病院のやめどき 「医療の自己決定」で快適人生 (朝日新書)

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  • 朝日新聞出版
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022737762

感想・レビュー・書評

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  • 一度病院にかかって薬を飲み始めると一生飲み続けなければならないのかと感じている人も多いと思うが、この本ではその疑問が少し解消される。最終的には薬を止めるのも続けるのも自分の自己決定であって、その選択の結果、不利益が起こっても自分の責任ということ。高血圧、糖尿病などでは薬を飲んだ方が良い数値の人もいるが、漫然と飲み続けることに疑問を持つこともなく、言われるがままに飲むことは正しい医療の形ではないような気がする。医療にかかわっていない人にも一度は読んでみてもらいたい本。

  • 血糖値が高めなので、いろんな食事法に手を出したけど、ストレスが溜まる一方だった。この本を読んだら節制し過ぎても放置もよくない、中間でいいと思えるようになった。

  • ①なぜ、日本人だけ癌が多いのか。検診のし過ぎ。85歳を過ぎると体のどこかに癌のない人はいない。癌検診して死亡すれば死因は癌に。②大学病院は製薬会社の治験機関か。医者にとってはまず薬。薬より大事な食生活。キーポイントは免疫機能。③検査データにこだわる医師はヤブ医者 ④腕の悪い医者ほど弁が立つ ⑤エビデンス(科学的根拠)のない日本の医療(検診の基準値はいい加減)--→不要な我慢をしないで、生活の質を大切に。治療の決定権は患者にある。身体の声を聞いて医療の自己決定を。

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著者プロフィール

1960年、大阪府生まれ。東京大学医学部卒業。精神科医。東京大学医学部附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学校国際フェロー、高齢者専門の総合病院である浴風会病院の精神科を経て、高齢者専門の精神科医として、30年以上にわたり高齢者医療の現場に携わっている。
主な著書に、『80代から認知症はフツー』(興陽館)、『病気の壁』(興陽館)、『70代で死ぬ人、80代でも元気な人』(マガジンハウス)、『80歳の壁』(幻冬舎)、『70歳が老化の分かれ道』(詩想社)、『老いの品格』(PHP)などがある。

「2024年 『死ぬまでひとり暮らし』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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