もぐらバス

著者 :
  • 偕成社
3.97
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本棚登録 : 1763
感想 : 133
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784033318103

作品紹介・あらすじ

ものおきのした1ちょうめ→だれかんちのにわ3ちょうめ→なまずぬま。こんなバスの停留所、みたことないですよね。でも、それがあるのですよ。じめんの下のある所には…。さあ、もぐらバスのお話、はじまります。「ピタゴラスイッチ」の制作者コンビが世に送りだす、たのしいえほん。

感想・レビュー・書評

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  • 『ピタゴラスイッチ』制作メンバーが創った楽しい絵本。
    どこかで見たことある、と思ったら『ねずみのスー』や『フレーミー』『テレビのジョン』と同じイラスト。とても懐かしい。娘が小さい頃、一緒にテレビで観たな〜。
    そのまま『ピタゴラスイッチ』に出してもいい位、よく考えられた内容。

    よくある街の、とある風景。
    けれど地面の下には地上の人間が思いもよらない、もう一つの街があった。
    ちゃんと市の水道管(人間のもの)をうまく交わして、もぐらの手作りトンネルがクネクネ掘られていた。人間との共存もちゃんと考えられている。
    マーケットや小学校、老人クラブ、建設会社、病院など、そこには地下で暮らす生き物たちの生活がある。
    人間と違うのは、誰もがのんびり暮していること。
    目の前に起こった突発的な出来事にも全く動じす、あるがままを自然と受け止める余裕があること。
    みんなとっても仲良しで、一つのたけのこも分け合って食べること。
    そんな些細な地下の街の日常が羨ましい。
    地上での疲れた心もほぐしてもらえた。
    ほのぼのとした素敵な時間を過ごせる一冊だった。

  • グラオじゃなかった。

    『ピタゴラスイッチ』を観たことがある方ならば、徳田ネズミさんの声に自動変換されて脳内朗読されることでしょう。

    もぐらバスはぐんぐんはしる。
    お客さんをのせてどんどんはしる。
    ときたまハプニングによって時間どおりに到着できないこともあるけれど、それは運転手さんのせいでもなければ誰のせいでもないから仕方がない。
    みんなのために頑張ってくれている人には応援と感謝の気持ちを。
    怒ったり悪口をいったりしてもしかたがありません。迷惑をかけるなんてもってのほか。
    おいしいものを食べて、また明日。

    そんなような、寛容と明朗の心がけを動物達のコミカルな姿を通じて描いた絵本だと感じた。
    店員さんに怒鳴ったり土下座を強要したり不必要にSNSに晒し上げたりしちゃうタイプの人たちにもぜひ読み聞かせたい作品。


    51刷
    2023.2.12

  • ピタゴラスイッチのかわいさ、ほのぼの感と、冒険的なハラハラもあって安定の面白さ。

  • s3y7m
    じっと見てる 字が多いから、まだ早い感じはある
    でも気に入ってる

  • もぐらバスの乗客に憧れちゃうな。怒らない。焦らない。急がない。仕方ないね。って言い合う。仕方ないこと、いっぱいあるよね。

  • 子供たちの大好きな絵本。ピタゴラスイッチ好きな我が子は、絵にどハマり。リズムがよくて、読み聞かせてても飽きないし、思いつかないような展開に、読み終わった後すっきりします。

  • 「ピタゴラスイッチ」の企画・監修を手掛ける佐藤雅彦さんとうちのますみさんによる絵本。
    ネズミやスズメ、トカゲなどのお客さんを乗せて、人間の町の地面の下を運行する「もぐらバス」のお話です。

    「ごあんない」に「かえるのかたは、よくみずをふいてからのってください」とあったり、実際に「ひょうたんいけ」のバス停には恐らく身体を拭く用と思われるタオルがかけてあったり、不思議な生活感が随所にちりばめられていて楽しい!
    朝は生えていなかったはずのタケノコに道を塞がれ立往生した際も、乗客が「たけのこじゃしかたない」「たけのこじゃしかたない」と口々に言っていて、地下の世界じゃよくある出来事なんだなあと想像できたり。そのタケノコがスーパーで下茹でされて無料で配られるのも、のんびりしていていいですよね。

    大人も子どもも楽しめました。続編があればいいのに。

  • 「ピタゴラスイッチ」の制作陣が描いた絵本。舞台は地面の下。もぐらが掘ったトンネルを運行する“もぐらバス”は、様々な生き物が利用する。そしていつものルートを走行していると突然-。

    私たち人間が生活している世界からは見えない、別の世界が存在する。そしてそこでは地下特有の事件も起こるものです。何気ない但し書きや淡々とした言い回しにニヤリとさせられます。
    「ピタゴラスイッチ」好きには堪らない、大人向け絵本。

  • 図書館の巨大本で1度読み、もう1度読み聞かせたくて探したけど、人気でなかなか借りれなかったため、購入。
    絵も細かい所できちんと繋がっていておもしろい(例えば、最初の地中地図でちゃんとたけのこの頭が出てたり)ストーリーもおもしろく、大人も楽しめる本。

  • ほのぼのとしつつ楽しめる素敵な本でした♪ 

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      うちのますみのイラストが、佐藤雅彦の視点を柔らかくしている感じで素敵です!
      うちのますみのイラストが、佐藤雅彦の視点を柔らかくしている感じで素敵です!
      2012/11/27
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著者プロフィール

国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構

「2024年 『宇宙ビジネスのための宇宙法入門〔第3版〕』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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