- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022732385
感想・レビュー・書評
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読了。
千日回峰行を2度満行された、酒井雄哉さんの著書。
千日回峰行のような難行は誰にでも出来ることではないのに、ご本人はそれを特別な事とは考えておられないようでした。
それよりも、日々の行や生活の中で感じたこと・発見したことを反芻して学びに変えていく姿勢が印象的でした。
それらが簡潔な言葉でとくとくと述べられていて、初心に戻らせてくれるような本でした。
酒井さんは流行りの言葉でいうと、〝レジェンド〟と呼ばれるような存在なのでしょうが
そもそもレジェンドという言葉の定義って何だろう?と思います。
定義が曖昧なまま多用されていて、なんだか地に足のつかない言葉になっている。
酒井さんのような方にとっては、大阿闍梨という尊称に対しても特にこだわりが無さそうなのに...
身の回りに様々な教材があると、酒井さんは述べられていました。
自分が気づいていないだけで、少し視点を変えるだけで色んなことに気づけるかもしれない。
答えを示さず、一生考え続ける。
しんどいけど、分かったふりをせずに問いかけ続けることなんですね...詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
自分の失敗が小さく見えて、癒される
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第1回読書会 テーマ「紹介」③
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10年以上前、酒井氏の講演会に行ったことがある。まさしく好々爺然としたそのいでたち、話し方と、その成し遂げた過酷な修行とのギャップに当時の私は驚いた。
最近、密教について調べていた時に、酒井氏が天台宗の阿闍梨と知る。で読んでみた。
文字も大きめ、話もわかりやすく、一話一話が短くてとても読みやすい。
タイトルの「一日一生」は、一日を一生と思って生きる。今日の自分は今日でおしまい。明日は新しい自分と思って生きる。
書き抜きたいところはたくさん。手元に置いておきたい本。 -
45冊目(6-1)
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読んですぐは心が晴れたようだったけど、すぐに戻った。
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仕事の事やこれからの事、ちょっと悩んでいたところ、たまたま何かで紹介されていて手に取りました。
普段は本を読み始めても、暫くすると他に読みたい本が出てきて並行して読んでしまい、一冊読み終えるのにかなり時間のかかる私ですが、この本は一気に一日で読み終えました。
著者の生き様に感銘を受けました。ごちゃごちゃ悩むよりも、一日一日を大切に、そして前に進んでいこうという気持ちになれました。 -
最近気持ちが塞ぎがちな人におすすめしたい本!
読み終えて一日を精一杯生きて行かなければと感じた。まさにタイトル通りの事を感じられた。
また、最近聞くことがない「おっかさん」など懐かしさを感じる表現や語りかけるような文調で暖かい気持ちになった。 -
淡々と、目の前の日々を、淡々とだけど一生懸命に生きる。それは繋がらないように見えたかもしれないけど、来世に繋がってるかもよ。
肩肘張らず自分らしく生きていく。
生かしてもらってるんだから。