- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784023314559
作品紹介・あらすじ
人工知能×ビッグデータの進化が、ついに「人事」の世界にも革命を起こす。就職活動、人事評価、企業の人材戦略…あらゆる分野で人間の主観に頼ってきた旧制度が過去のものとなり、個人の働き方、労働条件もまったく新しいものに変わるだろう。本書は、狭義の「人事」に携わる人のみならず、あらゆるビジネスパーソンに向けた警告と提言の書である。
感想・レビュー・書評
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いやもう、おっしゃる通りだと思います。
どうやったら、それを
上の人たちに理解してもらえるのか?
それが課題です笑詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
暗黙知主導な人事業務(採用、評価、人材配置、教育等)をもっと科学的に行うことで、日本企業の課題を解決していきましょうという本。そこでキーとなるのはデータサイエンス。既にマーケティングや経営意思決定に活用されるデータサイエンスが、最後に取り残された暗黒大陸のようにも思われる人事にどう切り込むか。日本における人事の役割の変遷と課題、米国でのHRtech動向など、分かりやすい。本書でも「ワーク・ルールズ」という本が良く紹介されているが、具体的な事例としてを読んでおくと良さそう。
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今までにないアプローチ。米国はここまで人事、採用にも人工知能、ビッグデータを採用しているとはちょっと驚き。
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Vol.342 人事革命の始まり!?人工知能とビッグデータから何がわかるのか。http://www.shirayu.com/letter/2016/000692.html
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人事と人工知能。
はじめはこの二つの接点って、どこだろう?と思っていたけど、読み進めると「そうだよな!人事情報って、体系立てたら、求職者が自社とマッチしているかを判定することできるかも」と思えるように。読みながら、自分なりに新しいビジネスモデルを作れるかも?なんて考えながら。
前半は「人工知能入門」的なイメージで、中盤は「人工知能を人事で活用」とここまでは読み応えがあったのですが、後半はちょっと内容的に薄くて残念。
でも、全体としては読んでみてもよい一冊かと! -
ニュースや雑誌で見知った内容を列挙した感がありました。もう少し具体的にどのようにAI、ビッグデータが人事に活かされているのか分かると、もっと面白かったと思います。
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HRということについて
日本の歴史的背景から過去と現状の分析を行った後に今後のトレンドとアプローチを提示する。
これまでの人事は
①年功序列②終身雇用③企業別労働組合がメインの制度となっていて
↓
①が職能資格制度となるが、基本的には年功による経験で判断されたり、職能を詳しく記述する手間などもあり再び変化する。
↓
失われた10年として、海外に合わせて
①に成果主義を取り入れるものの上手くいかない。
これまでは人事はオペレーション型や暗黙知型のため、裏方仕事(バックオフィス)すぎたり、感覚によるものに頼りすぎていた。
しかし現在は人の価値観の多様化などから商品そのものの価値を上げていても変化に対応出来ないため、商品やサービスの大元の【ヒト】に焦点が当てられ始める。
そのヒトを効率的に(費用対効果)採用し、育成するためにAIを用いて、形式知化していこうという流れである。これにより国際化であったりダイバーシティにも対応できるようになる。
NLP(Natural language Processing)などにもより自然言語も処理されるようになる。
採用はこれまで、言われたことを最効率的にこなせる人材を求めていたが、今後はイノベーションを起こすことが出来る人材が求められている。
GROWの宣伝を途中含みつつ、①他人からのフィードバック②蓄積されたデータ分析等を用いていく流れを作ろうとしている。
事務局化し続ける人事に対して、今後は経営戦略との結びつきが重要になることを指摘する。
今後はHRとして、プログラミングは特に必須条件になってくる。(ちなみにAIを用いたプログラミング等も以前ほど難しくなくなってくる。データを打ち込むだけなど簡単なエクセルと同等)
よって①英語②プログラミングを社会人の必須条件として提示する。
またグローバルな人材として、
もっと日本を知ったり、教養を身につけて
【自分の価値観•哲学を持つ】ことが、AIに仕事を奪われない、人間らしくあり続けることに繋がるのである。 -
ビッグデータ→データ分析(ビジネスアナリティクス)で、経験や勘ではなく、事実(データ)に基づいてビジネス上の判断をできるようにする
ディープラーニング→大量の情報を短時間で学習し、正確性など能力を高めていくこと
自然言語処理→コンピュータが0や1といった数字で判断するのではなく、人間の言語を学習する
ネイマンピアソン理論
ベイズ統計
暗黙知としてしか存在しなかった知恵の領域が形式知に可視化できる時代になった
NTTがプリファードネットワークス、ドワンゴ人工知能研究所に出資 -
人工知能、ディープラーニングのアップグレードが進んでいく中で、AIを組織にどのように取り入れ、これからの組織においてヒトとして何を大事にすべきかを考えさせられる本書。人事に限らないことですが、個別にアレンジされたスキル向上やアイデアの発案を促すAIの可能性にはものすごく未来を感じます。ガンダムのハロとか、ある意味でのび太にとってのドラえもんのようなイメージで。