- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784023304826
感想・レビュー・書評
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2010.09.05 (75) 勝間さん「みんな自分の食い扶持は自分で稼ぎなさい、そのための教育(ケツたたき)の機会は何回でも提供します。」「自分の食い扶持が稼げたらあとは少しでも+オンできるように(稼ぐこと以外でもOK)努力するのが幸せになる近道です」と言っている気がした。確かに否定はしない。しかし頑張っても親の世代よりも豊かになれる保障(希望)もなく、会社もグローバル競争のなか、人間の生活リズムを大きく超えるスピードで変化に対応しなければ生き残れない状況であり、稼げる人の比率の母数は日本だけでなく世界の人々が基準となっている。やはりそうなると我々ひ弱な日本人はきつい。国にパラサイトしていく人を許容するほど余裕もなくやはり、一度日本は滅びるしかないのかとも思ったりする。
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私、勝間さんのフォロワーですが、香山さんの思ってる様な「カツマー」じゃないんですけど……(汗
というスタンスで読みはじめました。
昔は私も香山さんの診察室にやってくるような
「むだな努力の抜き方が全然わからない」タイプで
すごく自己否定の強い人間だったけど
読みすすめているうちに勝間さんの意見に同意しているのは、
やっぱり子どもを育てながら自営やってると
いかに効率的に作業をしないと、時間が取れないとか
ちゃんとスキルアップしないと仕事が成り立たなくなるとか
「努力が好きだの嫌いだの」関係なく
その部分では実生活で鍛えられた部分が大きいんだ・・・と
あらためて今の自分の事に気付けたことが面白かったです。
とは言っても、私は今でも「ダメダメ人間」で
香山さんのいいたそうな事はわかるけど
別に勝間さんは「努力しない人はだめ」って言ってないんじゃないかな?
香山さんの発想の視点の方が気になりました。 -
「向上力」の塊勝間さんと「努力しなくていいじゃん」の香山さんの対談。
これまでTVのコメンテーターとかで出ている香山さんをみていてバリバリのキャリアな人かと思っていたけど自称「東スポ女」というように、努力して向上してキャリアパスぐんぐんのぼりつめて派じゃありませんでした。
だからといって聖母マリアのように優しく癒してあげましょ~~~でもなく。
香山さんに興味がわいちゃった。
二人の対談はほぼ平行線。どこにも着地点がみいだせずって感じだった。それぞれが究極の状態をいっているからかなぁ?
今度は書簡のやりとりを本にしてほしいは。話し言葉と書き言葉ってちがうから、これってどういう意味だろ?と立ち止まって考えたり、読み返したりできるからまた違ったやりとりが期待できそう。
どっちの主張もそうだよね~という部分と、ん???っていう部分が両方あったけど、最後のあとがきにかえた手紙を香山さんの方が心によりそっている感じがするかな~。 -
まったく正反対の二人の対談。
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勝間和代と香山リカの対談本。勝間和代は、努力して、自分をどんどん磨いていく、かっこいいキャリアウーマン。香山リカは、そんなに頑張らなくても、小さな幸せでいいじゃん?というスタンス。相反する2人の対談。読み出したら、止まらなくなった‼
あたしは、ずっと香山リカが好きだったし、勝間和代はちょっとキツイイメージだったけど、実際、あたしは勝間和代寄りなのかなーって。考え方はね!現実は、ご飯が美味しい、幸せ♡とか香山リカだけど。
自分はどうなんだろう?って考えながら読むと面白いかも。 -
勝間さんを100%崇拝しているつもりはないけれど、彼女の考え方はとても尊敬しています。努力を強制しているのではなく、より良い自分に『努力』することで少しでも近づけたら、その後押しができたら、そんな気持ちで勝間さんは執筆活動をされているんだなと思います。香山さんとの会話がかみ合っているようでかみ合っていないのが残念です。
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2日で読了。正直、読みながら歯痒さばかりだった。
以前から勝間氏の著書を何冊か読み、その方法論や生活観には関心を寄せるものの、私個人的にはマイペース・スローライフ・アンチ競争社会。何をやってもダメな人、上手くいかない人側の人間として、アンチカツマー流の幸福モデルの片鱗でも示してくれればと思っていました。
だが、何をどう読んでも、勝間氏の言い分に納得せざるを得ないばかりか、その都度むきになって的外れな反論を試みる香山氏が何とも心もとない。
もともとこの手の議論には平行線なまま終わるものが多いものの、苦笑するしかない読後感でした。 -
前から思っていたけど再確認。
勝間氏としても「努力できない人」を否定する気はないのだろう。自分が努力するのが好きだからやってるだけであって、同じような生き方を人に押し付けようとしているわけではない。「マネしたかったらやれば?」というスタンスなんだと思う。だから、香山氏に「本当に努力で幸せになれるの?」と問われても正直答えにくいだろうな・・と思った。
多分、香山氏を訪れる人を追い詰めるのは、勝間氏を持ち上げる「普通の」人々なんだろうなー。 -
どちらの著者もそれぞれの立場からの意見を持っている。内容は悪くない。でも、マスコミが作り出したこういったイメージ戦略にはもううんざり。
お二人の著者に欠けているのは、「セクシー」さ、かな。
それと、大きな包容力というか・・・。 -
対談しておられるお二人の気遣いがこちらにも伝わってきて、こっちまで疲れた。お二人もさぞやお疲れになった事だろう。
二人のあとがきがそれぞれこの対談の内容をよく表現している。片や「またぜひ」、片や「どうぞお元気で。」
迷える子羊は読まない方がいいし、迷ってない人はもっと読む必要がない、まぁなんというか・・・単なる企画物。