病院は東京から破綻する 医師が「ゼロ」になる日

著者 :
  • 朝日新聞出版
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784023314931

感想・レビュー・書評

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  • このタイトルの意味だけでなく都内の病院の色がよく分かり勉強になりました。
    これから高齢者が増えると医師はもっと忙しくなるやろうな、、当たり前のように残業が必要になり、なりたいと思う人は少なくなるかもしれない。
    それを減らすためにも、見合った給料をだす必要がある。そのためには病院が繁盛しないといけない。繁盛するためにはスキルの高い医師が必要。仙台厚生病院のように研修医に手厚い病院が増えれば良い。
    先を見据えて、頑張れ日本!

  • 著者の主張はわかったけれど、一般市民に向けてのメッセージとして、コネが重要とか、患者数ランキングに注目とかは、ちょっと浮世離れした発言に思えました。医師のコミュニケーション能力の説明も、ほぼ人脈があって社交的であることと同義っていうのは誤解と思いました。プライマリケアって視点があんまり語られていなくて残念。総合診療医批判として、何でも診れるエキスパートなんて無理と言っているところにも、そもそもそういう役割ではないという誤解がある気がしました。

    首都圏の危機的状況や、看護師数の偏在問題、必要医師数のOECD平均では見えない、医師の高齢化を問題視している点などは勉強になりました。

著者プロフィール

上 昌広(かみ・まさひろ)
医師・医学博士/特定非営利活動法人(NPO)医療ガバナンス研究所理事長/ナビタスクリニック新宿内科医・行田総合病院非常勤内科医/星槎大学客員教授/元東京大学医科学研究所特任教授

1987年灘高等学校卒業/1993年東京大学医学部医学科卒業/1993‒94年東京大学医学部附属病院内科研修医/1995年東京都立駒込病院 血液内科医員/1999年東京大学大学院医学系研究科修了/1999‒2001年国家公務員共済組合 虎の門病院 血液科医員/2001‒2005年国立がんセンター中央病院 薬物療法部医員/2005年10月東京大学医科学研究所 探索医療ヒューマンネットワークシステム部門 客員准教授/2008年10月東京大学医科学研究所 先端医療社会コミュニケーションシステム社会連携研究部門 特任准教授/2010年7月~2016年3月東京大学医科学研究所 特任教授/2015年12月~現在星槎大学 客員教授/2016年4月より現職

「2022年 『ポストコロナ時代に医学部をめざす人のための 医療の仕事大研究』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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