- Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
- / ISBN・EAN: 9784023308565
作品紹介・あらすじ
アイデアは、ゼロからは生まれない。それは、すでにある意外なものを結びつけてこそ生まれる。気鋭のアートディレクターが説く、全く新しい仕事の発想と思考術。
感想・レビュー・書評
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1.水野さんの本は自分にはない視点で書かれているので、今後の自分の仕事に新しい発想をもたらしたいと思った。
読書をするものの、情報を得て終わるだけなので意味がない日々を過ごしており、焦りを感じていた。
2.アイデアに新しいモノは存在せず、既存のモノを組み合わせたものがイノベーションとして世に生み出される。そのためには常にアイデアを記録しておき、それらを組み合わせる鍛錬をしていかなくてはならない。ということが本書の大きな目的となってます。
筆者は「考える=知る×伝える×疑う」で表すことができ、これがアイデアを繋ぐための方法だと述べています。まずは「なぜ?」「どうして?」を持って日常を見渡してみることから始め、これを続けることでアイデアが生み出されると述べています。
3.まず、51:49の視点で物事を見るということができてない自分がいました。パンフレットや新聞に載ってるデータを鵜呑みにして、「疑う」部分が欠けていたため、考えてるようで考えてないことに気づきました。大学時代の担当教授に言われた「なんでがあるから進歩がある」という言葉を思い出しました。
これを機に情報を得たら、「疑う・関連させる・整理する・答えを出す」という自分の流れを意識して分析していきたいと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
自分の考えは51%しか当たっていないということを常に意識する。
成功に見えることを一方向ではなく、多方向から見る。
関係のないように思うものでもできるだけテーマを広げ、より多くのアイデアのかけらを集める。
いかに感度高く、日常を広く見て生活するかということが大切。
目的の上に大義がある。 -
Good design company の水野学氏によるデザイン論。彼の語り口は押し付けがましくなく、理論的で好感が持てる。アイデアというものは降って湧いてくるものではなく、既存の様々なものをくっつけたもの。従って、いかに普段からアイデアの素に気付いて収集しておけるかが重要である。その方法などきめ細かく誠実に語られている。勉強になる。
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なるほどね。
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デザインを学ぶ美大生ですが、これはどちらかというと社会人向けの本かなと感じました。社会に出た上での人との関わり方とかの成分が強め。
タイトルの通り日常の中の細かい要素をメモっておく、ネタを貯金するということの重要さを知りました。
個人的にはプロジェクトや製品を擬人化して考えるという話がとても使えそうで勉強になりました。
社会人になって仕事をする前にもう一度読みたいと思う本でした。
メモ込みで1時間10分くらいで読めました。 -
以下印象に残ったキーワード。
・主観と客観を行き来する。
・大義と目的
・コンセプトとは、目的まで行き着くための地図。
・義務を果たすとは、やるべきことをやること。
・やるべきことは自分で決める。
・デザインの目的は「よく見せること」ではなく「よくすること」 -
これまで、数々のアイデアを形にし、ヒット作を作り出してきた著者。それでも、一度たりとも「アイデアを生み出した」ことはありません。
自分の仕事は、「世界に無数に転がっている、アイデアのかけらとかけらを拾い集め、ぴったり合うものを、くっつけること」だと述べています。
詳細なレビューはこちらです↓
http://maemuki-blog.com/?p=6833 -
天才クリエイターが神憑り的な発想を噴出して、ヒット商品が爆誕する。無から有を作り出してこそ真のオリジナリティである。そう思っている人は必見の書籍第一弾。この手の本では、終始明快で説明がわかりやすく、一度も違和感を覚えることなく読み終えることができました。
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アナザースカイで水野さんの事を知って本を読んでみた。
旅しながら、周りを見ていく視線が共感。
そうそう。細かい発見が楽しくて旅にでてしまう。
装飾や、マークをみたり。文化の違いや、当たり前の感覚が違う新鮮さなど。
本もやっぱり面白かった。
大切な事を書いてあり、メモ。
美大生だったと知って、羨ましくおもった。
見え隠れする都市の話がでてきて、
建築好きの私としては、尚更、
惹きつけられた本でした。