よるくま

著者 :
  • 偕成社
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784033312309

感想・レビュー・書評

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  • ぼくが よるねているときに トントンて ドアをノックして やってきた かわいいこ、よるくま。

    小さなぼくが、小さなよるくまを だいている絵は二人とも可愛すぎます。
    もう、ポーズはこれしかないという、必殺 可愛すぎの決めポーズ。

    よるくまが 玄関に立ってぼくを 見上げているのも 可愛いすぎます。
    とにかく よるくまと ぼくのポーズが可愛すぎに決まっている構図の凄く上手い絵本です。

    そしてぼくの可愛いことば。
    「よるくまちゃんは どうして そんな よなかにきたの? よるくまだから よるあそぶの?」

    よるくまちゃんは おかあさんをさがしに きたのでした。めがさめたら おかあさんが いなかったって。

    そしてよるくまといっしょに ぼくはパジャマ姿で よるくまの おかあさんを さがして よるのまちを さがしまわりますが…。

    さいごには よるくまの おかあさんが 登場しますが
    おかあさんが これまた いい味をだしています。




    ブク友さんの猫丸さんが、酒井駒子さんにはまるきっかけが『よるくま』だったとお訊きしていたので、期待して読みました。果たして期待は裏切られず、とってもほわほわした、やさしい絵本でした。
    絵柄が最近の酒井駒子さんと少し違う気がしますが、この絵柄もとても素敵です。
    哀しくないのに、読み終わるとあまりのあたたかさで泣きたくなるようなそんな絵本です。

    • まことさん
      アールグレイさん♪
      お薦めは、されていませんが、酒井駒子さんの話をお訊きしたときにおっしゃっていました。
      アールグレイさんも、聞いたことがあ...
      アールグレイさん♪
      お薦めは、されていませんが、酒井駒子さんの話をお訊きしたときにおっしゃっていました。
      アールグレイさんも、聞いたことがありますか?昔、読まれたのかもしれないですね。
      よかったら、アールグレイさんも、読まれてみてください。
      本当に、ほわほわした、やさしい絵本です。
      2023/01/11
    • こっとんさん
      まことさん、こんにちは。
      今年もよろしくお願いします♪
      私もこの絵本大好きです。
      まことさんのおっしゃる通り、なんだか泣きたくなるような絵本...
      まことさん、こんにちは。
      今年もよろしくお願いします♪
      私もこの絵本大好きです。
      まことさんのおっしゃる通り、なんだか泣きたくなるような絵本ですよね。
      私は、よるくまちゃんがまっくろな涙を流す場面で、いつも読み聞かせている声がグッとなっちゃっていました。
      ラストもいいですよね。
      ホントーに大大大好きな絵本です♪
      2023/01/11
    • まことさん
      こっとんさん。こんばんは♪
      こちらこそ、今年もどうぞよろしくお願いいたします。
      私が、ブクログで、絵本を読み初めたのは、まだ最近なんですが。...
      こっとんさん。こんばんは♪
      こちらこそ、今年もどうぞよろしくお願いいたします。
      私が、ブクログで、絵本を読み初めたのは、まだ最近なんですが。
      意外に泣きたくなるような、絵本はまだ、読んでいなくて、哀しいからではなく、あまりの、あたたかさに、泣きたくなった…なんて、レビューを書いたのは、この絵本が初めてかもしれません。
      こっとんさんのお気持ちも、よくわかります。
      よるくまちゃん、あまりに、無垢で、可愛過ぎるので、よるくまちゃをの涙は、この絵本ではまるで、宝物のようですね。
      よるくまちゃんの、お母さんも、なんか、いい味だしてますよね!
      2023/01/11
  • これは名作だよねえ。なんといっても絵の素晴らしさが際立っている。さりげなく達者な線描に、タッチの素敵な水彩。しっとり落ち着いた色合いも堪らない。お話も、男の子の寝室にやって来る子熊のよるくまが可愛い。よるくまはおかあさんに会えるかな。

  • よるくまがかわゆくて愛しくなります。

    お母さんが帰ってこない、と不安そうにやってきたよるくま。
    おとこのこは玄関先でぎゅうと抱き締めて、よるくまをかけがえのない、ただひとつの、守りたい存在だと実感する。
    「かわいかったよ、だきしめたらわかったんだ」
    おかあさんさがしの旅にでるふたり。
    けれども探しても探してもみつかりません。
    ついには泣き出すよるくま。
    その涙は真っ黒で絵本の画面全体を黒く塗りつぶしてしまいます。
    そこにひとつの流れ星が飛んできて...。

    おとこのこのお母さんは昼間忙しく働いていて、おとこのこも普段よるくまのような思いをしているのかな。それを彼なりになんとか咀嚼しようとしてるのかな、と思いました。よるくま=おとこのこ?(妄)

    思い出すのは、‘よるくま’のぬくもりと‘よるくまのお母さん’の頼もしさ。どんなに悲しんでいてもさびしくても、お母さんが助けに来てくれる!...おとなになるとその思いが切なく、苦しく感じるのですが。

    作者は酒井駒子さん。
    『金曜日の砂糖ちゃん』とは絵のタッチが違うのにびっくり。どちらも好きです。

  • 勝手に始めた「人気の絵本の特徴を見つけよう」の試み19冊目。
    ぼくの部屋にやってきたよるくまと一緒に、よるくまのお母さんを探しに行く物語。
    お母さんくまを探しに、よちよちと彷徨う二人の姿が、なんとも愛らしい。
    それに対して、夜釣りで魚を釣り上げるお母さんくまのたくまさ。
    無事にお母さんくまと再会できて、一安心。
    絵のタッチも温かく、素敵な作品です。

  • 夢と現実の狭間のような夢のあるお話。

  • 横須賀美術館 「絵とことば」に出会う 絵本作家・酒井さんの巡回展 | 横須賀 | タウンニュース
    https://www.townnews.co.jp/0501/2021/07/09/582423.html

    よるくま | 偕成社 | 児童書出版社
    https://www.kaiseisha.co.jp/books/9784033312309

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      名作絵本図書館──おやすみなさいの本。 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS
      https://casabrutus.com/po...
      名作絵本図書館──おやすみなさいの本。 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS
      https://casabrutus.com/posts/334919
      2022/12/08
  • 再読。子どもが寝る前に読み聞かせするのにぴったりな親子であたたかい気持ちになれる絵本。よるくまのかわいらしさにも癒される。よるくまが目を覚ました時にお母さんがいなかった不安な気持ち。よるくまに寄り添って一緒にお母さんを探す男の子の優しさ。よるくまのお母さんが見つかった時の安心感。よるくまのお母さんの子どもを大きく包み込む愛情。
    星をえさにして魚釣りをしていたよるくまのお母さんが、よるくまと男の子を釣り上げた場面の絵がすてきだった。

    心に残った言葉
    ・ああ あったかい。おまえは あったかいねえ。
    きょうは このまま だっこして かえろう。
    ・あしたになったら おさかなを やこうねえ。あさごはんに たべようねえ。それから バスにのって じてんしゃやさんに いこうねえ。どんなのがあるか いろいろ
    みてみようね。だから きょうは、もう
    お や す み

  • とても可愛い

    くまのぬいぐるみと眠る男の子のもとに ある夜
    よるくまがやってくる。
    お母さんがいないと

    男の子は自分の黄色い車のおもちゃを
    よるくまに渡してあげて、一緒に探してあげる。

    あちらこちら探して、でも見つからなくて、とうとう泣いてしまう よるくま。

    よるくまの表情も
    最後、くまのぬいぐるみと眠る 男の子の表情も

    とても 可愛い

  • 駒子さんの絵本を久しぶりに読みました。
    やっぱり絵のタッチが好きです。
    よるくま可愛い。

  • 最初は、酒井さんの絵柄に少々違う感じを抱いたが(1999年の作品だからでしょうか)、読んでいくうちに、そんなことはどうでもよくなっていて、終いには、この絵柄だからしっくりくるのだと、思えてきました(特に、光と影の独特なコントラストの美しさは、読み直すにつれ、より印象に残りました)。

    子供の、お母さんを愛しく思う純粋な気持ちが、本能的なものであることに涙し、お母さんが如何に頼りになる素敵な存在なのかを、改めて教えてくれる、正に読み聞かせにぴったりの本だと思いました。

    しかも、それらを、子供とよるくまの、それぞれの視点から二重に教えてくれる物語には、子供の夢のある、想像力の素晴らしさを感じさせられると共に、それに付き合ってくれるお母さんが、更にその世界を、楽しく広げてくれているようにも思われて、いつの時代にも、そうした世界が存在していればいいなと思えた時、この絵本は不朽の名作なのではないかと感じました。

    何度読んでも、すごく完成された印象を抱かせてくれる、この絵本。
    酒井駒子さんは画だけではなく、物語も素晴らしいことを、改めて実感いたしました。

  • 酒井駒子さんの初期の絵本。
    ママも知らない、うんと夜中のお話。

    ある夜くまのこがやって来た。
    抱いてみたらとっても可愛かった。
    男の子と「よるくま」がぎゅーっとハグしている姿は抱きしめたくなる位に可愛らしい。
    二人は真っ暗な中、お手てを繋いで仲良く「よるくま」のお母さんを探しに行く。
    酒井さんの描く夜の世界は夢と現実の狭間をふわふわ漂う感じ。
    幼い子供にとって夜というのは非日常の怖いイメージがあるだろうに、なんだかワクワクしてしまう。
    それはきっと胸のお月さまがぴかぴか光る「よるくま」が一緒だから。

    酒井さんの創る、夜をイメージしたブルーが神秘的でとても素敵だった。

  • 新品購入
    シリーズもの

    有名なのでずっと気になっていて
    あえて先に読まずに
    下の子と読むのを楽しみにしていた
    なのに読んだことあるからと下の子が言う
    幼稚園にあるのか聞くとないと言う
    じゃあ本屋さんのクリスマスコーナーで
    同じシリーズのものを見たんじゃない?
    でもこれ似てるけど違うからと言っても
    なんだか読みたがらない
    やっとこさ読む気になってくれたかと思ったら
    よるくまが怖いというのだ
    なんでこんなかわいいクマが怖いの???
    幼稚園年長なのに怖がりなので
    よるくまが泣いて黒い涙を流し
    周りも暗くなるシーンが怖いんだって
    その後のお母さんくまとのシーンで
    安心できたみたいだけど
    イヤイヤ話を聞いてた感じで
    感想なんてない むしろ怖いからもういい
    そんな感じでガクリ↓
    私的にはかわいくてかわいくて
    親子でキャッキャウフフな展開になれるかと
    内心盛り上がってたんだけどなぁ(笑)
    こんなかわいい絵でも怖いって思うんだなぁ
    もう少し大きくなってからまた読んでみよう

    よるくまの体の色が
    全体は夜みたいに暗い色で
    胸のところだけお月様のように明るい色
    っていうのが好き
    ツキノワグマって実際は怖いんだろうけど
    三日月みたいなあの白い部分が
    私も小さい時からかわいいなって思ってた
    ぬいぐるみがあったら欲しいな

    • えほんのむしさん
      まっき〜♪さん、初めまして!
      こちらもいいね!をたくさんありがとうございます♪
      まっき〜♪さんのレビューを見ていると、家族で絵本を楽しん...
      まっき〜♪さん、初めまして!
      こちらもいいね!をたくさんありがとうございます♪
      まっき〜♪さんのレビューを見ていると、家族で絵本を楽しんでいるのが伝わってきて、こちらも笑顔になってしまいます。
      旦那さんもとてもステキな方ですね!
      うちでは「お父さんはちゃんと絵本を読んでくれない」と言われてしまってます(^_^;
      下の子がもう少し成長したら、また『よるくま』にチャレンジをしてみたいと思います。
      年齢によって感想が変わるのも、本の醍醐味かもしれません。
      よるくまぬいぐるみが発売されているか検索したところ、未発売なので手作りされてる方が何人かいました。
      私は手作りに憧れはあるものの、不器用なので作れそうにありません。
      どうか発売されますように(>_<)
      2018/02/18
    • 5552さん
      えほんのむしさん、おはようございます。

      『よるくま』祖母の付き添いで言った病院の待合室に置かれていました。
      「なんだか聞いたことのあるタイ...
      えほんのむしさん、おはようございます。

      『よるくま』祖母の付き添いで言った病院の待合室に置かれていました。
      「なんだか聞いたことのあるタイトル...ようし、読んでみよう」と手に取ったら、とても素敵な絵本でした♪
      えほんのむしさんがレビューを書かれていてそれを拝見させてもらっていたのですね。
      本との出会いのきっかけをありがとうございました(^-^)

      えほんのむしさんのレビューの中で、娘さんがよるくまが泣くシーンを怖いと言って嫌がったと書かれていて、子供さんの感性ってなんて繊細で鋭いんだろう、と目を開かされる思いでした。

      お母さんがいないという、とてつもない不安感が表された絵の衝撃を、ダイレクトに、感覚的に受け取ってしまうのですね。たぶん。
      そういう恐れの感覚って成長するにつれ’慣れていく‘ような気がするのですが(夜中にひとりでトイレに行けるようになるように)、感じている頃も貴重だと思いました。
      子供さんを不安にさせる酒井さんの画力も心底すごいと思います。

      わたしには子供がいないので、自分の過去を思い出しての感想ですけれど...。

      ぬいぐるみじゃないけれど、全身真っ黒で胸元に白い月模様という猫と昔暮らしていましたよ!
      その思い出とも相まって、忘れがたい絵本になりました。

      2018/06/17
    • えほんのむしさん
      5552さん、おはようございます♪
      病院の待合室に『よるくま』があるなんて、なんてステキな病院なんでしょう!
      うちの近所の病院は古いとこ...
      5552さん、おはようございます♪
      病院の待合室に『よるくま』があるなんて、なんてステキな病院なんでしょう!
      うちの近所の病院は古いとこが多いので、ディズニーやアニメ絵本ばかりで私としてはつまらないのです。
      やっと最近できた小児科が楽しい絵本をたくさん揃えてくれているので、子どもの薬を貰いにいくのが楽しみなんです。
      私のレビューをいつも読んでくださってありがとうございます。
      ですがまったく参考にならないものですから、『よるくま』を置いてくれた病院に出会いを貰ったんだと思いますよー。
      病院の付き添いが絵本などで少しでも気が軽くなれたらいいですね。

      いつも言っていますが、私は鈍くて鋭く作品を読み解くことができないので、いつも5552さんの言葉にはっとさせられます。
      夜とか闇とか、幼少期に感じる恐怖は絵のタッチを変えても伝わるものなんですね。
      酒井さんの絵はいつもは、いい意味でもっと物悲しいというか、落ち着いた絵なんです。
      今作はかわいらしいタッチだから平気と思い込んでいました。
      子どもって本質を見ていますね。

      三日月模様の黒ネコちゃん!!
      ずっと真っ黒なネコに憧れていましたが、三日月模様もとってもいいですね♪
      うちには黒と茶と少しキジ柄なアメリカンカールがいます。
      白いくつしたをはいた、まだ子どものつもりのおばあちゃんです(笑)
      2018/06/18
  • よるくま。月をもっている、よるみたいにまっくろでちいさなこぐま。いいですねえ。

  • 酒井駒子の絵本。くまがかわいい。魚の目が星で、その魚をお母さんが釣っていたっていうのがいい。
    幼子はこんなにもお母さんのことが好きで求めているってわかってしみじみした。自分にもあったはずなのに忘れている。

    • kusukosu214さん
      くりりさん
      コメントありがとうございます。
      かわいいですよね。ふんわりあたたかい気持ちになりました。
      くりりさん
      コメントありがとうございます。
      かわいいですよね。ふんわりあたたかい気持ちになりました。
      2022/07/12
    • kusukosu214さん
      「kusukosu214の本棚」です。
      ブクログを使い始めて長いのですが、あまり仕組みをわかっていなくて、これで検索できるのかわかりません...
      「kusukosu214の本棚」です。
      ブクログを使い始めて長いのですが、あまり仕組みをわかっていなくて、これで検索できるのかわかりません。ダメそうだったらお知らせください。
      2022/07/12
  • 魚釣りのシーンとか、
    ファンタジー満載で寝る前の空想にぴったり!

  • よく考えると、ちょっとこわい気がするけど。
    子どもの心で読むと、わくわくですね(o^^o)

  • 夜、目覚めたらお母さんがいなかった、と言って、やってきた「よるくま」不安と悲しさが伝わってきます。いじらしくてじわっときます。

  • 繰り返し読んで読んで
    でも、飽きないのです。

  • 2歳4ヶ月
    母受けの本なんてうがった言い方しますけど胸撃ち抜かれまくる。

    どことなく寂しい設定を感じさせる熊の親子が泣かせにくる。ううう。

    あああったかいおまえはあったかいねえ今日はもうこのままだっこしてかえろう

    今まさに、珍しくしぶとい夜泣きをした2歳児に読み聞かせ、少しイライラした自分を反省。この感性を持っている母でいたいなあ…。

  • よるくまがやってきて、お母さんを一緒に探す話。見つかってよかった。夢だけど現実でも大切なお友達なのかもしれない。

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著者プロフィール

1966年兵庫県生まれ。絵本作家。著書に『よるくま』『ぼく おかあさんのこと…』『ロンパーちゃんとふうせん』『金曜日の砂糖ちゃん』『くまとやまねこ』(文:湯本香樹実)、画文集『森のノート』 など。

「2022年 『橋の上で』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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