新書507 なんでもホルモン (朝日新書)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022736079

作品紹介・あらすじ

【社会科学/社会科学総記】なぜ不機嫌になる? なぜ病気になる?なぜ仕事と恋は両立しない? 私たちの人生はすべて、体内に約100種類ある「ホルモン」が決めている。これらの仕組みを知ることで 「ホルモン力」アップの手がかりがつかめる!

感想・レビュー・書評

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  • ホルモンのことから、生活についてなどなんか生きることを考えれた一冊。ホルモンの名称や効用等わかりやすかった。また、多くの日本人がホルモンを発見していることに驚いたとともに誇らしい。最後の「一人で生きていることが出来ない人は、二人で生きていくことはできない。逆に二人で生きることができる人は、たとえ一人になることがあっても生きていける」がステキです。

  • ホルモン力強化のための20ケ条
    ・昼寝でもいいから、睡眠時間を何とか確保する。
    ・夜はメールをチェックしない。
    ・寝るときは部屋を真っ暗にする
    ・なるべく多くの人と握手する。
    ・ペットを可愛がる。
    ・時にはドキドキする勝負事にも挑戦する。
    ・時々地図を見るようにする。
    ・週末には自分へのご褒美スケジュールを入れる
    ・深呼吸をしてみる。大きくため息をついてみる。
    ・体がポカポカするまで運動する。
    ・ぬるめの風呂に体ごとつかる。
    ・天気の日には必ず一度は外出する。
    ・「おなかが空いた」と思える時間を持つ。
    ・おかずの品数はなるべく多くする。
    ・発酵乳、野菜、ねばねば食品を取るようにする。
    ・困った問題は翌朝に持ち越す
    ・迷ったら周囲の人と同じ行動をとってみる。
    ・時には愚痴を思い切り言ってみる。
    ・毎日なるべく同じ時間には同じことをする。
    ・三日坊主を恐れずにとにかくやってみる。

  • 健康の仕組みを理解する上で欠かせない
    大前提の基礎知識が必要である。

    どの書籍も健康について述べるものの
    ホルモンの作用も前庭で説明する書籍はすくない。

    このため、ホルモンの働きも
    暗黙知として知識を得ていないと迷いがちとなる。

    併せて読むべき一冊。

  • ホルモンといえばホルモン焼きとテストステロンとかオキシトシンといったいくつかの名称を知っているぐらいで、その定義を理解していなかったのだが、臓器などの細胞から分泌されて、血液など何らかの形で運ばれて他の臓器の細胞に働く物質であることがわかった。
    これは高校の生物の授業でも習うようだが、物理と化学しか履修していなかったので知らなかった。
    各ホルモンの作用が理解できたし、ホルモンによっては人の顔つきが変わってしまうものがあるなど、雑学的知識が増えた。

  • 体の仕組みをホルモンと通して教えてくれる内容。ホルモンのそういう働きにより体に変化があるんだーと納得させられる内容でした。巷で色々言われてることもホルモンが全て関わっているんですね。ホルモンと体の仕組みが分かるとより体の変化や健康に関心が増す。

    健康の基本はストレスを溜めすぎず、運動をにて、ほどほどに食べて、良く寝る。

  • 割と興味深く読めましたね…なんというこう…人っていうのは「楽しく」生きることが大事なんだなー! と思いましたねぇ…。

    楽しい時、脳内からは健康にイイ様々なホルモンが出ているんだそうな…なるほど…。

    さようなら…。

    ヽ(・ω・)/ズコー

  • ホルモンとは、ホルモン、サイトカイン、神経伝達物質の総称。恒常性維持が最大の威力。

    アミノ酸でできているホルモンは消化されるので、食べても効かないホルモン。注射で効く。インスリンなど。
    コレストロールでできているホルモンは食べて効く。総称してステロイド。

    ホルモン焼きは普通は小腸のこと。大腸はテッチャン、小腸はコテッチャン。

    チャクラに手をかざすとホルモンが出て、効果があるのではないか。チャクラは、内分泌臓器。

    寝ない子は太る=脂肪燃焼が少なくなる。
    オキシトシンは、抱擁ホルモン。浮気防止ホルモン=点鼻するとパートナーを愛おしく感じるようになる。

    総勢150人は、直接助け合える最大人数(ランバー指数)。

    テストステロンからDHTに変化する。DHTは前立腺肥大や前立腺がんの原因になる。

    人差し指が長いのは女性、薬指が長いのは男性。

    ランナーズハイの理由は、オピオイドという麻薬様物質。過食も同じ物質の影響。

    DHEAは、若返りホルモン。男性ホルモンや女性ホルモンを生み出す。ヤマイモなど。

    ニコチンには女性ホルモンを抑える力がある。タバコをやめると太る一因。

    昼寝でもいいから、睡眠を確保する。

    ステロイドは現代のガマの油。

    腸内細菌のために、食物繊維とオリゴ糖が必要。
    糖尿病は腸内細菌のホルモン様物質で神経回路を越さしている。パーキンソン病の初期症状は便秘。

    元気にするホルモンの働きが良すぎると、死期が早まる。働きバチの例。

    ミトコンドリアを元気にするには、糖分脂肪分を少し減らし酸欠気味にすること。カロリスの原理。腹8分目。

    楽しく食べる=空腹を感じる。バラエティーを持つ。規則正しく食べる。夜は食べない。
    楽しく動く=運動すると運動ホルモンが出る。運動では痩せない。健康のために運動するのではなく、運動するために健康になる、と考える。
    楽しく眠る=短い時間でも眠ることはいいこと。睡眠は脳の自学自習時間。暗くして寝る。

  • サイエンス

  • 体自らが作り出し厳格に決められた細胞だけを興奮させるホルモン。100種類以上が発見されているが未発見も多い。性格、友達の数、恋愛経験、食欲、睡眠の深さ、老化のスピード、がんになりやすいか、寿命などはすべてホルモンが決めている。

    体は脳がコントロールしているイメージでしたが、ホルモンによるコントロールの方が大きいことを知りました。

  • ホルモンのこと理解しておくと、自分の気分や体調もコントロールしやすいし、生きやすさが増すんじゃないだろうか。

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著者プロフィール

慶應義塾大学医学部腎臓内分泌代謝内科教授、医学博士。1957年、京都市生まれ。京都大学医学部卒業、同大学院医学研究科博士課程修了。ハーバード大学およびスタンフォード大学医学部博士研究員、京都大学大学院医学研究科助教授などを経て現職。国際高血圧学会副理事長、日本肥満学会理事も務める。専門は内分泌学、高血圧、糖尿病、抗加齢医学。世界ではじめて「メタボリックドミノ」を提唱した。高峰譲吉賞、井村臨床研究賞など受賞多数。著書に『臓器の時間』『「超・長寿」の秘密』など。

「2022年 『いい肥満、悪い肥満』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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