ウェブ進化 最終形 「HTML5」が世界を変える (朝日新書)

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  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022733962

作品紹介・あらすじ

HTML5の基本的な成り立ちから、新たな「M2M(Machine to Machine)」の産業、マス・メディアの未来までをわかりやすく解説する。

感想・レビュー・書評

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  • コンテンツ提供者もデバイス提供者もキャリアも、まずは長いもの(HTML5)に巻かれてみないか?日本固有の規格で防壁をきずいても長い目でみるとマイナスだよ。と、諭す本。

    疑問
    アップルがアドビのフラッシュを排斥するのは、著者が言うようなプラットフォームの座を明け渡したくない、などというビジネスライクな発想からでたものではない。
    オープニング仕様なAppleIIで成功したにもかかわらず、自らが企画したMacでは徹底的なクローズドな仕様とした。
    これは、自分の作品をいじくられることを良しとしないアーティストとしての意思だったはず。現在のiOSからのフラッシュ排撃も同じ感覚なのだと思う。

  • HTML5の新機能と、それを活用したメディア/コンテンツ産業のBefore-Afterを紹介。

  • 1

  • HTML5について分かりやすく解説した一冊。

    その機能から導入に至った背景。これからのインターネット環境に与える影響まで詳細に語ってくれている。

    HTMLの基礎から解説しているので(しかも、これが自然にスムーズに解説されている)、まったくの初心者でも理解は進むと思う。

  • HTML5バンザイ

  • 世界標準のオープンプラットフォーム

  • HTML5はウェブの規格のみならず、各社が支持していることからウェブアプリの基盤となり、テレビを初めとした家電や電子書籍などのメディアについても巻き込んで、Web of Thingsの発展を促すといった内容。

    日本のテレビ放送の規格は、正力松太郎によってアメリカのNTSC方式が採用された。欧州とアフリカのPAL、かつてのソ連を中心とする社会主義陣営がSECAMだったが、中南米諸国やフィリピンではNTSCが採用されたという歴史がある。

    デジタルテレビ番組のデータ放送の記述言語に使われているBMLは、HTMLをベースにしているが、互換性はなく、日本以外で採用されているのはブラジルだけ。

    日本の出版業界が採用しているデジタル出版の規格は、シャープが開発したXMDFで、欧米で採用されているEPUBなど、国や地域ごとに独自の規格が採用されている。

    データ放送もデジタル出版も、HTML5によって世界的に規格が統一されていくことが予想される。

    4年近く前の発行だが、まだ読みごたえはあった。

  • 出版から数年がたち、内容はややふるいこともあるが、HTML5をキーワードに、今後のIT産業の進む方向性を示した良書だと思う。

    内容は、概要、HTMLの歴史、アップル・グーグル・マイクロソフトのHTML5への動き、日本のIT産業の動き、出版業界やテレビ業界等のマスコミの動きについてまとめている。

    新書という形ではよくまとめている本だと思う。

  • HTML5のよる影響は?

    →HTML5を使うと、こちらとあちらの区別を意識する必要がなくなる
    OS上のネイティブアプリに代わってブラウザ上のウェブアプリがプラットフォームになる

  • 2014/7/3 求めてる内容じゃなかった。また、別の機会に。

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著者プロフィール

1963年群馬県生まれ。KDDI総合研究所リサーチフェロー、情報セキュリティ大学院大学客員准教授。専門はITやライフ・サイエンスなど先端技術の動向調査。東京大学理学部物理学科卒業、同大学院理学系研究科を修了後、雑誌記者などを経てボストン大学に留学、マスコミ論を専攻。ニューヨークで新聞社勤務、慶應義塾大学メディア・コミュニケーション研究所などで教鞭をとった後、現職。著書に『AIの衝撃 人工知能は人類の敵か』『ゲノム編集とは何か 「DNAのメス」クリスパーの衝撃』『仕事の未来 「ジョブ・オートメーション」の罠と「ギグ・エコノミー」の現実』(以上、講談社現代新書)、『ブレインテックの衝撃 脳×テクノロジーの最前線』(祥伝社新書)、『「スパコン富岳」後の日本 科学技術立国は復活できるか』(中公新書ラクレ)など多数。

「2022年 『ゼロからわかる量子コンピュータ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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