よるくま

著者 :
  • 偕成社
4.05
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本棚登録 : 4271
感想 : 422
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784033312309

感想・レビュー・書評

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  • ぼくが よるねているときに トントンて ドアをノックして やってきた かわいいこ、よるくま。

    小さなぼくが、小さなよるくまを だいている絵は二人とも可愛すぎます。
    もう、ポーズはこれしかないという、必殺 可愛すぎの決めポーズ。

    よるくまが 玄関に立ってぼくを 見上げているのも 可愛いすぎます。
    とにかく よるくまと ぼくのポーズが可愛すぎに決まっている構図の凄く上手い絵本です。

    そしてぼくの可愛いことば。
    「よるくまちゃんは どうして そんな よなかにきたの? よるくまだから よるあそぶの?」

    よるくまちゃんは おかあさんをさがしに きたのでした。めがさめたら おかあさんが いなかったって。

    そしてよるくまといっしょに ぼくはパジャマ姿で よるくまの おかあさんを さがして よるのまちを さがしまわりますが…。

    さいごには よるくまの おかあさんが 登場しますが
    おかあさんが これまた いい味をだしています。




    ブク友さんの猫丸さんが、酒井駒子さんにはまるきっかけが『よるくま』だったとお訊きしていたので、期待して読みました。果たして期待は裏切られず、とってもほわほわした、やさしい絵本でした。
    絵柄が最近の酒井駒子さんと少し違う気がしますが、この絵柄もとても素敵です。
    哀しくないのに、読み終わるとあまりのあたたかさで泣きたくなるようなそんな絵本です。

    • まことさん
      アールグレイさん♪
      お薦めは、されていませんが、酒井駒子さんの話をお訊きしたときにおっしゃっていました。
      アールグレイさんも、聞いたことがあ...
      アールグレイさん♪
      お薦めは、されていませんが、酒井駒子さんの話をお訊きしたときにおっしゃっていました。
      アールグレイさんも、聞いたことがありますか?昔、読まれたのかもしれないですね。
      よかったら、アールグレイさんも、読まれてみてください。
      本当に、ほわほわした、やさしい絵本です。
      2023/01/11
    • こっとんさん
      まことさん、こんにちは。
      今年もよろしくお願いします♪
      私もこの絵本大好きです。
      まことさんのおっしゃる通り、なんだか泣きたくなるような絵本...
      まことさん、こんにちは。
      今年もよろしくお願いします♪
      私もこの絵本大好きです。
      まことさんのおっしゃる通り、なんだか泣きたくなるような絵本ですよね。
      私は、よるくまちゃんがまっくろな涙を流す場面で、いつも読み聞かせている声がグッとなっちゃっていました。
      ラストもいいですよね。
      ホントーに大大大好きな絵本です♪
      2023/01/11
    • まことさん
      こっとんさん。こんばんは♪
      こちらこそ、今年もどうぞよろしくお願いいたします。
      私が、ブクログで、絵本を読み初めたのは、まだ最近なんですが。...
      こっとんさん。こんばんは♪
      こちらこそ、今年もどうぞよろしくお願いいたします。
      私が、ブクログで、絵本を読み初めたのは、まだ最近なんですが。
      意外に泣きたくなるような、絵本はまだ、読んでいなくて、哀しいからではなく、あまりの、あたたかさに、泣きたくなった…なんて、レビューを書いたのは、この絵本が初めてかもしれません。
      こっとんさんのお気持ちも、よくわかります。
      よるくまちゃん、あまりに、無垢で、可愛過ぎるので、よるくまちゃをの涙は、この絵本ではまるで、宝物のようですね。
      よるくまちゃんの、お母さんも、なんか、いい味だしてますよね!
      2023/01/11
  • これは名作だよねえ。なんといっても絵の素晴らしさが際立っている。さりげなく達者な線描に、タッチの素敵な水彩。しっとり落ち着いた色合いも堪らない。お話も、男の子の寝室にやって来る子熊のよるくまが可愛い。よるくまはおかあさんに会えるかな。

  • よるくまがかわゆくて愛しくなります。

    お母さんが帰ってこない、と不安そうにやってきたよるくま。
    おとこのこは玄関先でぎゅうと抱き締めて、よるくまをかけがえのない、ただひとつの、守りたい存在だと実感する。
    「かわいかったよ、だきしめたらわかったんだ」
    おかあさんさがしの旅にでるふたり。
    けれども探しても探してもみつかりません。
    ついには泣き出すよるくま。
    その涙は真っ黒で絵本の画面全体を黒く塗りつぶしてしまいます。
    そこにひとつの流れ星が飛んできて...。

    おとこのこのお母さんは昼間忙しく働いていて、おとこのこも普段よるくまのような思いをしているのかな。それを彼なりになんとか咀嚼しようとしてるのかな、と思いました。よるくま=おとこのこ?(妄)

    思い出すのは、‘よるくま’のぬくもりと‘よるくまのお母さん’の頼もしさ。どんなに悲しんでいてもさびしくても、お母さんが助けに来てくれる!...おとなになるとその思いが切なく、苦しく感じるのですが。

    作者は酒井駒子さん。
    『金曜日の砂糖ちゃん』とは絵のタッチが違うのにびっくり。どちらも好きです。

  • 勝手に始めた「人気の絵本の特徴を見つけよう」の試み19冊目。
    ぼくの部屋にやってきたよるくまと一緒に、よるくまのお母さんを探しに行く物語。
    お母さんくまを探しに、よちよちと彷徨う二人の姿が、なんとも愛らしい。
    それに対して、夜釣りで魚を釣り上げるお母さんくまのたくまさ。
    無事にお母さんくまと再会できて、一安心。
    絵のタッチも温かく、素敵な作品です。

  • 夢と現実の狭間のような夢のあるお話。

  • 横須賀美術館 「絵とことば」に出会う 絵本作家・酒井さんの巡回展 | 横須賀 | タウンニュース
    https://www.townnews.co.jp/0501/2021/07/09/582423.html

    よるくま | 偕成社 | 児童書出版社
    https://www.kaiseisha.co.jp/books/9784033312309

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      名作絵本図書館──おやすみなさいの本。 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS
      https://casabrutus.com/po...
      名作絵本図書館──おやすみなさいの本。 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS
      https://casabrutus.com/posts/334919
      2022/12/08
  • とても可愛い

    くまのぬいぐるみと眠る男の子のもとに ある夜
    よるくまがやってくる。
    お母さんがいないと

    男の子は自分の黄色い車のおもちゃを
    よるくまに渡してあげて、一緒に探してあげる。

    あちらこちら探して、でも見つからなくて、とうとう泣いてしまう よるくま。

    よるくまの表情も
    最後、くまのぬいぐるみと眠る 男の子の表情も

    とても 可愛い

  • 再読。子どもが寝る前に読み聞かせするのにぴったりな親子であたたかい気持ちになれる絵本。よるくまのかわいらしさにも癒される。よるくまが目を覚ました時にお母さんがいなかった不安な気持ち。よるくまに寄り添って一緒にお母さんを探す男の子の優しさ。よるくまのお母さんが見つかった時の安心感。よるくまのお母さんの子どもを大きく包み込む愛情。
    星をえさにして魚釣りをしていたよるくまのお母さんが、よるくまと男の子を釣り上げた場面の絵がすてきだった。

    心に残った言葉
    ・ああ あったかい。おまえは あったかいねえ。
    きょうは このまま だっこして かえろう。
    ・あしたになったら おさかなを やこうねえ。あさごはんに たべようねえ。それから バスにのって じてんしゃやさんに いこうねえ。どんなのがあるか いろいろ
    みてみようね。だから きょうは、もう
    お や す み

  • 駒子さんの絵本を久しぶりに読みました。
    やっぱり絵のタッチが好きです。
    よるくま可愛い。

  • 最初は、酒井さんの絵柄に少々違う感じを抱いたが(1999年の作品だからでしょうか)、読んでいくうちに、そんなことはどうでもよくなっていて、終いには、この絵柄だからしっくりくるのだと、思えてきました(特に、光と影の独特なコントラストの美しさは、読み直すにつれ、より印象に残りました)。

    子供の、お母さんを愛しく思う純粋な気持ちが、本能的なものであることに涙し、お母さんが如何に頼りになる素敵な存在なのかを、改めて教えてくれる、正に読み聞かせにぴったりの本だと思いました。

    しかも、それらを、子供とよるくまの、それぞれの視点から二重に教えてくれる物語には、子供の夢のある、想像力の素晴らしさを感じさせられると共に、それに付き合ってくれるお母さんが、更にその世界を、楽しく広げてくれているようにも思われて、いつの時代にも、そうした世界が存在していればいいなと思えた時、この絵本は不朽の名作なのではないかと感じました。

    何度読んでも、すごく完成された印象を抱かせてくれる、この絵本。
    酒井駒子さんは画だけではなく、物語も素晴らしいことを、改めて実感いたしました。

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著者プロフィール

1966年兵庫県生まれ。絵本作家。著書に『よるくま』『ぼく おかあさんのこと…』『ロンパーちゃんとふうせん』『金曜日の砂糖ちゃん』『くまとやまねこ』(文:湯本香樹実)、画文集『森のノート』 など。

「2022年 『橋の上で』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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