- Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784023311633
感想・レビュー・書評
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うんうん、そうだよな、と頷いてしまう自分。
極論も多いけど、大方先生の意見に賛成です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ちょっとひねくれた世の中の指摘はおもしろいのだが、
どうも文章が読みにくい。
で、結論なんだっけ?ということにいつもなってたり。。
マンガだと活きてくるのかな?
【ココメモポイント】
・今一番働き盛りの現役世代が、この不景気から這い上がるところをそんなに知らないんじゃないか?
景気の良いところから悪くなったところしか見ていないので、そこから這い上がるノウハウを持っていない。
P.17
・一生懸命開発して作ったテレビを、買う人たちはいるのか?
ってとこまで考えて、人を雇ってほしいですね。大企業の経営者は。
P.36
・旦那さんにとっての結婚のメリットは「セックスの安定政権」ですよ。違いますか?
P.146 -
2ちゃんは第5の権力!
それだけでなく同感の嵐。
惜しくらむは、同感した意見の水準が居酒屋の管巻き程度であること。 -
■共感できるところもあるが,
内容のない(経済?)エッセイ。 -
図書館で借りた。感情は分かるが、勉強のためなんに
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最初のページは、話し口調なのですごく読みやすかった。
しかし、進むに連れて、その語り口調に「知らないけど」「多分」など、曖昧な表現があまりにも多くて途中で読むのをやめてしまった。もうちょっとしっかりした発言が好きな自分には合わない文体だったかもしれません。
が、しかしテーマは自分達の生活に短なので面白い。 -
卑屈な語り口が凄くいい。
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限りなく一般的な目から見た、社会批評。
「僕はこう思うんだけど…」感がいい。
会社にはもっとストーカーみたいな、やばいやつが入るべきっていうとこはめっちゃ共感しましたよ。
こういう自由な発言、自由な感覚がもっともっと声に出せたらええよなあ。 -
サバサバと言いたい放題言ってくれていてスッキリとした読み味。
価値観は違っても嫌な気分にさせない感じが良かった。
こんな考え方もあるんだなーと思える本。 -
この人の漫画を特に読んでいないのだが、漫画が好きでないと面白味が見えてこないのか、自分には何が面白いのかさっぱり分からないまま読み終わってしまった。
言っちゃ悪いが内容自体は素人でも思いつくようなものなので、漫画家らしいユーモアでも利いてないと面白くないのだが、それが殆ど感じられなかった。 -
「就職難!! ゾンビ取りガール」で完全にファンになった漫画家のエッセイ本.
経済学と謳っていますが,経済にとどまらず身の回りのあらゆる物事にあくまで自分の目線で語っています.
話が脱線しかけたりヒートアップしたり,いわゆる福満節にたっぷりと浸れます.
少し想像していた内容とは違いましたが,満足です.
・「グレムリン」とか撮れる国に勝てるわけがない
・2ちゃんねるは”希望”である
・好景気の時代の有利さだけのポジショニングで”経済のためにみんなもっと消費しよう”とかいわれるのは納得いかない
あたりがよかったです. -
経済という言葉がいつのまにかみんなの肌に貼りついている。自分がどう食べていくか、だけを考えるんじゃなくて、その奥にある未来を見据えて語らなければならない空気に包まれている。
けれど、経済を動かしているのは結局みんなの生活だ。みんなが、あれをしたい、これを食べたい、と思うイメージに沿って活動したその結果が経済になる。
経済をどうするのか、ではない。毎日の生活をどうイメージして生きていくのか、だけが意味をもつ。そのことを知ってビジョンを発信できるかどうか、が問われている。
正しいことを発信すればいい、という姿勢はときに罪なんだということだろうか。断言したくないきもちもあるけれど。
【追記】
経済のホントをここまで考えさせられた本はなかった。今のぼくにタイミングがあっただけかもしれないが。
でも、この本を売るのはむちゃくちゃ難しそうだ。というか、売ろうという意志が見えてこない気がする…。おもしろい本でした。 -
こんな本まで出してしまったか・・・。
しかも朝日新聞出版社から。
でも内容は変なフィルター入ってなくて、それどころかかなり挑戦的だったように思う。
よく出版したなと。
何せまとめが「希望は2ちゃんねる」だから。
多分だけど・・・もう景気って良くならないと思うなー。
この本にも書いてあったけど、今の若い人らって自然体で慎ましく暮らしているでしょう。
無理してないでのんびり自分のライフスタイルを持っているというか。
反面、僕らの世代から上は・・・。
最近、会社で「氷河期世代だったんですよね」と若いお姉ちゃんから言われたので、「ていうか単なる『自分探し世代』ですよ」とウィットに富んだ返しをしてドヤ顔したんだけど、まあ氷河期世代だったけど学生の景気は良かったよね。
猫も杓子も自分探しして、いざ時がきたらみんなシレーっと公務員になったくらいにして。
「おいおい、そのお前らのバイタリティーや独立精神でその身の振り方かよ」っていう違和感はあったよね。
散々海外旅行やクラブ遊び(やバーベキューw)してそこ?、みたいな。
いや、何かバーやったりとかそういう方向じゃないのかよと。
それで気付いたら普通にドロップアウトしてたの俺だけっていう。
そういう取り残された感もあって、こう景気のいい話をしてた(してる)同世代は苦手。
でもそんな調子乗り自分探し世代も今では本当に景気悪いだろうから、まあ許してやるかと思いつつも腹が立った時はこのエッセイを読んで溜飲を下げるべし。
ごめんなさい、まとまりがなくて。
頼むからみんな飲み屋で経済とか政治の話しないでくれ。
あと最近の若いヤツは~も。
マジセンスねえから。 -
いやー、amazonからこの本をお勧めされたときは正直驚きましたよ。「経済学……!? え? マジで?」って。
だって正直、著者の福満先生はこう言ってはなんですが、経済とは限りなく縁遠いですからね。
これまでもご自身の漫画にて、「お金のことはまるで分からず家計は全て妻任せ」であり、住んでるマンションの家賃さえ把握していなかったことが「うちの妻ってどうでしょう?5巻」で明らかになりました。
そんな先生が経済学を、たとえ小規模だろうがなんだろうが、とにかく経済学を語ろうというわけですから、こりゃあもう出版社も作者も揃ってトチ狂った挙句に販売された本なのだろうなあ、と思っていたらまさにそんなようなことが冒頭で書かれていたので、まあ自覚はあったんだな、と少し安心しました。
そんな感じで、僕のように福満先生の著書は全て購入している人間でもためらうのですから、真面目に経済学を学びたい……人はまあ、このような本をそもそも買うかどうか躊躇しないでしょうから、例えばそう。お手軽に経済を勉強してみようかしら、うふふ、といった主婦の方なんかでも本作を購入すると「あれ? これ経済学とかそういうんじゃなくない?」となる可能性が高いので、注意が必要です。
そんな中僕の感想はと言うと、とどのつまりいつもの福満先生節炸裂のエッセイというか、愚痴というか、社会への不満というかまあ、そんな感じでしたが、なんだかんだで経済という迂闊には扱いづらいテーマでもきっちりと笑わせてくれるのですから、さすがだと思います。
先生は、学歴も低く、漢字もあまりわからないということをいつもコンプレックスというかネタにしておられますが、どうしてなかなか日本語はお上手なので文章は読んでいて飽きさせません。
バブル時代の残り香への敏感さから来る、現世代と30代後半世代の考え方の違いは、正直「なるほどなあ」と唸らされたし、とりあえず先生のファンの方は読んでみて間違いはない作品と思われます。
ただ、amazonで適当に発注して届いた品を見たら1300円!という価格設定には驚いたので、こういうところも経済観念を磨いていきたいです。