あめあがりの名探偵

著者 :
  • 偕成社
4.27
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本棚登録 : 587
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (142ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784033452609

感想・レビュー・書評

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  • ミステリーで、あらすじを書くのは、読む楽しみを奪うようなもの。だから、ちょっとだけ内容がわかる程度にご紹介。この本には、二つの事件がはいっていて、それぞれが事件編、解答編にわかれている。事件編では、小さな子どもでもわかるように、おはなしの骨格だけで、
    成立しているカンジ。登場人物のキャラクターも、「ひかりものすきよ」さんとか「石頭けいぶ」とか、名前だけで、ばっちり理解できるようになっている。しかし、なにより作者の配慮が心憎いのは、解答編だろう。こどもは、ストーリーの中で「なぜ」を説明されても、なかなか理解しない。どこからどこまでお話なのか、答えなのかわからにままに流して聞いてしまう。事件編と解答編とハッキリとわかれていることで、子どもには理解しやすいし、何よりこの本が想定している読者層のなぞなぞ好きのこころを刺激し、読書する気のない子どもでも、ついうかうか読書させてしまう本だと思う。単行本であるのに、文字が少なく、各ページに必ず、大きく絵が描かれているところは、まるで絵本なのだ。

  • ハラマキオウムって面白い名前だと思った。

  • じこくパン食い競争のお話ででてくるキャラクターとおなじじんぶつがこのおはなしで2人もでてきたのでびっくりしました。

  • 図書館本。このシリーズは半分くらい読破できたかしら??

  • 雨が降った後に事件を解決したんじゃないのかなぁと思った。

  • 事件その1「しょうゆケーキじけん」で、
    フランス堂のおじさんのつくるケーキは、みそ味でイギリス堂のおじさんのつくるケーキは、しょうゆ味で、どっちらもおいしくなさそう

  • な ①20200221

  • [江戸川区図書館]

    「ミルキー杉山のあなたも名探偵」シリーズの第9巻。
    しょうゆケーキ事件、ハラマキオウム事件、怪盗ムッシュのてがみ

    「しょうゆケーキ」事件ではゲテモノケーキ?が出てくるけど、この話でのトリックは定番だからすぐに検討がついたぞ。そして怪盗ムッシュの手紙も、わざわざそんなことしなくてもふつーに手紙送っちゃってもいいのに、とか突っ込みたかったけれど我慢我慢(笑)

  •  今回は3話中、1つ完全に分かって、1つ半分ぐらい正解で、もう1つは全然分かんなかった…。
     相変わらず難しいぜ。

     3話目のラスト、ミルキー杉山さんと奥さんが並んで一緒に帰るシーンがよかった。

  • シリーズ第9巻。「しょうゆケーキ事件」「ハラマキオウム事件」「怪盗ムッシュのてがみ」+ミルキー新聞そくほう2収録。
    ミルキー杉山の説明が手書きでない、解答編の扉文字(?)も事件名の表記などの変更あり。「しょうゆ〜」は、平和な事件。そくほう2を読むと、うめぼしケーキは1日30個限定らしいΣ(°_°)ほんとに?「ハラマキ〜」は、結構面白かった。犯人の特定しかできなかった……。解答編を読むと、上手く考えてるな〜と感心。「怪盗〜」は、てっきり郵便局員に変装かと。騙された〜!たつ子は凄いなあ。オチに少ししんみり。

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著者プロフィール

杉山亮(すぎやま・あきら):1954年東京生まれ。76年、都の公立保育園の第一号男性保育者として伊豆諸島の利島保育園で働く。以後83年まで各地の保育園、幼稚園に勤務。30歳のときにおもちゃ作家へ転身。「おもちゃいろいろ・なぞなぞ工房」を主宰する。現在は山梨県北杜市小淵沢の高原で児童書の執筆をして暮らす。主な著書に『子どものことを子どもにきく』(ちくま文庫)、『あなたも名探偵』シリーズ(偕成社)、『たからものくらべ』(福音館書店)、『青空晴之助』『児童書作家の思いつき』(仮説社)などがある。また、ストーリーテラーとして「ものがたりライブ」というお話会を全国各地の図書館、小学校で開いている。

「2023年 『子どもをおいて旅にでた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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