- Amazon.co.jp ・本 (377ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022738301
感想・レビュー・書評
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ある高校に転校してきた大鳳吼。
その高校には、九鬼や由魅、九十九、深雪がいた。
次の巻を読もうか悩む。
あまり好みではないけど、この後壮大な展開があるのか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ラノベの原点とも、厨二のバイブルとも、前評判は様々に聞いておりました、30年以上を経ていまだ完結していない大長編ファンタジー小説についに手を出してしまいました。まずはその構想力に敬意です。
さて中身ですが。文章は平易というか、一歩間違えば安易とも取られかねない文体で、ありていに言えば読みやすいのですが、それでありながら読み応えがあるという不思議な感覚を味わいました。短い文章でテンポ良く読ませていくことで、表現のレイヤーを次々と重ねていきます。一文一文は薄いかもしれませんが、それが重なった厚みがその正体かな、と感じます。
そして、大長編の一巻目だからか、とかく伏線が張られまくりで先の展開にワクワクします。逆に、この作品はレビューするには適していないんじゃ無いか、と今更ながらに思いますが、とかく期待感を煽られているのは確か。
残念だったのは、特に「朧変」の方で多かったですが、ちょっと展開が唐突過ぎたり、「そこ、登場人物疑問抱かないの?」ってのが散見され、そこで少し醒めてしまうという点。
ともあれ、張られまくった伏線と人物模様がどう転がっていくか、先が楽しみです。 -
2009/1/6購入
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とにかく格闘シーンが多い。心理戦よりも拳を交えて闘うほうが好き。
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イラストと帯の文句に一目惚れで購入したら、新装版らしいですね。しかも前は天野さんイラ。いやいや知らなかった。
夢枕獏はほとんど読んだことなかったけど、想像以上の以上くらいに文章が読みやすかった。(もっとカタイイメージがあったので)
キャラクターでは久鬼が好き。彼がどうキマイラと向き合ってきたのか、その苦悩がもっと知りたい。おそらくこの先明かされる(と勝手に期待している)だろうから楽しみ。