にこだわりが無さそうなのに...

    身の回りに様々な教材があると、酒井さんは述べられていました。
    自分が気づいていないだけで、少し視点を変えるだけで色んなことに気づけるかもしれない。

    答えを示さず、一生考え続ける。
    しんどいけど、分かったふりをせずに問いかけ続けることなんですね...

  • 自分の失敗が小さく見えて、癒される

  • 第1回読書会 テーマ「紹介」③

  • 10年以上前、酒井氏の講演会に行ったことがある。まさしく好々爺然としたそのいでたち、話し方と、その成し遂げた過酷な修行とのギャップに当時の私は驚いた。
    最近、密教について調べていた時に、酒井氏が天台宗の阿闍梨と知る。で読んでみた。
    文字も大きめ、話もわかりやすく、一話一話が短くてとても読みやすい。
    タイトルの「一日一生」は、一日を一生と思って生きる。今日の自分は今日でおしまい。明日は新しい自分と思って生きる。
    書き抜きたいところはたくさん。手元に置いておきたい本。

  • 作者は、「千日回峰行」という荒行を2回もやり遂げた、お坊さんです。
    そんな偉い人が書いてるんだから、さぞかし難しい本だろう、、、と思って読んでみたら、すごく謙虚で、文体も柔らかく、なんだかほっとするような文章でした。

    子どもの時は勉強が大嫌いで、兵隊に行けば落ちこぼれで、仕事も全然うまくいかず、、、という、思い描いてた立派な人とは違うというか、全然偉そうじゃない(^^;
    いろいろ立派な人の話より、いろいろぼろぼろの人の話のほうが、共感持てる。

  • 45冊目(6-1)

  • 読んですぐは心が晴れたようだったけど、すぐに戻った。

  • 仕事の事やこれからの事、ちょっと悩んでいたところ、たまたま何かで紹介されていて手に取りました。
    普段は本を読み始めても、暫くすると他に読みたい本が出てきて並行して読んでしまい、一冊読み終えるのにかなり時間のかかる私ですが、この本は一気に一日で読み終えました。
    著者の生き様に感銘を受けました。ごちゃごちゃ悩むよりも、一日一日を大切に、そして前に進んでいこうという気持ちになれました。

  • 最近気持ちが塞ぎがちな人におすすめしたい本!

    読み終えて一日を精一杯生きて行かなければと感じた。まさにタイトル通りの事を感じられた。

    また、最近聞くことがない「おっかさん」など懐かしさを感じる表現や語りかけるような文調で暖かい気持ちになった。

  • 淡々と、目の前の日々を、淡々とだけど一生懸命に生きる。それは繋がらないように見えたかもしれないけど、来世に繋がってるかもよ。
    肩肘張らず自分らしく生きていく。
    生かしてもらってるんだから。

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著者プロフィール

■酒井 雄哉(サカイ ユウサイ)
天台宗の僧侶。1926年、大阪府生まれ。
太平洋戦争時、予科練へ志願し特攻隊基地・鹿屋で終戦。
戦後、職を転々とするがうまくいかず、比叡山へ上がり、39歳で得度。
7年かけて約4万キロを歩く荒行「千日回峰行」を1980年、87年の2度満行した。
天台宗北嶺大行満大々先達大阿闍梨、大僧正、比叡山飯室谷不動堂長寿院住職を務めた。
2013年9月23日、87歳で入滅。

「2019年 『人生を楽しく過ごしなさい』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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