「為替」の誤解 通貨から世界の真相が見える

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  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784023311152

作品紹介・あらすじ

1ドル=50円に突入するのか。為替介入や金融緩和で円高は止まるのか。いずれ日本国債と円が暴落し、1ドル=200円になるのか。ギリシャはユーロ圏から離脱し、ユーロは解体するのか。ドルは暴落し、基軸通貨の地位を降りるのか。中国の不動産バブルは崩壊するのか。オーストラリアドルなど主要通貨以外の通貨の地位は向上するのか。No.1エコノミストが"極論""暴論"を検証し、通貨・経済にまつわる疑問を解消する。

感想・レビュー・書評

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  • 「円高は止まらない、ドルは基軸通貨の座を降りる、ユーロ圏は解体する・・・。」巷間で広まる、こうした極端な見方を検証し、通貨・経済にまつわる疑問を解消。

    要点は、「極論は信用するな。」

  • ■為替

    A.近年の円高の背景には、市場全体が、運用リスクを出来るだけ回避しようとうする「リスクオフ」の傾向を強めたことがある。
    すなわち、投資家が資金を、ドルや円、スイスフランなど、相対的に安全な通過・資産へ退避させている。
    そのことが、昨今の円高の原因である。

    B.日本経済が低迷しているのに、外国人による円や日本国債買いが活発なのは、欧米に比べ金融システムなどが安定しているからだ。
    ただ、こうした動きは一時的なもので、欧州の債務危機が解消した場合、日本の深刻な財政に彼らの関心はシフトし、円や日本国債を見る目は大きく変わるだろう。

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