池上彰の政治の学校 (朝日新書)

著者 :
  • 朝日新聞出版
4.02
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感想 : 119
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022734648

作品紹介・あらすじ

「票集め」に走る政治家と、「幸せの青い鳥」を求める国民。今の政治の問題点は何?国会、政党、選挙、官僚制など政治の基礎から、混迷する現在の政局まで、わかりやすく解説。

感想・レビュー・書評

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  • 新聞を読んだり、ニュースを聞くだけでは、分からないことが世の中は実に多いです。それらを解決するには知識人から必要な知識を吸収していく作業が必要です。

    そして今回、政治の仕組みは池上さんの本の知識をお借りして覚えていくことにしましたが、大正解でした。

    この本を通して、不明瞭だった世の中の仕組みを理解することで、クリアになることが多々ありました。とくに政治についてはよくわからないことが多い分野だったのですが、池上さんのはっきりした物言いのおかげで仕組みがなんとなく枠組みとして入ってきました。違った本も読んで知識を深めていくのもアリだと感じました。

  • 2012に出版された本。特に問題なく基本的な部分が学べる。若者が政治に興味を持ち、選挙に行くべき理由がわかりやすく述べられている。
    民主主義の本来の姿とは。民主主義によって民主主義が崩壊することも有り得る。
    立候補者からすると、選挙に行かない世代に、いくらアピールをしても意味がない。ならば投票に行く高齢者に向けての政策を前面に推すことになる。結果、若い世代は置いてけぼりに。
    選挙に行って一票を投じることで民意が反映されるのである。
    批評はするが選挙には参加しない。それは自分や家族を幸せにするための政治を、人任せにしているも同然だ。

  • 池上彰の分かりやすい説明で、政治のコトが少し分かりました。

  • 「よりマシな政策を一つずつ積み上げていく。政治をより良くしていくためには、それしかありません。」

    去年の、衆議院議員選挙の時「投票した方がいいと思ってるけど、正直どう投票したらいいかわからん」という話を何人かから聞きました。
    その言葉に対する答えが、この本だと思います。
    自分の投じた一票が、必ず活きる投票しか、皆したくないのでしょうか?

    「でも、青い鳥はどんなに探してもいないのです。結局、自分の身近なところにいる鳥を青い鳥にしなくてはいけない。」
    社会も、人も、そういうふうに成熟してくれるよう願うために、この本は大切に勧めたい本です。
    いつまでたっても「何も変わらない」と、嘆き、非難し、諦めるのではなく。できる事を探して、自分の意見は出張できる。そんな人が増えてくれるように願っています。

  • とっても分かり易く政治について解説されていてとても有意義な読書をしたなと実感。
    読んだ後はもっと政治に対して興味をもたなきゃ駄目だなと今までの自分を反省するほど考えが変わった。
    無関心程恐ろしいことはないね。

  • 分かりやすくて為になる本だと思います。 政治のニュースが前よりも身近になり、選挙に参加する事の大切さを実感しました。たかが一票ですが、されど一票だと思います。子供達がもう少し大きくなったら読ませたい本です。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「選挙に参加する事の大切さを」
      とうとう衆議院議員選挙ですねぇ・・・
      義務として投票しなきゃイケナイとは、思っているのですが、、、政治家の本...
      「選挙に参加する事の大切さを」
      とうとう衆議院議員選挙ですねぇ・・・
      義務として投票しなきゃイケナイとは、思っているのですが、、、政治家の本音と建前が判ると良いなぁ~
      2012/11/27
  • Audibleで視聴

  • テレビと同じように政治のイロハを分かりやすく説明している。しかし、政治をめぐる状況は非常に悲観的にならざるをえない。分かりやすく説明するということが、分かりやすい主張に置き換わっていることが原因と思えるが、それに対する答えが欲しい。

  • 絶対的権力は絶対的に腐敗する。民主主義の大原則。

    わかりやすい説明で、政治に興味を持てるようになりました。

  • 視聴者の多くは政治についてよく知らない。
    選挙活動はどうしても現職優先になる。
    選挙にはお金がかかる。
    派閥を維持するために多額のお金がかかる。
    自民党は、地方を代表する党
    政治家とは税金の使い方を決める人。
    小さな政府を目指すのが共和党、大きな政府を目指すのが民主党。
    南部は共和党、北部は民主党。
    予備選挙は町おこしにもなる。
    アメリカは農業国

    絶対的権力は絶対的に腐敗する。

    日本の国会議員は自分の信条で政党を決めているわけではない。

    審議会こそ官僚主導を支える仕組みの一つ。
    委員を選ぶ段階で、その審議会の結論は決まっている。

    明日のことを考えるのが政治家、明日の自分の選挙のことを考えるのが政治屋

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著者プロフィール

池上彰(いけがみ・あきら):1950年長野県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、73年にNHK入局。記者やキャスターを歴任する。2005年にNHKを退職して以降、フリージャーナリストとしてテレビ、新聞、雑誌、書籍、YouTubeなど幅広いメディアで活躍中。名城大学教授、東京工業大学特命教授を務め、現在9つの大学で教鞭を執る。著書に『池上彰の憲法入門』『「見えざる手」が経済を動かす』『お金で世界が見えてくる』『池上彰と現代の名著を読む』(以上、筑摩書房)、『世界を変えた10冊の本』『池上彰の「世界そこからですか!?」』(以上、文藝春秋)ほか、多数。

「2023年 『世界を動かした名演説』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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