IoTビジネスモデル革命

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著者 : 小林啓倫
  • 朝日新聞出版 (2015年12月7日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784023314696

IoTビジネスモデル革命の感想・レビュー・書評

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  • IoT関連の活用事例の紹介がふんだんに盛り込まれている。知らなかった事例も多くあり、参考になった。
    フォトシンス社のインタビューの、「IoTで新規事業を立ち上げる」という意識で取り組むのではなく、何を解決したいのかを明確にすることが重要、というフレーズが印象的。
    確かにAI/IoTがともすればバズワード化している中で、専門組織は作ったものの何をするかはよくわかっていない、というようなケースはよく聞く話だ。また、IoT技術を使わなくても出来るものを無理にIoT技術を使おうとして複雑にする、というような事もありそう。
    パーク24の事例で、黒字化するのに5年程度かかり辛抱強く続ける必要があったという話があったが、ある程度経営層の覚悟・信念というものも必要なのだろう。

  • iotの入門書としては良い。
    ※iotは①モノ②センサー③プロセッサー④通信機能&ネットワーク⑤情報処理で成り立っている。
    それぞれの機能が其々発達しているのが現在だ。
    ②の例としてはドローン③の典型的な例としてはマイコンボード(エジソンやスノークッキー)④は意外とボトルネック(最近の注目はbluetooth)⑤はAIが挙げられる。
    ※機械が人間を主導する世界とは簡単に言うと①現実の情報化が早く②頻度が高く③蓄積が可能で④共有可能で⑤即活用可能な世界
    ※ビジネスでの戦略と戦争の戦略は違う。ビジネスでの戦略は秘密にしておけるというより自らの組織とビジネス環境に合致した戦略を立案できるか、また実行できるか。
    ※iotのビジネスモデルを成功させる為には
    ①トップの決断を引き出す②データ収集への信頼を勝ち取る③顧客のニーズと向き合う④将来の技術革新を前提とする⑤小さく始めて改良を続ける

    ①と④と⑤は関連。モノを売った後もデータを通じて顧客と繋がれるようになった今完成版はない。「永遠のベータ」という姿勢が肝要。イリジウム現象が示すように技術革新や経営環境がはるかに進む可能性があるだけに「小さく始めて改良を続けるのが好ましい」
    その時に大切なのはユーザーは情報収集されるのはしばしば好まなかったりする。ユーザーにメリットを開示し「楽しませる」工夫する必要がある。

  • 著者は日立コンサルティングの経営コンサルタント。2015年の書。具体的事例が多く読みやすい。

    おもしろいと思ったのはアケルンというIoT鍵や、テスラのネットワークアップデートによる自動運転機能の追加の話。一度だけ利用可能にするIoT鍵など、確かに様々な応用が考えられそうで、おもしろいアイデアですね。

  • 知っている人からすると若干物足りない内容ですが、
    IoTに関する変遷や各社の取り組み(インタビュー)があり、
    そもそもIoTって何?って人が読む分にはいいかなと思います。

    すでに仕事で取り組んでいる人は、
    いろんな情報をネットで拾ってたりするので、
    正直読む必要はないかなって思いました。
    アイデア系に関しては、別にIoTに限った話じゃなかったですし。

    【勉強になったこと】
    ・吸引器にセンサーを入れることによって、
     いつ、どこで使用したかの履歴が取れるようになり、
     それにより症状の把握、治療への貢献が可能となる。
     また、匿名データで多くの患者のデータを収集すると、
     いつ、どこでの利用が多いかがわかり、
     喘息が起きやすい時間帯や場所がわかるようになる。

    ・カーシェアサービスを開始した当初、ETCカードを
     抜き忘れるといった忘れ物が多いことが判明した。
     そのため、特定の条件を満たした場合に限り、
     再度同一カードで車の開閉が可能となるような仕組みを
     追加開発した。
     このように使われてみて挙がる課題も多くあるので、
     スモールスタートで始めてみるのは重要である。

    ・ETCカードの抜き忘れを防止するという視点から、
     一定速度以上の走行が見られた車に対しては、
     ETCカードを抜くことを忘れないように注意喚起する
     機能を取り入れた。これだけで忘れる確率が大幅に下がった。

    ・IoTビジネスの成功では、特に業務以外での発見や発想が
     ビジネスに繋がることが多い。
     残業するくらいなら利用者の立場に立って、
     サービスを使ってみることのほうが改善の効果が見込める。

    ・IoTにより、売り切り型から改善・継続型のビジネスが
     実現可能となった。なおのこと、スモールスタートで開始し、
     改善サイクルを回し続けることが効果的である。

    ・フィージビリティースタディとしてサービス模索するのではなく、
     事業化するくらいの意気込みでサービス模索しないと、
     IoTビジネスは上手くいかない。
     やってみて満足して終わりということが続くだけである。

  • 世界で生成されるデータ量、この5年で10倍の44兆ギガバイト、

    新しいビジネスモデルを実現する企業が登場。

    古代エジプトのレンタルロバ、

  • 「人がいなくてもいい」世界は「人の限界を超えることができる」社会。それがいかに大きな価値を持つのか、そして私たちの生活を一変させ、ひいてはビジネスや社会の在り方までを変えていくのか。
    ビジネスモデルを考える上で興味深い内容だった。
    ・アケルケン:住宅のカギをスマートロックに変える
    ・ハイアール:ITランドリー
    ・パーク24:カーシェアリング

  • 技術に目を向けるのではなく顧客に目を向ける

  • 07.14.2016 読了
    ムーアの法則により加速し続けるICT技術を生活にどう役立てていくか、IOT(Internet of things、モノのインターネット)を使ったビジネスモデルを取り上げている。

    アケルンやカーシェアリング、hue、など世間一般に認識されるようになった事例が紹介されている。
    IOTありきの商品開発ではなく、結果としてIOTが元となっているとういう形が、消費者の必然性に迫っている印象だ。

    つまり、消費者が本島に必要としているものは何かに迫った商品こそヒットにつながるといっても過言ではない。

  • ビジネスモデルの考え方や提案はさほどツッコんだ内容ではないが、IoTが実用化されている具体例が多く紹介されイメージしやすい。牛の発情期をウェアラブルデバイスで予測する話が面白い。

  • 最近、「IOT」という言葉をよく見かけるようになった。

    意味を調べてみると、「Internet of Things=モノのインターネット」と出てくる。
    「モノのインターネット」というのがあまりイメージできなかったので、この本を読んでみた。

    モノがインターネットに繋がることで、そこから得られたデータをもとに、新しいビジネスモデルが生まれるという内容で、実際に企業で行われているIOTの事例も紹介されている。

    事例の一つに、コインランドリー+IOTシステムというのが紹介されていた。コインランドリーの洗濯機や乾燥機の稼働状況を収集し、インターネットでデータ送り、サーバーに蓄積する。蓄積されたデータを加工し、コインランドリーのオーナー向けと利用者向けにサービスを提供するという会社だ。
    このシステムでは、インターネットで機器の制御もできるので、店舗に赴くことができなくても、オーナーは今まで以上に細かいレベルで店舗の管理ができるようになった。また、利用者には洗濯の終了通知メールや店舗内機器の稼働状況確認などのサービスを行えるようになった。

    モノの使われ方や、使われた状況がインターネットと繋がることで、タイムリーに大量にデータとして集めることができる。一つ一つは取るに足らないことでも、大量に集めることで、そこから見えてくるものがあり、ビジネスとして活用できるようになる。この本を読んで、IOTが少しイメージできるようになった。

    本を読んでいるときに、テレビで自動販売機のジュースの補充システムが紹介されているのを見た。自動販売機のデータを端末に送ることによって、自動販売機を開けなくても、少なくなっているジュースがわかるというもので、必要なジュースを必要な数だけ持って行けるようになり、一つの自動販売機の補充時間を短縮することができるようになった。そのおかげで一日で補充して回れる自動販売機の数が増えたというものだった。これを見て、意外に身近なものでも既にIOT化されているんだなと感じた。

    図書館スタッフ(東生駒):あおむし

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