変わる力 セブン-イレブン的思考法 (朝日新書)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (193ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022735034

作品紹介・あらすじ

【社会科学/経営】変化に対応できない会社は生き残れない。流通業界に飛び込んで50年、セブン-イレブン誕生40周年の節目だからこそ語れる経営哲学。ビジネス人生を歩む読者にとって〝ブレークスルー思考″へと変わるきっかけとなる一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 変化から 『次』 を予測し、どう『対応』するか。
    変化から 将来像を よみとり なにができるか
    『仮説』を立てて 『実行』し、結果を 『検証』して、
    仕事のやり方を常に最適化していく。

    『変化の対応と基本の徹底』→『変化対応業』

    『便利の創造』を続ける。

    『本来あるべき美味しさ』を追求する。
    『家庭の味』から 『家庭ではできない味』
    『普段の手料理ではだせない手間ひまかけた味』

    鈴木敏文がかたる セブンイレブン 成功物語。
    時代とともに 変化する セブンイレブン。
    生活のパートナーとしての存在感を明らかにしている。

  • セブンの力について知りたくて読書。

    著者の他の関連著書と重なる部分があるが、セブン銀行の導入経緯や、セブンプレミアム、セブンミール誕生の話は初めて読ませてもらう。

    同じエリアにセブン-イレブンと他のコンビニがあるとセブンを選んでしまう魅力を持っている。それは何かを考えた。常に新しいことやワクワクすることがあるからか。きっとそれは人によって違うだろう。それらの消費者の心理の変化を的確に捉えて変えていることが強みだと思う。

    イトーヨーカドーとダイエーとの比較でもよく挙げられるが、セブン創業時からFC方式を採用し、自社で物件や土地を所有しなかったことも時代の大きな波を受けずに成長できた要因と言われる。

    お客様の「ため」ではなく「立場」で考えよ(p129)

    消費者の立場やビジネス書的には、学ぶべき点が多いが、最近、セブン-イレブンのFC経営者たちの悲鳴に近い声を記事でたまに見かける。すべてが事実ではないと思うが、今後、セブン-イレブンがどう対応してよりウィンウィンの関係へ近づけるか注目している。

    中国を始め海外のセブン-イレブンは、米FCで進めているが、なぜ日本のFCとして日本式セブン-イレブンモデルを導入しないのかの理由も知りたい。

    近年、上陸する予定のベトナム、は日本式で展開すると報じられている。なぜ、香港やタイ、台湾では、導入しなかったのか氣になる(現時点では店舗数を増やし成功しているがやや味氣ない印象を受けるため)。

    また、低迷しているイトーヨーカドーをどう立て直して再び成長軌道へ乗せることができるのかも注目している。

    常に基本を徹底すること。
    目的意識を持つ。
    消費は心理学で考える。
    顧客の立場で考える。
    顧客にとって消費や行動させる付加価値とは何か。

    今の私には最後が課題であり、重要。

    読書時間:約45分

  • 過去の成功体験にとらわれるな。
    作り手の都合は捨てろ。
    「お客様のため」ではなく、「お客様の立場にたつ」
    妥協した時点ですべてが終わる。

    セブン-イレブンの自分史。どうここまで大きくなったのか、
    少なくとも自分でどう考えてきたのかが見える。それだけでも勉強になります。

  • セブン-イレブンの鈴木会長の飽くなき挑戦が垣間見れる本です。セブン-イレブンを新規事業で開発し、全国に展開するまでの苦労がまじまじとこの一冊で知ることができるのではないでしょうか。また、新規サービスについて、反対されながらも、チャレンジし、成功した事例があって、なるほどと思いながら読みました。特にセブン銀行の事例は興味深いです。今では、当たり前であるコンビニのATM。セブン-イレブンが入れるまでは、当たり前ではなかった。そう考えると感心してしまいます。
    アントレプレナーな一冊でした。

  • 社会の変化への対応を考え、消費者心理を先読みすることで消費者を呼び込む事が売り上げへと繋がる事が書いています。
    これは、合理的な内容で、会社経営に関わらずいろいろな面で通ずる物があるなと感じました

  • ・今なすべきことは何かという発想で動いている
    ・低価格ではなく高品質
    ・お客様の立場で何が便利か考える。儲かるかとか制約がどうなっているかは関係ない
    ・単品管理、共同配送、個別配送、ドミナント戦略、温度帯別の配送
    ・世の中、お客様のニーズに応じて、自らをどんどん変えていかなければならない
    ・消費飽和時代において、安さよりも新しい価値に心惹かれるはずだ
    ・判断は早く(ランチェスターに似ている)

  • なぜセブンイレブンは圧倒的な日販を誇るのか?立地がいいから?ブランド力?それもあるけどお客様ファーストで妥協を許さず質を追求してきた鈴木会長の戦略にこそ、その強さの源があるということがマザマザとみせつけられた本。銀行設立、北米セブンイレブンの立て直し、セブンプレミアム(PB商品)の開発、出店のドミナント戦略、どれもしびれるぜー。 本当に日本の誇る名経営者です。ビジネスマン必読本。

  • 自己啓発とセブン&アイグループ史を知ることができる。
    本書を通じて主に2点今後に活かしたい。
    ①仮説⇒実行⇒検証を繰り返すこと②統計のみならずお客様の心理をつかむこと。

  • 鈴木会長の過去に出している本を何冊か読んでいる身としては、新しい情報は少なかった気がします。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/685268

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著者プロフィール

鈴木敏文(すずき・としふみ)
セブン&アイ・ホールディングス会長兼CEO。
1932年、長野県生まれ。1956年、中央大学経済学部卒業後、書籍取次大手の東京出版販売(現・トーハン)に入社。1963年、ヨーカ堂(現・イトーヨーカ堂)へ移る。1973年、セブン‐イレブン・ジャパンを設立し、コンビニエンスストアを全国に広め、日本一の流通グループとして今日まで流通業界を牽引。2003年、勲一等瑞宝章を受章。同年11月、中央大学名誉博士学位授与。経団連副会長、中央大学理事長などを歴任。
著書には『朝令暮改の発想―仕事の壁を突破する95の直言』(新潮文庫)、『売る力―心をつかむ仕事術』(文春新書)、『挑戦 我がロマン』 (日経ビジネス人文庫) ほかがある。

「2016年 『働く力を君に』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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