- Amazon.co.jp ・本 (202ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022739056
作品紹介・あらすじ
名門女子校に通う戸田夏子(17歳)がクラスメイトへの当てつけに校舎の屋上から投身自殺を図ろうとしていた時、校内に銃を持った男が乱入してきて、生徒たちに無差別発砲を始める。この惨劇に巻き込まれた夏子を救ったのは、猫のような姿をした宇宙人の少女・ウィノア。彼女は、宇宙の平和を守るボランティア活動をしていると夏子に語るのだが…?新感覚のスーパーガール物語、開幕。論客女子高生戸田夏子&気弱な宇宙人ウィノア、正反対の二人が、それぞれの事情でコンビを組んで悪い大人に立ち向かう、アクション・サイエンス・ファンタジー。
感想・レビュー・書評
-
実家の本棚で見かけて、タイトルつられ読み。
サクッと読める文体だけど、内容はまぁまぁ…かな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読みながら田中芳樹『創竜伝』を思い出した。
政府と警察と企業がぬっちょぬちょのぐっちゃぐちゃな関係で、間抜けで自分たちの組織のことしか考えない悪役としてデフォルメされてるんだけど、今さらこれかよ感が拭えない。
このレーベル全体に言えることだけど、なんか90年代臭がするんだよな。
若者を期間従業員として安く使い潰しておきながら「車を買え」と言う東海道自動車って、言わずもがなト○タ自動車がモデルなんだろうけど、そこら辺の書き方もイマイチ。
女子高生が変身して巨悪と戦うアクションかと思ったら、口ばっかり達者な地味娘がウダウダ悩んだり、悪い大人に「しゃかいのうらがわ」を叩き込まれたりするのが大半で、全体の8割5分を消化したあたりでようやく猫耳宇宙人と融合するんだが、そこへ行くまでに中盤でグダる。