戦争のできる国へ──安倍政権の正体 (朝日新書)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022735553

作品紹介・あらすじ

【社会科学/政治】日本版NSC、特定秘密保護法、集団的自衛権の行使解禁に明け暮れた2013年、行きつくのは「戦争のできる国」。そしてその裏には財界の思惑がある……。安倍政権の正体を自民党憲法改正草案から読み解く渾身のルポ。平和と平等を、あきらめてはいけない!

感想・レビュー・書評

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  • 戦争が出来る国になったら、ハイリスク・ハイリターンで儲かる人は儲かるのでしょうね、、、勿論、自らは手も汚さず、危険な目にも遭わずに。。。

    ■安倍政権はヤンキー化した反知性主義|日刊ゲンダイ
    http://gendai.net/articles/view/book/149813

    朝日新聞出版のPR
    http://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=15723

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「そして誰も戦争の責任はとらない」
      まず、総理から前線へ
      http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-224...
      「そして誰も戦争の責任はとらない」
      まず、総理から前線へ
      http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-224989-storytopic-64.html
      「戦争絶滅受合法案」は長谷川如是閑の創作らしいですけど、私は淮陰生『一月一話』(岩波書店)で知りました。
      2014/05/10
    • ayaさん
      戦場を見た軍人だけあって、戦争の本質を鋭く突いている。戦争をやりたがる権力者は安全な地で声高に危機感をあおるだけ。犠牲になるのは庶民という構...
      戦場を見た軍人だけあって、戦争の本質を鋭く突いている。戦争をやりたがる権力者は安全な地で声高に危機感をあおるだけ。犠牲になるのは庶民という構図は歴史の常だ

      リンク先にありましたように
      「戦争をやりたがる権力者は安全な地で声高に危機感をあおるだけ」

      総理に戦場へ行けとはいわないけど。。。
      といっても何をしてほしいかわたしも示せない

      TOPの一声で何千、何万もの人が殺し合う行為は異常だということをわかってほしい
      2014/05/10
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「といっても何をしてほしいか」
      私は、先ず憲法を守るのが当たり前だと言うコトを理解した人間が、日本のトップとして、国民に垂範率先すべきでし...
      「といっても何をしてほしいか」
      私は、先ず憲法を守るのが当たり前だと言うコトを理解した人間が、日本のトップとして、国民に垂範率先すべきでしょう。。。
      2014/05/12
  • 2014年建国記念の日前日、安倍晋三首相は愛国心を連呼する談話を発信した。第一次安倍政権時、改正教育基本法に愛国心を入れ、第二次安倍政権で国家安全保障戦略に愛国心を盛り込んだ。その後、これまでの内閣では認めなかった憲法の解釈を変え、集団的自衛権の行使を認めさせた。立憲主義を前時代的と否定しつつ、戦前の明治憲法をこよなく愛する懐古的な自民党憲法草案に常識人は言葉を失う。このままいけば日本は間違いなく「戦争のできる国」にされる。

  • 豊富な資料と多くの取材・インタビューを重ねた一冊。
    安倍政権の動向が、米国従属論で片付けられているという作者の観点は、違うと私は思う。その論理では、安倍政権は米国に操られているから仕方が無いという事が導かれ、安倍を逆に擁護する論へと展開する。
    そうではなく、安倍政権の本質は、米国の要請によって仕方なく行っているのではなく、日本が率先して軍事を拡大し東アジアにおける安全保障体制を作り出そうとしていることだ。そしてそれは国民の安全を守るのではなく、資本の権益を守るための軍事拡張であるという点を強調したい。
    安倍政権は、他国の軍事的伸張にあわせ軍事拡張を図るのではなく、日本に攻めることなどないのだから、尖閣沖などでの些細な衝突による戦争勃発がおこらぬよう軍備削減と平和的外交意外に道は無い。

  • 片山さつきや中谷元など、著者とスタンスの異なる人物へのインタビューがあったので、彼らもちゃんと応じるんだなと感心していた。
    しかし、応じてくれた彼らはむしろ例外であり、大半からは断られたとあとがきで明かされていた。経済同友会とのやりとりなど、読んでいて情けなくなる。懐の深さがない。
    こういう異論に耳を傾けない最たるものが、安倍政権なんだろうなあと思う。

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著者プロフィール

ジャーナリスト。1958年東京生まれ。早稲田大学商学部卒業。英国バーミンガム大学修士(国際学MA)。新聞記者、週刊誌記者を経てフリーに。さまざまな社会問題をテーマに精力的な執筆活動を行っている。『「東京電力」研究 排除の系譜』(角川文庫)で第三回いける本大賞受賞。著書に『日本が壊れていく』(ちくま新書)、『「心」と「国策」の内幕』(ちくま文庫)、『機会不平等』(岩波現代文庫)、『『あしたのジョー』と梶原一騎の奇跡』(朝日文庫)など多数。

「2019年 『カルト資本主義 増補版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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