今の日本がここから見える! 「米中韓」と日本の歴史

著者 :
  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784023313064

作品紹介・あらすじ

【歴史地理/日本歴史】日本と関わりが深い「アメリカ」「中国」「韓国」との関係を軸に、東進ハイスクールの人気講師が日本通史を解説。古代から現代までの歴史を大づかみに理解でき、竹島、尖閣諸島、沖縄米軍基地など、日本をめぐる諸問題の「おおもと」もわかる。

感想・レビュー・書評

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  • ●蘇我氏が渡来人を従えて権力を握った。だから仏教を大事にして広めていった。
    ●沖縄は、1429年から琉球王国という独立国家だった。1609年薩摩藩の島津家久に征服され支配下に。ただ中国との朝貢貿易は継続させた。結果、両国の属国ということに。最後は日清戦争で決着した。
    ●福沢諭吉の脱亜論。野蛮な態度を固守している朝鮮や清との連携を否定。欧米と同じ態度で接するべきと主張。
    ●満鉄の利権を独り占めしてアメリカと対立
    ●満州事変→日中戦争→太平洋戦争
    ●満州には親日軍閥の張作霖がいた。しかし、孫文の後継者、蒋介石が北部軍閥を倒して中国全土を統一しようとする。満州守備隊である関東軍は弱い張作霖に見切りをつけ、自分達で直接支配しようとする。そして張作霖を爆殺します。そうすると当然、息子の張学良は蒋介石と手を組みます。
    ●今度は中国が満州の権益を取り戻そうとする。北からはソビエトが。そこで武力で満州を支配しようと石原莞爾の登場。満州事変へ。昭和7年、溥儀を皇帝に満州国の建国。日本は世界から孤立していく。
    ●GHQがマッカーサーラインを引いた時に、竹島を通っていなかった事に便乗して、李承晩ラインをひき、竹島はかれこれ60年も実効支配されている。
    ●尖閣諸島。1895年、明治政府は、外国の支配下にないことを確認したうえで占有。
    1920年頃には鰹節工場など200人が住む。
    1951年のサンフランシスコ平和条約でも、尖閣諸島は「沖縄を含む南西諸島の一部」としてアメリカの施政権下に置かれていました。1968年に石油資源が埋蔵されてるという発表がって初めて、中国台湾が領有権を主張し始めただけ。

  • 独立すれば再軍備が必要になる。再軍備を行うにはもの凄く費用がかかる。そこで、米軍基地を国内に置くことを認めて、再軍備の負担を軽減しよう、そして浮いたお金で日本の経済復興をさせよ、と吉田は述べた。

    アメリカのニクソンはべとなう戦争の早期終結を考えていた。そこで中国との関係を改善して、中国を通じてきたベトナムとの和平を実現しようとした。

    日中国交正常化のきっかけはベトナム戦争だった。

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著者プロフィール

京都市出身。歴史コメンテーター。東進ハイスクールのカリスマ講師として活躍。
テレビ・ラジオ・講演会にも多数出演。
「日本」と「歴史」に関する解説は、とてもわかりやすいとの定評がある。
著書にベストセラー『日本史B一問一答 完全版』『金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本』シリーズ(東進ブックス)、『マンガで攻略!はじめての織田信長』(白泉社)、『「米中韓」と日本の歴史』(朝日新聞出版)などがある。

「2021年 『教養として知っておきたい「日本史の200人」一問一答』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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