マンションは10年で買い替えなさい 人口減少時代の新・住宅すごろく (朝日新書)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022734822

作品紹介・あらすじ

少子高齢化で「賃貸→分譲マンション→戸建て」という旧・住宅すごろくは崩壊した。日本最大の不動産データベースを持つ著者が人生のあらゆるリスクに対応する新しい住まいのルールと具体策を公開。

感想・レビュー・書評

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  • マンションの修繕積立金が上がる購入後12年目よりも前に、売って買い替えなさい、という考え方。家族構成の時々で必要としている部屋の広さなども違うだろうし、買い替えも視野に入れるのは大切だと思う。買い時は中古価格が上がっていて、新築価格が下がっている時期、というのは納得。マンション購入後だが読んで良かったと思います。
    ただ、引越しなど買い替えにかかる諸費用についての記載はないので、私個人としては、売却価格から、頭金やローン返済、引越しにかかる諸費用、管理費、税金等も差し引いた上で考えたいと思う。

  • 知らない事が多かった。勉強になる。コロナ化でリモートワークする人が増えたけど、都心のマンションの価格はどんどん上がってる。上がり過ぎなのかな?ここからもっと不動産について調べてみよう。

  • 住み心地が良く、資産性もあるものを。
    日本は分譲と賃貸で住宅の仕様が異なる。

    良いマンションは資産となる
    マンションは1に立地、2に立地
    画一的な商品だから売りやすい
    自分の力では変えられないことが多い
    災害に強い
    余った住宅は賃貸市場にまわる
    建物は長寿命化し、朽ち果てていく
    大規模修繕はひと騒動になる
    →12、15、30で起こるのでその前に住み替える

    10年で住み替える根拠
    ・含み益を出す
    ・住宅取得控除の期間が10年できれる
    ・10年固定金利は長期固定金利よりも低い
    ・フラット35Sの金利優遇は10-20年で設定
    ・固定資産税の新築住宅の減額には5-7年の期限がある
    ・買いたい人は10年以内を望んでいる
    ・最新設備を手に入れる
    ・共用施設は使われなくなる
    ・大規模修繕を回避する
    ・家賃は築年数でやすくなる
    ・生きている間に耐用年数47年がくる
    ・瑕疵担保責任(売主が保証する制度)は10年で来れる

    ★新築価格が中古価格よりもかなり高くなったら買ってはいけない。
    →中古になった瞬間に大幅に値下がりする
    買い時は新築と中古の価格差を見極める。

    ★新築価格が行き過ぎると価格が下がる。
    立地がいいとは
    ・都心アクセスがいい 30分以内が理想。
    ・高級住宅街

    ★駅に近い方がマンションの資産価値は高い。
     総戸数が200以上は儲かりやすい。
     逆に30戸数以下は儲かりにくい。値下がりしやすい。
    ★タワーマンションは誇示をしたいだけなので、圧倒的な1番でないとだめである。

    マンションを賃貸に出すと価値が下がる。
    60㎡の3LDKは選んではいけない。
    ★中古で儲かるロジックは至って単純。好立地の高い物件を買う

    ★買ってはいけない時期がある
    ★単価の高いエリアが底堅い
    ★駅アクセスはいいに限る
    ★大規模マンションは徳をする
    ★タワーはランドマーク性に価値
    ★面積は小さいほど損をする
    ★適正価格以下で購入する

    市場価格を正確に把握するには中古マンションの価格に敏感になることである。

    ★★★物件の申込マークがたくさんついている倍率が高いマンションが値上がりしやすい。
    そして即完のマンションを狙うこと。
    期毎の販売個数と売れ行きもチェックすること。

  • 考え方としてはありと思うが、都心の新築マンションは高騰しており、頭金の用意にも多額の資金が必要で、現実的には難しいなぁという感想を持った。10年後の住み替え時に売却せず賃貸に出す際のローンの取り扱いがはっきり分からなかった(本来は投資用のローンに変更が必要だが)。

  • マンションの買い替えを考えているので、参考に読んでみた。

    自宅マンションの買い換えで、資産を築くことを勧めている内容。

    まず、9年前の本なので現在と状況が変わっていることは大前提としてある。
    理論はわかるが、誰でもできることではない。資産価値が高い、都心に近く、広く、新しいマンションを買えとのことだが、買えるものなら誰でも買っている。また、そういう場所に住むと固定資産税も生活コストも高くなる。
    無理してローンを組まないように親から贈与を受けよとのことだが、誰もが受けられる訳ではない。
    安定した、給料の高い企業に勤めているなど資産に余裕があって、家族からも理解の得られる人に限定される話かなと思う。
    ただ、購入したからと言って一生同じ住むところに住み続けると決めることはなく、いろんな視点を持って暮らし方を考えようとは思った。

  • 自宅投資、興味が出てきた

  • 不動産投資、自宅投資の教科書として

  • マンションは賃貸と購入とどちらがよいのか、いつどこでどんなマンションをどう選べばよいのか。不動産業界のからくりに触れつつ、賢い入手法を説く。今この本に出会ってよかった。日頃から情報収集に努めたい。

  • 「住まいサーフィン」「アトラクターズラボ」「売主の味方」

    自宅を10年ごとに買い替えていきましょうという話
    都心で駅近、人気駅、高層の人気のあるマンションに住むべき

  • 2012年の本。住まいサーフィンで有名な著者の初期?の著書。最近のものより文章や構成が丁寧な印象。今でも一読する価値あると思う。

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著者プロフィール

スタイルアクト株式会社代表取締役。慶應義塾大学経済学部卒業。コンサルティング会社、不動産マーケティング会社を経て現在に至る。 不動産ビッグデータを駆使したビジネス展開を得意とし、富裕層向け相続税対策などに実績を持つ。 同社が行うマンション購入のセカンドオピニオンサイト「住まいサ~フィン」の会員数は17万人超。 著書に、『マンションは10年で買い替えなさい』『タワーマンション節税』(以上、朝日新書)、 『マンションを今すぐ買いなさい』(ダイヤモンド社)など。

「2016年 『空き家は2018年までに手放しなさい』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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