- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784023308848
作品紹介・あらすじ
現在の円高は急速なドル安が原因であるが、2011年にはさらなるドル暴落が予想される。"超円高ニッポン"によるデフレ化、産業の空洞化、地方経済の停滞などを改善する施策を、今最も注目されるエコノミストが鋭く説く。
感想・レビュー・書評
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http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4023308846
── 浜 矩子《1ドル50円時代を生き抜く日本経済 20110120 朝日新聞出版》
…… 1ドル 50円になると思いますか?
http://q.hatena.ne.jp/1319523646#a1111797(No.3 20111025 18:15:21)
対ドル円レート ~ 限りなく一円に近づくダラー ~
2013/11/25 14:19 311res 691res/h 9.5% ▽ 【経済】
同志社の浜矩子教授「アベノミクスはアホを超えてドアホノミクス」
http://uni.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1385356742/-100
(20131125)
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(「BOOK」データベースより)
現在の円高は急速なドル安が原因であるが、2011年にはさらなるドル暴落が予想される。“超円高ニッポン”によるデフレ化、産業の空洞化、地方経済の停滞などを改善する施策を、今最も注目されるエコノミストが鋭く説く。 -
為替の問題は、総合問題やから難しいね。
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この本をどうレビューしようか、と思いあぐねているうちに時間が経ってしまった。そこで、同志社大ビジネス研究科のHPを覗いてみると・・・
「経済の世界は謎解きの世界です。極上のミステリーのように筋書きが展開し、鋭利な知性による探求が真相をつきとめるのです。(以下略)」
浜さんは経済学をこういう風に捉えていたのか、と知ってこの本にも合点がいった。経済学に答えはない。通説に依っていては浜さんのような主張は理解できない。真理かどうかはともかく、経済の森羅万象を考えるネタとしては面白い。
今から1年以上前、震災より前に上梓された本だから、1年経って浜さんの主張を検証できる時期にきている。ドルは75円までの円高が進行し、ユーロは最悪の1年を過ごした。「50円」というのは比喩であって予想値ではないということだから、この点で筆者のストーリーはある程度的を射ていたと言える。円高でなくドル安、と捉えた慧眼にも一目置きたい。
しかし、地域通貨とか共生とかいう今後の日本の政治経済への提言の方はどうだろう。一時ユーロに話を戻すと、ギリシャ=大阪府という比喩を設定するとわかりやすい。ギリシャは普通ならデフォルト⇒通貨下落⇒輸出振興という道筋で復活するところだが、通貨統合してしまっているので機能しない。これは首都圏に比べ地盤沈下している関西圏にも言えることで、たとえば関西とか北海道とかが独自通貨を持てるなら、東京円対比で通貨が下落し、人件費の安さと相まって工場立地が進み、現在よりも景気が良くなるかもしれない。しかし、こんなことは思考実験に過ぎず、現実的な政策解にはならない。
浜さんは統合こそ素晴らしい、競争こそ未来を拓く、という考え方に異を唱える。対極があることは選択肢があることにつながり、資本主義の未来のためにもなる。しかし、この本はまだ政策提言にはなっていない。競争至上主義の対抗軸をどう形成するのか、政権交代してもなかなか姿を現さないことへのもどかしさが、この本の読後感と同じであることに気付いた。 -
通貨基軸としてドルは終焉と言いたいみたい。
難しい言葉がたくさん並んでいるけれどストーリーは読みとれなかった。 -
タイトルは刺激的だけど何を言いたいのかよくわからない。学者さんがよくまとめてるんだろうけど、タイトルから期待した内容ではなかった。抽象的にまとめて、よく言われてること書いて終わってる感。