ファイナル・クラッシュ 世界経済は大破局に向かっている!

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著者 : 石角完爾
  • 朝日新聞出版 (2011年9月7日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784023309722

ファイナル・クラッシュ 世界経済は大破局に向かっている!の感想・レビュー・書評

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  • 世界は負債の山で築かれている。

  • 書いてある内容はよくある破綻ものと同じで、特に驚くを感じるものではありませんでした。今の世界列強各国の経済は低迷する民間の借金に代えて、政府借金によって成長を維持しようとしているだけでいずれ破綻(ファイナルクラッシュ)がやってくるとのことでした。

    金融緩和も小手先の技に過ぎず、結論からいうと好景気の際に備えをしていなかったツケを今世界各国が払わせようとしている。アメリカ・ユ-ロ・日本・中国順番の違いはあるかもしれないが、列強各国はいずれにせよ破綻を迎えるとのことでした。

    ただ他の本と違うのは、不安をあおるだけでなく現在の消費主体(借金・消費)の経済が終わった後は、倹約・貯蓄の価値観が再び見直させる時期になり、お金持ちが幸せであるとの価値観が見直される時代が来るとの見解を示している点です。

    ファイナルクラッシュが来る前に個人ベ-スで取り組むことは、筆者が海外在住のこともあり沈むかもしれない日本国に資産を集中させるのではなく極力資産を分散させること、通貨はどうなるか分からない現状では実物資産(金や石油等)への投資をすするめることを書かれています。

    筆者が60代ということもあり、日本の資産を全部売却すれば1億円くらいになるのでそれを早く海外に移しなさいといった、私のような40代の人間には参考にならない意見も書かれていましたが、内容的には良書だと思います。40代の人間がするべき事はどんな時代の変化が来ても生き残れる仕事力を身につけることかもしれませんね・・・

  • 自説を権威づけるために、一部の専門家の間で話題になったというユダヤ人投資顧問の書いた本をひっぱり出してきて、こてこてのユダヤ陰謀論的味付けを勝手に加えてみましたとさ。徳間書店あたりから出てれば楽しんで読めそうなんだけど、朝日新聞出版というあたりがどうにもこうにも……

  • 07/09読了。

    『たくさんあるものは値を下げる。たくさんありすぎるものはクラッシュする』

    たくさんありすぎるものはドルでありユーロであり円である。

    負債によって大量に市場に出回った金がその価値を失い、クラッシュする。

    最近、経済関係の本を読んでいるが、これは面白かった。

    本書はファンドマネージャーが2006年に英語版でファンドマネージャー達が集まる金融会合で配られた本がベースになっており、ものの見事に昨年まで書かれている内容が次々と現実になっている事を、日本人が解説を交えながら書かれているもの。

  • 本の帯に書かれている内容に惹かれて読んだ本ですが、欧米中心の資本主義経済は「やり直し」の時期に来ているのかもしれないと思っています。

    純金積立を始めた20年程前は、金価格が下がる一方で貯金より率が悪かったのですが、ここ5年間では急騰しています。初めは喜んでいたのですが、冷静に考えてみると、純金の価値は不変なので、その間に通貨の価値が下がっていることに気づきました。

    価値の代替機能を持たせていた通貨がこのような状態では、以前に金本位制から変動相場制に変わったように、近い将来に「仕組み」が変わることもあり得ると思います。今持っているお金の大小よりも大切なものがあるのかもしれませんね。

    以下は気になったポイントです。

    ・ヘッジファンドが行っているデリバティブの売買は基本的に相対取引で、口頭か、紙ベースで行われていて、その情報交換には日本人は参加できる人は殆どいない(p2)

    ・2010年から始まる新たな10年間では、花盛りの後の憂鬱が起きる、本当に苦痛な離散の期間はその後にくる(p30)

    ・銀行は貸し出しの焦げ付きに備えて一定の現金積立を要求されていたが、ブッシュ時代に現金の代わりにアメリカ国債でいいとルールを変更した(p50)

    ・アメリカ企業は株価引き上げのために、資金を銀行から借りて自社株を買い続けた(p51)

    ・ヘッジファンドの運用成績を見るときに、ファンドが借り入れている資金は不思議なことに無視される(p54)

    ・日本政府の累積債務がGDPの200%になって騒いでいるが、世界全体で見れば800%、これはもうクラッシュして当然(p79)

    ・1792年の通貨法では、1トロイオンス(31g)の金貨の値段は19.75ドル、1944年ブレトンウッズ協定では、35ドルで1971年のニクソンショックまで、2006年は644ドル(p90)

    ・グリーンスパン時代に、物価統計は前月比か前年同月比しか発表しなくなった、5年前との比較はなくなった(p94)

    ・原油のドル決済をしていたUAE、シリア、カタール、クウェートがドル以外の支払を求めるようになった、またアメリカ国債格下げに伴い、シンガポールドル・スイスフラン等が値を上げている、持つべき通貨はこの2つの通貨(p98、157、231)

    ・アメリカ経済の息の根を止めるのは、テロリストではなく、内から発生するインフレである(p145)

    ・スペインは南アメリカの金銀を略奪したが、それがスペインになだれ込んで猛烈なインフレとなり、スペイン帝国の崩壊となった(p147)

    ・ハイブリッド車が走ることによって達成されるエネルギー抑制よりも、モータとエンジンを両積みする複雑な車の製造工程に投入されてロスするエネルギーが実は大きい(p154)

    ・日本経済を支えていた2つのエンジン(アジアの経済成長、アメリカの過剰消費)が止まると、ジャパンプロブレムがクローズアップされてくる(p197)

    ・資産の脱出先はシンガポールが最も良い、ゴールドがベスト(p235)

    2012年4月22日作成

  • たくさんあるものは値を下げる。たくさんありすぎるものは暴落する
    アメリカ メディケア 65歳以上 ただし若い時に保険料をきちんと収めたある程度以上の収入の人たちだけが入れる
    日本のバブルがはじけた90年代以降、20年近くアメリカの消費は活発で、同時に日本を除くその他のアジアにおいて産業の発達が著しかった。この二つのエンジンがあったために、日本は完全に失速せず、水面すれすれにとどまった
    ファイナルフラッシュがおこると一種のサバイバルゲームと鳴る。もっとも少ないダメージでやり過ごせるのは、一つは資源と食料をどちらも自給できる国であり、もうひとつは貴金属とくにゴールドをたくさん持っている国であり、個人であり、機関であろう
    ファイナルフラッシュ 借金による消費によって演出された不自然な成長の仮面がはがれ本来の姿に巻き戻される過程
    ファイナルフラッシュの後の次の20年は、エネルギーと食料の自給が最大のテーマとなる
    投機と消費から倹約と貯蓄へ
    アメリカではオバマ大統領が演説で、「live on your own means」身の丈にあった生活をしようと述べた

  • 基になったレポートを書いた人物の部分は非常に興味深いが、原作者の主張や内容は微妙な面が多い。

  • 先行きが不安になってしまった。
    けど、消費型経済は100均みても無駄が多い経済。エコとは逆行する社会。資本主義経済もとっくに限界を迎えているのに、それに変わる社会がわからない。ブータンも紹介されとるけど、そうなるためにはかなりの社会の方針転換が必要。やっぱクラッシュしかないのかも。

  • ファイナル・クラッシュが起こると、貨幣が価値を失い、インフレが発生し、商品価格が高騰する。その結果、世界中に保護主義が蔓延し、グローバリゼーションが交替する。
    ファイナル・クラッシュ後は、「消費経済の終わり」が到来する。すなわち、過剰だった消費がしぼみ、金融によって膨らんだ経済規模が縮小する。
    倹約、身の丈に合った生活がかっこいいと見なされる、そういう時代が来る。

  • なんか期待外れだったけど、まあこの類いの本にあんま期待するほうが悪い。

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ファイナル・クラッシュ 世界経済は大破局に向かっている!の作品紹介

世界中のユダヤ人の間で話題になっている予言の書"THE FINAL CRASH"。サブプライム、リーマン・ショック、通貨戦争、金や石油、穀物といった商品相場の高騰など、この四年間の金融事象をことごとく的中させた。二〇一一年以降はどう予測されているのか。米国債・ドルは大暴落するのか。資産を守る方法はあるのか。ユダヤ教に改宗してユダヤ人となった国際弁護士で、同書の著者ヒューゴ・ブーローと親交のある石角完爾が、同書の内容をもとに世界経済の動向を読み解く。

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