ともだちごっこ (おれたち、ともだち!)

著者 :
  • 偕成社
4.04
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本棚登録 : 664
感想 : 49
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784032323603

作品紹介・あらすじ

テンはね、ふえがすてきにうまくって、かわいいおんなのこ。でも、ちょっとヘンなんだ。ぼくはもっとふえをききたいだけなのに、「ならあしたからキツネくんは、あたしだけのともだち!」だって。ねえ、それって、なんだかヘン!だよね?オオカミさんはほっといていいのかな-。3歳から。

感想・レビュー・書評

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  • >「明日からキツネくんはあたしだけのともだち!」
    それって何だかヘンだよね。
    ワガママ女の子テンの登場にキツネ、嵐の予感です!

    「おれたち、ともだち!」シリーズ。
    オオカミとキツネに割り込んできたテンの女の子。
    自分だけの友達にしたいという気持ちは分かるけれど・・・

    オオカミに悪いとは思いながらも3日連続で約束を破ってしまったキツネ。
    どうなってしまうのかとドキドキしながら読みました。

    でもやっぱり二匹の絆は強かった!
    「ぱちーん、ぱちーん」は『走れメロス』を連想してしまいました(笑)

  • 本当の友達ってどんなかな?と、小さい子にもわかりやすく考えさせられるお話。
    よい絵本でした!

  • この本はとても心温まるおはなしです。こどもから大人まで、きっと読んだ後、優しくなれる、私のおすすめの本です。おおかみさんときつねさんはとっても仲良しのおともだち。しかし、それがうらやましいテンは、きつねさんとおともだちになりたいために、2匹の邪魔をします。遊ぶ約束をすっぽかされたおおかみさんは、怒るどころか、病気にでもなったかと心配します。そんな優しいおおかみさんと、おともだちの大切さにふれるお話です。ぜひ読んでください。

  • 表紙に一目ぼれ。
    シリーズものは順に読みたいタイプだけど、がまんできずに読む。
    このまま読んで大丈夫。でもきっと最初から読んだほうが面白い。

    絵も話も可愛い。いかにも子供がやりそう。というかやったことある。
    「ほかの子とあそんじゃダメ!」ってやつ。
    そうか、「ともだちをわるくいわないで」って言ってよかったのか。
    こどものときに読みたかった。

    オオカミはキツネとテンよりちょっと大人かな?
    いかにもその動物のパターンなキャラクターだけど、王道の良さがある。
    シリーズさいしょから読みたい。

    和洋折衷な絵が素敵。絵だけを見ても楽しい。
    読みとれる部分がたくさんある、挿絵の仕事をしている絵。
    絵を読む練習にもよさそう。

  •  少し変わった女の子テンに惑わされるきつねですが、やはりおおかみとの変わらない熱い友情は胸にズシンと伝わってきます。
     これは、おおかみときつねの友情シリーズですが、二匹のほかにも森の仲間たちもたくさん登場して来て、友達と接する事で成長していく心や 季節の移り変わりを遊ぶ楽しみ、淡い恋心などが表現されています。
     それらをさらに印象付けるのが、降矢ななさんの個性的な絵。
     これがとってもステキで、おしゃれなきつねと着る物にこだわりを持っているおおかみが生き生きと描かれています。
     これからもずっと続いて欲しいシリーズです。

  • 新刊、週末探しに行ったら近所の本屋にあった!てことで即買い。
    ほほー、これがツンデレですか...(違うと思う。汗)。
    前作から「友情」から「愛情」に、話題が移ってるような。ヤマネに一目ぼれで、でれでれのオオカミをやさしくサポートするキツネと、テンに友情をはかりにかけられ、誘惑と罪悪感の間で揺れるキツネの心情など知らずに「ぱちーん、ぱちーん」するオオカミ。対照的だ(笑)。
    降矢 ななさんのイラストも素晴らしい。最初の、暗い森に、一か所光が当たるところにいるテンとか、見開きで、だんだん表情が暗くなってくキツネとか、キツネとオオカミが抱き合うバックに小さく小さく描かれたテンとか、いいなあ。今回のキツネは赤い服にきのこファッション。相変わらず奇抜(笑)

  • ◆オオカミを野蛮だと嫌うテンの女の子。キツネをオオカミから遠ざけて自分と仲良くするよう仕向けるも…。

    ◆3y7m
    内容はやはりとても良いのだが、まだ『ともだちごっこ』の概念がまだ分からないだろうな。
    そして、文章も、独特な比喩など、大人には味があるのだが子どもには分かりにくいだろうなと思う部分がいくつかある。また、お話で書いてあることがそのまま絵にされているのではなく、少し違うシーンの絵が書いてあったりするので、理解するのは難しいだろうなと感じる。

    それ以前に、読んでいて、その単語に初めて出会ったのか、と驚くことが多かった。
    まず『みっか』。「みっか?」と言われ、具体的な曜日を挙げて指を折って『みっか』について説明。
    『やくそくをやぶる』と読んだら「こうやってビリビリって(するの)?」と言われ、具体的な友達の名前を挙げて約束を守る、破る、について説明。
    どちらも、完全には理解してもらえていなさそう。
    しかしその割には、オオカミさんとはみっか会わないなんてだめだよねえ、オオカミさんも友達なのにねえ、といったことを言うので、主旨は理解しているみたい。

    分からない単語がたくさん出てきて、理解できない部分も多くあるのに、何度も読んでと持ってくるのは、どこに惹かれているんだろう。
    よく読むような乳幼児向け絵本より、登場人物が人間くさいのが魅力的に映るのだろうか。

  • ※図書室で借りた本

  • 娘 5y1m
    息子 3y3m
    図書室にて借りる

    このシリーズは娘がとくにすき
    今回はてんちゃんときつねくんが遊んでいるシーンが
    かわいくてお気に入りだったみたい
    本当の友達とは?はまだ難しいかな…

  • 2020.10.19 3-2

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著者プロフィール

《ありえる》
父は桃太郎。母はかぐや姫。妻は白雪姫。
エッセイ『絵本のことば 詩のことば』
詩集『ことばの遊園地』『たちつてと』
《ありえない》
1941年、福岡県大牟田市生まれ。
絵本『ともだちや』。

「2024年 『ありえない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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