勝間さん、努力で幸せになれますか

  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784023304826

感想・レビュー・書評

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  • 自分のスキルアップに関心があるせいか、そのタッチの本ではないため
    文章がスイスイ入ってこなかった(笑)。

    後書きが参考になった。

    人は何のために効率化を図り、何を目指して向上していけばいいのか。
    その果てしない努力の先に本当に幸せはあるのか。

    勝間さんいわく、
    限界を超えたやみくもな努力はいけない。
    効率化によって等身大の幸せを最短距離で手に入れてあとは昨日より今日といった向上のプロセスで人は満足感を得るべきではないか。

    意識してみたい。

  • 以前から勝間和代さんの言説にどうも違和感を感じていて、そのわけを探るべく読んでみたわけですが・・・。一番に感じたのは、彼女の推奨する方法(仕事や生き方?)の息苦しさ。四角い箱の中でぐるぐる回っているよう。そんなに常に報酬や見返りのために生きなきゃいけないの?確かに、資本主義の世の中で多くの人が不足なく生きるためには彼女が推奨するようなシステムが有効だろうと思うけど、そのシステムが即個人の幸福に直結すると考えるのはあまりにも安直ではないだろうか?彼女は自分の言っていることがあまりにも単純化されて受け取られていて、彼女のやり方どおりにやれば成功できる、というのは誤りです、と言う。その一方で、「幸せの近道を提示しているのです」とも言う。幸せに近道がある、と言ってしまう事がそもそも間違いなんじゃないの?と私は思います。そして、彼女が目指す「幸せ」が、消費することに由来する幸せばかりであることにも強い違和感を覚える。たとえば、世間的に何の役にも立たない、何の金銭的価値を生み出さないことでも何かに熱中するだけで感じる幸せもある。彼女の幸せは、あくまでも資本主義社会の勤め人が基準であって、芸術家なんかにはまるでなじまないんじゃないか。より効率的に生きるだけでいいんなら、昆虫社会のほうがよほど効率的で美しいシステムを構築しているでしょう。私は、およそ役に立たないことをやるのが人間の特徴であって、それが文化や芸術となって多くの人が幸せを感じている、と強く思う。芸術的なものに触れたときの、自分という枠を超えて何か広い世界に出るような開放的な感覚、これはモノを消費して得られる満足とはぜんぜん別の幸福感です。他にもあれこれと思うことはあるのだけれど、大論文になりそうなので、この辺でやめときます。

    .

  • 香山先生が社会の代表のぐうたらのような発言をしているが、医大出のお医者さんにそんな風に言われると勝間さんより辛い。
    勝間さんやレンホウさんはうちの姉もなんだけど周り度外視のある意味天然ボケとも言える信念が面白い。

  • 勝間さんの本、初めて読んだ。つーか、これを勝間さんの本と定義していいものか。香山リカとの対談集。私は断然香山リカ寄り。ほんとに努力で幸せになるものだろうか。ちょっとしたことで幸せを感じられる、というのには同意するけど。努力を努力と感じるかどうか。しかし香山リカって若く見えるよなー。

  • 正直
    勝間和代にはなれない
    香山リカにはなりたくない
    そんなかんじ

    香山さんって、社会的地位のあるお仕事だしマスコミ露出も多くて
    私から見れば勝間さんと何が違うの?って思うんだけどな。

  • 香山さんはそうは言っても著名人で、ダメ人間の代表にはなれないから、勝間さんが勝ってるような印象か。

  • 対照的な対談でした。このお二人のベクトルは、重ならない印象です。お二人の違いがわかる本でした。

  • 努力についての考えは二人とも賛同出来るけど、それ以外は普段二人が触れている世界がちがいすぎて、話になってない。一人一人の思想を学ぶ上では勉強になったかな、ということで。

  • 本を読む前、勝間さんはストイックに効率を追求するキャリアウーマン、香山さんはできる精神科医という印象でした。しかしそのギャップをこの本はうまく引き出してくれたと思います。文章の中の「日経と東スポ」という表現が面白かったですね。

  • 女性同士の対談で、男性の目から本質的なところが理解できるかどうかわかりません。
    女性にとって、何が大事なのかは、よくわかっていないのかもしれません。

    対談前には、遠目で見ていると、2人とも、共通部分が多いと思っていました。
    1 マスコミが好き
    2 能力がある
    3 ある意味の勝ち組

    テレビ、書籍からは、表現力が違うということだけを感じていました。

    内容を見ると、やっぱりと思いました。
    表現が違うだけで、同じことを言っているような気がしました。

    すばらしい女性だということ以外には、特に心に響くものがありませんでした。

    女性にとっては、2人の違いは大きいのかもしれません。
    一人の男性から見ると、同じように、すばらしい女性のように見えました。

    読み方が間違っているでしょうか?
    あるいは、感じ方が鈍いのでしょうか。

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著者プロフィール

東京都生まれ。経済評論家(兼公認会計士)。早稲田大学ファイナンスMBA、慶應義塾大学商学部卒業。
当時最年少の19歳で会計士補の資格を取得した後、21歳で長女を出産。在学中から監査法人に勤めるが、ワーキングマザーとしての働きにくさから外資系企業に転職。以後、外資系数社を経て、経済評論家として独立。労働生産性の改善などが得意分野。
男女共同参画会議「仕事と生活の調和に関する専門調査会」専門委員。ワーキングマザーのための無料会員制ウェブサイト「ムギ畑」(http://www.mugi.com)を主宰。3女の母。
著書に『インディでいこう!』『猪口さん、なぜ少子化が問題なのですか?』(共著)『無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法』『無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法』(以上、ディスカヴァー)、『マッキンゼー組織の進化』(ダイヤモンド社、共著)などがある。

「2007年 『ワーク・ライフ・バランス手帳2008』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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