ノマドライフ 好きな場所に住んで自由に働くために、やっておくべきこと

著者 :
  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784023310575

作品紹介・あらすじ

『レバレッジ・リーディング』から5年、ハワイ"移住"から5年。本田直之が初めて明かす、「自分で選ぶ人生」のつくりかた。

感想・レビュー・書評

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  •  この本は、あの「レバレッジ・リーディング」、「レバレッジ勉強法」などの「レバレッジシリーズ」で有名な著者の新刊。著者の主張は一貫している。いかにして効率的に目標を達成にするか、その1点に向けてどのように動いていけば良いかということを述べている。

     著者曰く、次の3つの条件の1つでも当てる人は、ノマドライフを考える岐路に来ている。選ぶかどうかは個人の意志次第。

    1. カフェで仕事をするだけでは物足りない

    2. いつかは海外で暮らしてみたい

    3. 会社員でも、自由な生き方を忘れずにいたい

     もはやどんなに有名な大企業でも外資系の企業に買収されるか、あるいは倒産する可能性がありうる時代に突入している。あの山一證券がつぶれた時、あの4大証券の1つで当時の大蔵省(現財務省)が護送船団方式で守っていた業界でもつぶれるようになったのかと驚いた。あの某自動車会社だって、10年後にはどうなっているか分からない。もしかしたらあのインドの自動車会社に買収なんていうニュースが流れているかもしれない。

     とは言っても今すぐにノマドライフとは行かない人がたくさんいるので、著者は6つの「フェーズ」を提案している。

    1. 「ベースをつくる時間」(5年)

    2. 「方向性を模索する時期」(3年)

    3. 「未来につながる実績を残す時期」(5年)

    4. 「転換期」(2年)

    5. 「実践期」(5年)

    6. 「シェアの時期」

     そのほかに提案しているのは、モノはたくさん持たない、本業一筋なんていう古い発想は捨てるなど示唆に富んだ提案がなされている。これからの時代は柔らか頭でモノを考えることが重要になるのだなあと思った。このノマドライフには教科書などないので自分とは異なる思考や異文化に触れることもノマドライフ実現に向けてのキーとなると著者は説いている。

     後、面白いのが、モチベーションの上げ下げガ極力ないようにしているという著者のライフスタイル。モチベーションは人から与えてもらうものではなく、自分で用意した方がいいと勧めている。モチベーションを絶えず与えてもらわなければならない「かまって星人」では与える側の人がエネルギーを吸い取られて疲れ果ててしまうからなあ。

     「ノマド」ではないがモクモク羊の場合、「プチノマドライフ」や「プチプチノマドライフ」はやっている。今仕事にしても、プロジェクトごとに会社に行って仕事をやり、期間終了すればハイさようならの生活。社内政治フリーのさわやかな生活を送っている。役職よりも夜食だな。朝は、満員電車の中で人に押されながら痛勤するのがいやなので、早めに職場の駅に着いてカフェで朝食を取る。しかも、カフェの日替わりコースを採用して今日はあそこ、明日は別の所と、同じ店に連続して通わないようにしている。マンネリは避けたいからなあ。

  • 2012年に出版された本であるが、場所や仕事に縛られない先駆者としての生き方を学べる内容だった。
    ノマドと聞くと、自由な放浪者のようなイメージを持っているが、自由はあっても仕事の生産性が低い者をワンダラー、生産性が高い者をノマドと区別していた。
    ノマドライフを実現するためのヒントとして、お金に対する考え方や、物を減らし効率化すること、ベーシックインカムを作るなど、具体的に書かれていた。
    ノマドライフは心のあり方ともあり、新しい生活様式は不安が伴うが、不安を受け入れ、不安に支配されないために行動をしていくことが大事だと感じた。

  • 遊牧民的な、縛られない、ノマドライフ。会社組織や住居に拘らずに過ごす生き方。
    個人的に、家族を考えると、100%同意出来るスタイルではありませんが、プロとして、複業をしながら働くスタイルには共感できました。

    最後に書かれていた通り、ノマドな心のあり方は意識して生きていきたいです。

  • 情熱大陸の安藤美冬さんに影響を受けて、
    「ノマドワーカー」関係の本をたくさん購入しました。
    まずは、簡単そうな本田さんの本から読んでいます。

    ノマドワーカー(遊牧民のような働き方をする人)や
    ノマドライフ(遊牧民のような生活)について、
    初心者でも分かるようにわかりやすく書かれています。

    特にいきなり仕事をやめて、ノマドな生活になるのではなく、
    今の仕事を一生懸命やって自分の強みを見つけてから、
    徐々にシフトしていくという考え方は共感できました。

    この本をきっかけにまずは色々と本を読み漁る予定です。

  • ノマドライフ
    『仕事と遊びの垣根のない、世界中どこでも収入を得られるノマドビジネスを構築し、2カ所以上を移動しながら、快適な場所で生活をすることで、クリエイティビティや効率性、思考の柔軟性が向上し、それがいいスパイラルになるライフスタイル』
    この定義のもと、ノマドライフをワークとテクノロジー・お金と生活・思考法の面から体系的に論じている。
    ノマド「ライフ」というように、ノマドライフは働き方だけに留まらず、ライフスタイルそのものを表している。しかしノマドライフはすぐに完成するものではないため、自分がどこのフェーズにいるか知った上で行動する必要がある。
    どこの章でも「移動」というキーワードが出てくる。持つものについても、生活の仕方も、考え方についても、移動が柔軟な考え方を生み、そのアイデアによって新たなライフスタイルが生まれるという。
    今ノマドライフを送りたいと思っていなくても、今後の生き方の参考になるだろう。

  • ノマドライフを始めるまでの6つのフェーズ
    できることから試してみたい。

    机の中を空にする
    デスクトップPCをやめる
    週1回会社に行かない日を作る   などなど

    できることから試してみたい。

  • いわゆるサラリーマンをしてますが、今の会社や仕事に色々思うことあり。
    仕事だけでなくライフスタイルごとまるっとノマドをおすすめしている田中さん、初めてでしたが文章も読みやすく、ますますノマドライフへの欲求が強くなりました。
    自己責任でやること、沢山種を蒔くこと…実践していきたいです。

  • ノマドライフと一言でいっても、色々選択肢もアプローチも違うことがわかり、夢が広がった。うちの夫はフリーランスでいわゆるSOHO、私はデュアルワークで副業のほうの可能性を伸ばす時期。
    子供達の学校教育のことを考えるとそんなにフラフラできませんが、いつかは別の国で暮らしたい。子供達にも海外経験積ませたい、と思うと今後が楽しみです。

  • 場所に縛られずに仕事をするノマドライフ。

    出来る出来ないというよりはやるかやらないか、の選択だと思います。

    今までの常識から離れた色々なライフスタイルがこれからも増えていくでしょうね。

  • 机の引き出しを空にする。
    ノートパソコンに変える
    1年間、トレーニングとしてやってみる。一日500円で過ごす。
    自分税を天引きする=1年間だけ。生活費の3割。
    引っ越しする=モノを捨てるチャンス。
    今年は移動の年にする=あちこちに移動する。
    その国の言葉で挨拶だけは覚えていく。

    JALグローバルクラブ
    ANAスーパーフライヤーズカード

    国際自動車のkmーIVR
    MKタクシー

    スカイスキャナー
    シートエキスパート
    ラウンジガイド
    トリップアドバイザー 各所の口コミ

    時間を区切って仕事をする
    定期的な拘束を受けない

    柔軟思考。遅すぎることはない。積極的に異文化や思考に触れる。
    アイデアと移動距離は比例する。移動しながら考える。車、電車など。

    インスタグラムで写真のみを発信。

    モチベーションは上がりも下がりもない。
    ドキュメンタリーの映画や本を読む。
    「クラッシュ」「アライブ生還者」映画

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著者プロフィール

レバレッジコンサルティング株式会社代表取締役。ハワイ、東京に拠点を構え、日米のベンチャー企業への投資育成事業を行いながら、年の5ヶ月をハワイ、3ヶ月を東京、2ヶ月を日本の地域、2ヶ月をヨーロッパを中心にオセアニア・アジア等の国々へ食およびサウナを巡る旅し、仕事と遊びの垣根のないライフスタイルを送る。食やサウナのイベントのプロデュースも行う。コロナ禍では各地方にある酒蔵のPR支援などにも取り組む。オンラインサロン「Honda Lab.」主宰。

「2020年 『パーソナル・トランスフォーメーション コロナでライフスタイルと働き方を変革する』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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