財務3表図解分析法 (朝日新書)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022736857

感想・レビュー・書評

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  • 内容は◎

    増補版や新版が3-4年後にでている題もあるシリーズ。kindle始め電子書籍に有りがちだが、購入した旧版をダウンロードするためにその電子書籍を販売したサイトからデータを探すのにひと手間かかる。いずれダウンロードできなくなるのではと不安になる。安く買えるし読める環境があればいつでも読めるので手放せないコンテンツなのだが、購入者の権利の弱さを感じる。もっと閲覧権を保護して欲しい。

  • 前2冊を読むと、よりわかりやすい。
    粉飾決算の見破り方について、ぜひ1冊書いてほしい。

  • 2020年6月14日記述

    財務3表図解分析法
    國貞克則氏による著作。
    2016年10月30日第1刷発行。
    著者である國貞克則氏の略歴は
    生年月日
    1961年1月20日
    出身地  
    岡山県備前市吉永町
    学歴
    1979年 岡山県立和気閑谷高等学校卒業
    1983年 東北大学工学部機械工学科卒業
    1996年 米国ピーター・ドラッカー経営大学院にてMBA取得
    英語力 TOEIC 870点
    職歴
    1983年 (株)神戸製鋼所入社 プラント輸出、人事、企画、海外事業企画を経て、
    2001年 ボナ・ヴィータ コーポレーション設立して独立。

    財務3表一体理解法の姉妹編となる本。
    基本を修め、財務分析を行い企業のイメージとか異なる
    財務諸表から見えてくるものを解説している。
    と同時に粉飾決算を見抜く事がいかに困難であるか、
    また財務諸表から読み取れるものはごく一部に過ぎないとあっさりと認めている点が良かった。
    財務の知識はとても大切ではあるが、限界がある。
    この事を学んだだけでも本書を読む価値がある。

    印象の残った箇所

    私は、「財務諸表を見れば会社のすべてがわかる」といった過度の期待をすべきではないと思っています。
    特に私たち会計の素人が、財務諸表から読み取れることには限界があります。
    人間の重要な意思決定は財務諸表には現れないところで行われています。
    また、大企業の巧妙な粉飾を、会計の素人があばきだすことなどほぼ不可能です。
    しかし、そのような前提に立ったうえで、財務諸表を眺めてみると、対象とする会社に関して知らなかった情報が、
    想像以上に得られることを発見します。
    会社がどこでどのように稼いでいるのか、現在の財務状態は良好なのかどうか、経営者は何を考えて経営を行っているのかなど、会社に対して漠然と持っているイメージだけではわからない、企業経営に関する具体的な情報が財務諸表から読み取れるのです。


    私は(著者は)2014年12月に東芝の組合関係のみなさんに対して、会計研修を実施しました。その後に東芝の不正会計が発覚し、研修を受講された方から「すぐに東芝の財務分析をしてほしい」との依頼がありました。
    しかし、私はその依頼をお断りしました。
    財務諸表から不正会計や粉飾を見抜くのは極めて困難です。
    不正会計や粉飾は、財務諸表を作る前の、数字の認識や評価や前提の操作によって行われるからです。
    例えば、在庫や売掛金の架空積み増しによる利益操作です。
    しかし、在庫や売掛金が本当に存在するかどうかは、会社に入り込んで実際の在庫や書類を調査しなければわからないのです。
    さらに言えば、売掛金が本当にあるかどうかは、売掛金があるとしている相手先の企業に確認してみなければわからないのです。

  • 初心者で財務に携わる人は財務一体理解法を読んだ後、こちらも読むべし。

  • 第1章を読み終わって、読了断念。新書サイズのせいか、財務諸表の図と本文が同一ページにないところを照らし合わせて読むのが面倒になりました。

  • 最高に面白い。
    ROAのAは債権者や株主へのリターンの原資になることから、Rの部分は営業利益に受取利息や配当収入などの投資・財務活動から収益を加えたものを使うべき、という文を読んでなるほどと思えるようになったのは嬉しい。

  • 理解法を読んでいたので、スムーズに読み進められた。まだ全て理解できているわけではないので、
    せめてもう一周は読みたい。

  • 財務諸表分析のポイントを掴むのには有難い。一方で読み物に近く、実際に分析力を付けていく為にはここに書いてある事を実践して分析していく事が大事なのだろうと思う。実際に財務諸表分析をする時に、本書に立ち返ってみると役立つと思われる。

  • 2020-20

  • 財務3表一体理解法は、一つの取引における3表の数字の動きを学ぶことができるが、
    本書は、よりマクロに3表の関係性を理解することができる。

    一体理解法とこれをセットで読めば、財務3表の見るべきポイントを掴めるはず。
    あとは、アウトプットするのみ。自社、その競合、友人が働いている企業あたりから攻めてみようかな

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著者プロフィール

ボナ・ヴィータ コーポレーション
1961年生まれ。83年東北大学工学部機械工学科卒業後、神戸製鋼入社。海外プラント輸出、人事、企画、海外事業計画に従事。96年米国ピーター・ドラッカー経営大学院にてMBA取得。2001年、経営コンサルティング会社を設立して独立。中小企業を中心に、企業の経営企画、人事、会計財務面をサポートしている

「2022年 『ドラッカーが教えてくれる「マネジメントの本質」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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