マネー資本主義を制御せよ! (朝日新書 218)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022733184

作品紹介・あらすじ

「100年に一度」の金融危機は本当に去ったのか?今度こそ希望のある豊かな未来を築けるのか?世界は今回の金融危機という大きなショックを契機に米国と中国のG2の時代へとベクトルの向きを転換しつつある。私たちは今後いったいどこへ向かって行くのだろうか。世界経済と国際金融の行方に真っ向から挑む。

感想・レビュー・書評

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  • う~ん、積読になっていたので、内容が古くなってしまったせいもあるが、ちょっと胡散臭い書きようです。

    前半から2/3ぐらいまでは、グリーンスパン並びにバーナンキFRB議長の金融政策への批判や過度なレバレッジをかけてデリバティブや証券化資産を積み上げたバブル経済の批判ありでなかなかの記述だなぁと感心しましたが、残りの1/3でおおごけです。

    時価会計の一時見直しがどんどん先送りされていることや、デリバティブの規制や資本規制(ボルガールールなど)がどんどん骨抜きにされ、金融緩和のカンフル剤点滴でもっている今のアメリカ経済を賛美する内容になっています。なんじゃこりゃ???

  • [ 内容 ]
    「100年に一度」の金融危機は本当に去ったのか?
    今度こそ希望のある豊かな未来を築けるのか?
    世界は今回の金融危機という大きなショックを契機に米国と中国のG2の時代へとベクトルの向きを転換しつつある。
    私たちは今後いったいどこへ向かって行くのだろうか。
    世界経済と国際金融の行方に真っ向から挑む。

    [ 目次 ]
    プロローグ マネー資本主義の現状と未来
    第1章 ドラマ「リーマン・ショック」
    第2章 復習:サブプライム問題と金融危機の解剖
    第3章 戦後最悪の金融危機を引き起こした真犯人を捜せ
    第4章 経済学と資本主義は第三の危機から脱出せよ
    第5章 バブルはしたたかな多年草
    第6章 大恐慌との決別
    第7章 国際金融・資本市場の未来予想図
    第8章 金融危機は日本再生への大チャンス:民主党政権への緊急提言
    エピローグ 「日本病」からの脱却―ドバイ・ショックを診断する

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著者プロフィール

元世界銀行エコノミスト。経済評論家。1978年、一橋大学経済学部卒、米イェール大学大学院修士課程、ジョージ・ワシントン大学大学院博士課程修了。
日本輸出入銀行(現国際協力銀行)、世界銀行エコノミスト、JPモルガン主席日本エコノミスト、ロイター・ジャパン投資調査部長などを歴任し、現職。
最新の経済データを駆使し、市場の変化を読み解く独自の理論が高く評価されている。
著書に『マネー資本主義を制御せよ!』(朝日新書)、『日本経済大逆転!』(徳間書店)、『緩和バブルがヤバい』(ビジネス教育出版社)などがある。

「2021年 『日本復活のシナリオ コロナ禍を乗り越え、世界の資本主義は復興に向かうのか?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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