オオカミのおうさま

  • 偕成社
3.63
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本棚登録 : 203
感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784033316406

感想・レビュー・書評

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  • ひとのめを気にして、カッコつけてばかりいたオオカミがちょっとしたミスから逆にオオカミの王様に仕立て上げられます。でもやっぱり1人がいいオオカミが取る行動は?個性的な絵が印象に残る絵本です。

  • 「ひとりが いちばん きらくでいい」なんて言っていたオオカミが、ある日、足を滑らせて崖から落ちると、途中で大へびとハゲワシと大イノシシに当たり、倒して!?しまいました。
    たくさんのオオカミに「子分にして下さい」と言われ、「ついてくるな〜」と言ったはずが「ついてくるか」と聞き間違えられ、「面倒をみてもらうのも悪くない」と言ったのが「面倒みてやるのも悪くない」と聞き間違えられ、1000匹のオオカミの王さまになってしまいました。
    居心地が悪くなったオオカミは、引っ越しするぞとみんなに言い、引っ越しし始めたすきに、逃げるのでした。

  • 一人で静かに暮らしたいオオカミが、偶然ヘビやハゲタカを倒して、更にエサのウサギたちもたくさん気絶させてしまう。
    それを見た周りのオオカミたちは、そのオオカミをリーダーにしようとする。
    一匹オオカミが「ついてくるな」と言ったのにオオカミたちは「ついて来い」と聞き違えたりして、1000匹のオオカミが集まってしまう。
    一匹オオカミはあの向こうの山にエサがたくさんあるので、あっちに移住する、と言うとみんな行ってしまう。
    そこで、一匹オオカミはみんなと反対の方向に走り、一人のんびり、またもとの暮らしに戻るのだった。

    1000匹のリーダーになったオオカミが、調子に乗って酷い目に遭うオチかと思っていたので、知恵を利かせてとんずらするとは白かった。

  • 2009.5.8

著者プロフィール

東京に生まれる。多摩美術大学卒業。造形教育の指導、テレビ幼児番組のブレーンなどを経て、現在、絵本・童話の創作、作詞、戯曲・コミックの原作、小説の執筆、講師をつとめるなど、幅広く活躍。『あらしのよるに』で、産経児童出版文化賞・講談社出版文化賞絵本賞受賞、斎田喬戯曲賞受賞。『オオカミのおうさま』で、日本絵本賞受賞。おもな作品に、「あかちゃんのあそびえほん」シリーズ、「木村裕一・しかけ絵本」シリーズ、「おはなしゲーム絵本」シリーズ、「2才からのあそびえほん」シリーズなどがある。

「2022年 『おでかけ版ごあいさつあそび+ピイちゃんパペットギフトセット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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