ゴナンとかいぶつ

  • 偕成社
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本棚登録 : 138
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784033285801

作品紹介・あらすじ

むかし、モンゴルの草原にゴナンという男の子がすんでいました。ゴナンはまだちいさいのにとほうもないちからもちでした。あるとき、おそろしいかいぶつマンガスがゴナンの村をおそって、牛や羊をうばっていったのです。「ぼくがマンガスをやっつけにいく!」ゴナンは白い馬にのって、でかけていきました…モンゴルの子どもたちによく知られているちいさな英雄ゴナンの物語をモンゴル人作家と画家が初めて絵本にしました。4・5歳から。

感想・レビュー・書評

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  • モンゴルの昔話。
    ゴナンは小さいのに途方もない力持ち。たった一人で何十人分もの仕事をこなします。ある時怪獣マンガスか村を襲い、宝物や牛や羊を奪って行ったのです。ゴナンはマンガスをやっつけに旅に出ます。様々な苦難を超えて(この辺は三枚のお札を彷彿とさせる障害あり)マンガスのもとへたどり着いたゴナン、戦いをいどみますが、超越した力を持つマンガスになかなか敵いません。しかし、一緒に旅をした馬が、ゴナンにマンガスのおもいもよらない弱点を教えてくれたのです。
    マンガスが頭三つ、目玉三つの化け物で、ゴナンが物凄く強いので、結構ワクワクしながら聞ける昔話だと思います。外国の生活や景色の描写も美しく、楽しいです。

  • イチンノロブ・ガンバートル (著), バーサンスレン・ボロルマー (イラスト), 津田 紀子 (翻訳)

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  • モンゴルのこどもたちがよく知るという昔話。
    モンゴルのこどもたち、特に男の子はきっと、この話を聞いて、自分も強くなりたいと憧れることだろう。
    しかし力もちの少年ゴナンも、力だけでは怪物マンガスに勝てそうにない。賢い白馬の助言があってこそ勝てた。そこにこそ、この、力をめぐる民話の深さがある。

  • 『ゴナンとかいぶつ』バーサンスレン・ボロルマー講演会
    日時:2014年3月8日(土)13:30開場/14:00開演
    会場:日本青年館 503会議室
    住所:東京都新宿区霞ケ丘町7-1(TEL 03-3475-2455)
    参加費:1000円
    定員:80名
    http://www.kaiseisha.co.jp/news/event/564-20140219.html

    偕成社のPR
    「モンゴルの叙情時から生まれた絵本

    小さいけれど力持ちの少年ゴナンは、村を襲った怪物マンガスに挑戦。三日三晩の相撲をとります・・・。モンゴルの叙事詩から生まれた絵本です。」

  • いつの世も どこの世界にも 怪物と戦う勇敢な少年少女の話がある
    戦隊モノや変身モノに憧れるのも似た感覚なのかもしれない。悪を正し、正義と勇気で生きていく、そんな願いがあるのかな。
    ただ…戦隊モノなどは商売が絡んでいるので正直、嫌だなぁ。というのは余談

  • ・色合いがよく、その色に深みもあり、とても美しい。      
    ・ モンゴルの民話・昔話。人馬一体となって活躍する英雄像がモンゴルらしさを伝えている。                  
    ・ 闘いの場面が迫力があり、引き込まれる。          
    ・ 起承転結がはっきりとしていて、ストーリーに入りやすい。
    ・ かいぶつに、恐ろしさと共に弱点によって負けるというユーモラスなところもあり、楽しめる。

  • 8分☆

  •  モンゴルの昔話より。

  • 昔話は特に、その国の画家さんが描かれてるのがいいと思うんです。
    色彩とか、バックに描かれる細かいものも、やはりお国柄が感じられる、というか……
    この絵本は、モンゴルの暮らし、民俗的なものがよくわかります。

    『おかあさんとわるいキツネ』の作者さんだー。

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著者プロフィール

二〇〇四年に野間国際絵本原画コンクールで奨励賞を受賞。妻のボロルマーとともに絵本を創作している。〇八年に来日。ボロルマーとの共作に『ゴナンとかいぶつ』(偕成社)『バートルのこころのはな』(小学館)『モンゴル大草原800年』『トヤのひっこし』(福音館書店)、紙芝居に『ゾウとネズミ』『おじいさんとトラ』『おかあさんとにっこにこ』(童心社)がある。

「2020年 『紙芝居 おばあさんとマンガス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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