わたしのいもうと (新編・絵本平和のために)

著者 :
  • 偕成社
4.05
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本棚登録 : 730
感想 : 121
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784034380505

作品紹介・あらすじ

妹をいじめた同級生たちは、そんなことなど忘れて中学生になり、高校生になっていきました。

感想・レビュー・書評

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  • これは辛い。
    きょうだいの目線だからこそ余計にその辛さが突き刺さる。
    でもいじめた方は覚えてもなくて、今も楽しく生きている。

  • 私は、こんなにも救いのない絵本を読んだ記憶がありません。

    お姉さんの語りで物語は進んでいきます。そんなお姉さんが語るのは、”いもうと”がいじめられているということ。

    ブログにて詳しいレビューしています*
    https://happybooks.fun/entry/2021/01/17/150446

  • ついに読ませるときが来た。来てしまった、と言うべきか。はじめは読んで聞かせた。そしたらもう一度手に取った。読み終えるとボロボロ涙をこぼして泣いた。それから何度も何度も読み、みんなにもこのお話が伝わればいいのに…と口にした。この本のもつ力は、いつの時代も子どもの、いや、大人の心にも強く訴えかけてくる。

  • 第三者の立場としていじめの実態を目の当たりにしたかんじ。いじめってことばはなくなってほしい。犯罪という表現で間違ってないんだと、思った。

  • ただただ悲しい話。最後のページのメモがグサリと胸にささる。そう、加害者は時が経つと忘れる。けれどいじめをされた方はずっとその苦しみを抱えたまま。この本はあとがきまでしっかり読んでほしいです。
    〇小学校中学年~

  • 学級の子ども達に、読み聞かせをすると、私が必ず途中で泣いてしまい、なかなか先に読み進めない絵本です。鬼の目にも涙…の状態の教室で、高学年の子供たちは静まり返った教室の中で、私の涙声の絵本に聴きいります。そして、いじめって絶対あかんなぁ、と言い読み終わった瞬間、深く息を吐き出す子供たちの姿が、いつも印象的な奥の深い絵本です。

  • 三年生くらいからの読み聞かせ向き。
    暗くてつらい内容でも、大人が読み聞かせなければ、子供は自分から手に取らない本。

    切ない話で、身を切られそうだけど、
    この本があることによって救われる子がいることを祈ります。

  • 読んだ時、すごいかわいそうでした。
    わたしも、おもしろがってやってたのでやめる。

    3年生になってから、1学期の時にいじめられました。
    いじめは、いつも同じ男の人で、いつもおなじような人、
    学校をやめようかと思いました。
    たぶんこの本の中のいもうとさんと同じ気もちをしてたでしょう。
    ゆめに10回ぐらいでたことかあります。
    かなしかった、つらかった。苦しかった。
    もうこのままどうなるの?
    そしてまわりにそうたんしてすこしだけおさまりました。
    もう続かないでほしいと思います。

  • 悲しすぎて悲しすぎて!怒りを覚えました
    でもぜひ読んでみて下さい
    二度とこのような悲劇をうまないために。

  • ある資格の取得のために学校に行っていた時期があります。そのときの一緒のクラスになった子がいました。その子と周囲の子の関係を見ていて心配になった先生が「いじめられているのではないですか」と本人に何度も聞いていた。その子は「いじめられていない。ただイジられているだけ」と言っていた。心配して言ってくれている先生を、その子は嫌がっていた。自分が今の立場になって思うことがあります。例え「イジられている」だけなのかもしれないけど他者が「いじめている」ように感じることは度が過ぎているということ。そして本人は良いかもしれないが、イジっている子が他の子に同じことをしたときのことを考えないといけない。なぜなら違う子にとっては「いじめ」と感じる可能性がある。そして、その子達は「いじめている」という感覚を失ってしまっているかもしれないのだから。被害者も加害者も出さないように考えないといけない思います。

    読んでいて悲しくなる。どうして助けてあげることができなかったのでしょうか。そして加害者になった子ども達は、どのような大人になったのでしょうか。いじめの被害者が出たとうことは加害者も出たということ。被害者も加害者も出さないように教育していかないといけないですよね。

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著者プロフィール

1926年、東京生まれ。1944年頃より童話を書きはじめ、1956年、信州へ民話の探訪に入り、『龍の子太郎』(講談社)に結実、国際アンデルセン賞優良賞を受ける。以来、民話に魅せられ創作と共に生涯の仕事となる。日本民話の会の設立にかかわり、松谷みよ子民話研究室を主宰。著書に『女川・雄勝の民話』(国土社)『日本の昔話』『日本の伝説』『昔話一二ヶ月』『民話の世界』(共に講談社)『現代民俗考』8巻(立風書房)など。

「1993年 『狐をめぐる世間話』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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