NARUTOはなぜ中忍になれないのか ― 課長になれる人、なれない人
- 朝日新聞出版 (2013年4月19日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
- / ISBN・EAN: 9784023311923
作品紹介・あらすじ
C0030【社会科学/社会科学総記】人気漫画『NARUTO』の主人公ナルトは忍者の世界でトップをめざし、師匠たちに認められ最強戦力となったが、地位は下忍のままである。ナルトがなぜ管理職になれないのかを分析し、現実社会でも
感想・レビュー・書評
-
さっと読める一冊。
こんな視点でナルトを読めるのかと
楽しみ方を再発見詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
完全にタイトルが目について読んでみたけど、意外と面白かった。火影の資質はあるけど隊長にはなれないナルト、隊長としての資質は十分だけど火影には一歩足りないシカマル。主要な2キャラクターにスポットを当ててそれぞれの役職に必要な資質を説明していくのは納得できたしわかりやすかった。内容としては非常にシンプルなのでサクッと読めるしね。
ただまあ値段の割に余白がめちゃくちゃ多くて字が大きいのが気になったけど -
NARUTOを読んでいればかなり面白い。読んでいない人にはおそらく意味が分からない…
百年コンサルティングの社長の鈴木さんの本。
ある程度以上大きな組織の中で、役職を上げて行く為に必要な考え方や能力を考察している。
そして、それはタイトル通りNARUTOを通して書かれています。
正直思った以上にNARUTOへの愛が強くて驚きました。
現代の組織の中では、ITや仕組み化によりスーパー人材とそうで無い人との差が薄れてきているので、個人としての能力が高いことよりも組織を動かせる事の方が価値として、(ちなみにこれがタイトルのネタばれです)ただし、その能力だけで中間管理職になると、今度は前提の中でしか力を発揮できなくなるリスクがあり、トップになる為にはビジョンを信じきる能力が必要、という展開です。
ただし、たとえ話は徹底的にNARUTO。
一応簡単な解説はありますが、正直読んでいないとあんまり意味分からないと思います。
いっそ、読んでる前提で書いても良かったのでは、と思うレベルです。
デスノート、ワンピースと少年ジャンプネタが大好きな印象の鈴木さんですが、今回はこれまでと比較にならないぐらい元ネタ(NARUTO)に熱いです。
多分、ついて来れない読者さんいると思います…