宇宙戦争1945 (朝日ノベルズ)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 41
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022760005

作品紹介・あらすじ

C0293【文学/日本文学小説】地球全土を恐怖に陥れた災厄の軍団、「三本脚」の正体が明らかに!南洋に鎮座する敵巨大要塞に向け、人類統合軍最大の作戦が発動する――。「起こらなかった太平洋戦争」から始まった架空戦記シリーズ、堂々の完結編!

感想・レビュー・書評

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  • もう少し続くと思っていただけに残念だけどダラダラ行くよりは良かったかな?
    当時の技術で宇宙を渡るレベルの敵に勝つために作者の苦闘が感じられます

  • まあこんなものかな
    面白かったけど、展開は予想内で全体的に消化不良

  • 1941,1943での戦いから火星人についての情報を収集、解析し、火星人の目的を推測し、連合軍の作戦を作り上げていく様子は読んでいてワクワクする。
    特にアインシュタインが火星人の技術について、ギリギリのところで地球人の技術でも対抗できるだろうと断言するあたりは「なるぼどね」と思わず感心してしまったよ。
    そして火星人本体の襲来を防ぐための作戦は各国の相互協力が自然と熱くなる展開だった。
    [more]
    それにしても火星人の技術は恐ろしい。世界最大の大和を誘爆したとはいえ、一撃で撃沈する威力の熱線を放ち、地球の航空機とは比較もできない機動性能を誇るフライング・スティングレイと勝てたとはいえ、被害の大きなたたかいだったね。
    そんな中でも注目すべきはルーデルの活躍だろう。ロケット砲を使用したとはいえ、戦闘機でトライポッドを3機も撃破するとは思わなかったよ。それに熱線で撃墜され、生還してるとは流石だ。
    一方で1941でフィリピンから脱出した少年が爆撃手となり、フィリピンに帰ってくる展開は胸が熱くなったな。それに超大型爆弾を投下し、火星人基地破壊できたのもそのおかけだったのも良い。
    さらにいえば、帝国陸軍の加藤が若年飛行士の出撃を禁止し、胸の中で未来への思いを託す場面も感動したよ。
    後は未来の人類が賢明な判断を取ることを祈るとしよう。
    ああ、面白かった??

  • 決戦が起こるには理由(目的、場所、時間)が無くてはならない。そこがきちんとあるからこそ、最後に決戦で幕を閉じられる訳なので。その辺がきちんと書かれていることが大事だなと。『人類の興廃、この一戦にあり』の方が『地球の一番長い日』よりも好みだなあ(両方出てくるけど)そして、これこそまさに『オリンピック作戦』だなあとか。それよりなにより、最後の最後にヘンドリクス!君こそこの戦いを終わらせるのにふさわしい!!まさに勇者!

  • 各国の戦艦が集まって共闘する展開はやはり血がたぎる。
    ヒトラーとスターリンがものすごく物分かりよくて驚いた。宇宙人に毒気を抜かれちゃったんだろうか。

  • 第二次世界大戦を舞台に人類と火星人の戦いを描いた三部作完結編。

    時間がなくなったことを知った人類は、火星人の本拠地と思われる命運を賭けボルネオに総攻撃をかけるが……という内容。

    満を持して大反撃、のはずがバカスカやられて、なんともストレスが溜まったw 作品としてはきれいに完結しているのは良い。

  • 若干早回しで終った本作だが、知った名前が総出演するとやはり滾るものがある。

  • 1941年のハワイ奇襲から太平洋戦争が勃発するはずが、なぜか火星人が地球に攻めてきていて……というところから始まる宇宙戦争もついに完結。当時の地球の科学力と軍備で、いかに星の世界を渡ってきた超兵器と戦うかという架空戦記SF。最終刊は世界の総力をあげてのスーパー大戦。

  • 2013/5/3読了。いや面白かった。第二次大戦のスターたち総動員の総力戦。群像劇で主人公が存在しないから、いつ誰が死んでもおかしくないというスリルが満点。アメリカの大衆向けSF映画などでも散々やり尽くされた「宇宙人が攻めてくる」テーマだが、架空戦記というまさかの切り口で新しく楽しく読ませてもらった。

  •  火星人の本隊出現が迫る中での人類の総力を結集した最終決戦。本来であれば敵として向かい合うはずだった戦艦、航空機が一堂に会し共通の敵にへ決戦を挑む熱い展開。ルーデルやリトヴァクなどのエースパイロット、”戦艦”信濃にアイオワ、さらにB29にグランドスラムと文字通り注ぎ込めるものを全てつぎ込んだ作戦はまさに総力戦といえるもので、今後これだけの規模の物は見ることができないだろうというものだった。そして、人類対火星人という困難なテーマを書き上げた横山氏に賛辞を送りたい。

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著者プロフィール

横山信義
1958年生まれ。長野県出身。東京工業大学卒。本田技術研究所勤務の傍ら『鋼鉄のレヴァイアサン』で作家活動を開始。著書に『八八艦隊物語』『修羅の波濤』『修羅の戦野』『蒼海の尖兵』『海鳴り果つるとき』『砂塵燃ゆ』『ビッグY』『零の守護者』『戦艦「大和」最後の光芒』『擾乱の海』『南海蒼空戦記』『旭日、遥かなり』『不屈の海』『蒼洋の城塞』などシリーズ多数。

「2023年 『連合艦隊西進す6 北海のラグナロク』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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